ムモンアカシジミ Shirozua jonasi 

 始めはこの蝶が軽井沢でも見られることを
知らず、実際♀から撮影してあったのですが、
先端に紋があるのはアカシジミだと思い込み、
後年、その部分に紋のない、♂を撮影したこ
とで、ようやく両者ともムモンアカシジミだった
と気付いたのでした。
 撮影はなるべく自然の中でと、心掛けてい
るのですが、私の観察した限りでは、白い車
の屋根やトランク、テニスコートのラインテー
プ等、人工的な白い物に飛来することが多く、
写真をご覧いただくにあたり、抵抗を感じるも
のばかりです。
 一連のゼフィルスでは最も発生が遅く、町
内では9月に入ってから頻繁に見掛ける変わ
った蝶です。その生活史も独特で、幼虫期は
アリの一種と共生しています。これについて
語ると長くなるので、こちらをご覧下さい。
 秋に見られることが多いので、色あせた個
体だと、遠目にはキチョウにも見えないことも
なく、面倒でも近付いて確認することをお薦
めします。 

♀ 活動期末の個体。   9月15日 町内 

♂ 活動期末の個体。   9月23日 町内

♀ 裏の模様は雌雄共通。       9月21日 町内   

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♂は先端に紋がない。

♂ 裏 珍しく7月に撮影。      7月29日 町内

♀は先端が黒くなる。

 データ

・分  類:シジミチョウ科ミドリシジミ亜科
・初見日:7月27日〜(2013年記録)
・終見日:〜9月23日(1995年記録)
・化  性:年1化
・開  長:■■□□□□□□□□

・食  草:若齢幼虫はブナ科コナラ、カシワ、クヌギ、
      成長と共にアブラムシ類を食す半肉食。
・越冬態:卵
・難易度:★★★★★★★★★☆
・R D B:長野県/準絶滅危惧
 

クサアリが群れる幼虫。  7月6日 町内