モンシロチョウ Pieris rapae crucivora 

 広く一般に親しまれ、これほど有名な蝶
は他にないでしょう。それが実は、輸入され
た農作物と一緒に国内へ入り込んだ、帰化
昆虫の一種だという説は、あまり知られてい
ないようです。キャベツ等の害虫として、俗
にアオムシと呼ばれる幼虫の存在もよく知
られ、小学校の理科では、飼育・観察の教
材にもなっています。
 実際多産しているのは、キャベツ畑や菜
の花畑ですが、他にも山間部の渓流沿い
で、様々な蝶と同様吸水していたり、アザミ
に群れていたりもします。
 軽井沢でも条件さえ良ければ、3月下旬に
姿を見せ、成虫越冬しない種類としては最
も発生が早く、4月〜5月にかけての春型の
活動期を経て、6月に入るとすぐに夏型が飛
び始めます。その後、秋が終わるまで夏型
による世代交代が繰り返され、町内では9月
も半ばを過ぎた頃がピークとなり、夏型の撮
影はその頃が一番し易くなります。
 秋になると蝶も減り、思わず気が緩みが
ちになりますが、夏の名残りと秋の台頭とい
う、2つのシーンが同居する9月こそ、一年で
最も油断してはいけない時期だと思ってい
ます。特に9月の長雨で、気温の低い日が
続いた後、久しぶりに晴れて気温が上がっ
た時こそ要注意です。

夏型 交尾      6月2日 町内 

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夏型 ♀ 表  9月19日 町内

夏型 ♂ 表 6月15日 町内

春型 ♀ 表  5月8日 町内

春型の♂は
紋が弱い。

春型 ♂ 表    3月31日 町内

産卵         6月13日 町内 

 データ

・分  類:シロチョウ科シロチョウ亜科
・初見日:春型3月4日〜(2007年記録)
      夏型5月30日〜(2004年記録)
・終見日:〜春型6月20日(2011年記録)
      〜夏型11月23日(2011年記録)
・化  性:年4〜5化

・開  長:春型■■■■□□□□□□
      夏型■■■■■□□□□□
・食  草:アブラナ科各種、キャベツ、ダイコンなど
・越冬態:蛹
・難易度:春型★★☆☆☆☆☆☆☆☆
      夏型★☆☆☆☆☆☆☆☆☆
 
♀は前翅基部が黒ずむ。
春型 ♂ 裏    5月23日 町内
 春型の裏面は黒く濁る。