前種カラスシジミと外見はよく似ています。
もちろん名前も同じような蝶ですが、幼虫
の食草が異なるためか、町内での生息域
はあまり重なっていないようです。どちらの
種も子供の頃は、何年かに一度ずつ採集
したものですが、写真は近年まで撮影でき
ずにいました。裏面の模様はミドリシジミ類
ともよく似ていて、せっかくのシャッターチャ
ンスを、勘違いのために逃したこともありま
した。とにかく後翅裏面の肛角部をしっかり
と確認してみましょう。
また、活動期のピークも前種カラスシジミ
の方がやや早く、本種は8月に入ってから
でも新鮮な個体を見掛けます。
私がこのミヤマカラスシジミを初めて撮影
したのは、かつてよく採集に訪れた山の頂
上付近で、展望の開けた広場の片隅に咲
いた、花の蜜を吸っているシーンでした。近
くでは何人かの観光客の皆さんが、軽井沢
の眺めを楽しみ、全景をカメラにおさめよう
と歓喜の声を上げながら、シャッターを押し
ています。その隣りで私は、レンズをマクロ
にセットし、この小さな蝶をめいっぱいの接
写で撮っているのです。何とも対照的な構
図でした。
最近になって多産箇所と発生のピークが、
ぼんやり見えてきました。
♂ 裏 7月20日 町内
参考写真 カラスシジミ 7月31日 町内
後翅外縁には
黒斑点が並ぶ。
後翅外縁の紋は∩字型。

終齢幼虫。 6月22日 町内
食草の一種、クロツバラの幹を這ってた。

性標。前翅上湾部の
中央にダ円形のコブ。

♀ 裏 7月31日 町内
データ
・分 類:シジミチョウ科ミドリシジミ亜科
・初見日:7月14日〜(2001年記録)
・終見日:〜9月6日(2006年記録)
・化 性:年1化
