オオウラギンスジヒョウモン Argyronome ruslana 

 同じ種類の蝶でも、地域によって個体差が
あります。温暖な低地では大柄になり、寒冷
な高地では小柄になる傾向があります。小学
生の頃、軽井沢より温暖な地域に住む親戚を
訪ねた時、素晴らしく大きなオオウラギンスジ
ヒョウモンの♀を採集したことがあり、とてもヒ
ョウモン類とは思えない堂々たる開長を誇り、
さすがにデカいと思ったものですが、軽井沢
産の本種はあまり大きくはありません。
 発生はやはり♂の方が早く、7月中旬には
現れ、♀は8月以降になるようです。9月に
入ると翅のいたんだ個体が♂♀共に観察で
き、撮影はその頃が一番しやすくなります。
ただし♀の方が少ないので、軽井沢でこの
蝶の♀を初めて見たのは、写真の撮影を始
めてから10年以上も経ってからでした。
 近年当たり年が続き、産卵シーンも撮れ、
交尾シーンに至っては、HP閉鎖の2ヶ月前
に撮れました。
 軽井沢で見られる蝶の中で最も種
名の長いオオウラギンスジヒョウモン。
一方で最も種名が短いのはアゲハ。
この両種を同時に1コマの写真に入
れたことがありました。

交尾シーン。左が♂。        8月21日 町内

←前種より翅形はとがる。 

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♂ 裏     7月16日 町内

性標やや太く3本。

実線になる。  

産卵           9月19日 町内
食草のスミレ類ではなく、枯れた花や
枯れ葉、枯れ草等に産みつける。

♀ 表            9月6日 町内

♂ 表        7月21日 町内

♀には先端に白い三角点。

前種と違って
白斑はない。

 データ

・分  類:タテハチョウ科タテハチョウ亜科
・初見日:6月25日〜(2011年記録)
・終見日:〜10月24日(2000年記録)
・化  性:年1化

・開  長:■■■■■■■□□□
・食  草:スミレ科多種
・越冬態:幼虫
・難易度:★★☆☆☆☆☆☆☆☆