4.ヒメシジミ (シジミチョウ科ヒメシジミ亜科)
 現在衰亡の危機にある蝶のほとんどが草原性で、ヒメシジミも例外ではありません。幼虫はキク科やマ
メ科など10科以上の植物を食草とし、生息箇所は町内各地に点在しています。しかし草原は少しずつ背
の高い植物層へと移行し、やがて森林化してしまう傾向にあります。そのことが本種の衰亡に直接影響
すると思われます。幸いにも今この蝶が確認できる場所には、定期的に草刈りがなされ、日当りの良い
状態が維持されている地所もあり、管理がしっかりしていることをありがたく感じます。環境省・準絶滅危
惧、長野県では留意種。

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5.ミヤマシジミ (シジミチョウ科ヒメシジミ亜科)
 シジミチョウ科の多くは近似種や近縁種が豊富で、初心者が見分けるには難しい場合があります。この
ミヤマシジミは前種ヒメシジミ、次種アサマシジミとよく似ています。町内での生息箇所はこの3種で異なる
ため、そこでも区別はできます。幼虫の食草はマメ科のコマツナギ。この植物は数ヶ所に群生地が見られ
ますが、ミヤマシジミが定着しているのは1ヶ所のみ。生息場所の地主さんに協力をお願いして、保護活
動にご理解頂いています。こういった例は珍しく、全国的には衰亡していて、主な生息地の河川改修など
による食草の減少が原因と考えられています。環境省では絶滅危惧TB類、長野県では絶滅危惧U類。

♂                    '02.6.28.

クサフジで吸蜜する集団。              '07.6.29.

ヘリが太く、青い部分との
境いも比較的明瞭。

コマツナギへ産卵中の♀に求愛する♂。
                     '07.6.19.

♀                    '07.6.19.
外縁のオレンジ紋が、この仲間の特徴。
 

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