図鑑には後翅中央にある白斑列を見て、イ
チモンジセセリと区別するよう書いてあります。
それに従い昆虫クラブ入部当初から、注意し
て確認を続けていたのですが、多少ジグザグ
になる個体はあれど、どれもイチモンジセセリ
のようで、町内にオオチャバネセセリはいない
と思っていました。
本種を初めて見たのは軽井沢ではなく、近
隣の高原でベニヒカゲを探していた時でした。
そこでオオチャバネセセリを見掛け、これは明
らかに違うと実感したものでしたが、翅がボロ
ボロで翌年もう一度出直しました。再び見た本
種はアザミの花に群れていて、標高2,000mも
の高地に多産していながら、なぜはるかに低
い軽井沢では見られないのか、不思議に思っ
たものです。
しかしその後よく探せば、そこまで行かなく
ても、町内で撮影ができてしまったのです。一
度いることがわかってしまうと、更にこま目に
見て回り、軽井沢でも各地でオオチャバネセ
セリが撮れるようになりました。慣れてくると
遠目にも識別でき、一見して大柄なその翅は、
さすが種名に「オオ…」を名乗ることはあると
思いました。花から花へと舞うシーンでは、幅
の広い翅のはばたきが特に印象に残ります。
交尾 上が♀。 7月18日 町内
求愛 上が♀。 9月25日町内
正面。象徴的開翅。10月5日町内

中室の白斑は大きく明瞭。
触角が長め。
後翅の紋はジグザグに並ぶ。

アザミに3匹も群れた。 10月2日 町内
データ
・分 類:セセリチョウ科セセリチョウ亜科
・初見日:7月3日〜(2006年記録)
・終見日:〜10月27日(2003年記録)
・化 性:年2化
・開 長:■■□□□□□□□□


