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7.ミドリシジミ (シジミチョウ科ミドリシジミ亜科)
 蝶に詳しい人ならこのコーナーになぜミドリシジミが載っているのか疑問に思うでしょう。生息地は全国
に点在し、危機的状況にあるとは考えにくいからです。しかし場所を軽井沢に限定すると食樹のハンノキ
は少なく、ひとたび開発(すなわち破壊)が始まると、たちまち切り尽くされる可能性があります。ハンノキ
は湿地を好むため、生育箇所は限られます。現在町内で知られている場所は複数の地主さんの土地に
またがり、その地区で里山の保全活動をしている会の代表の方にご相談し、手入れの際はハンノキを残
すようお願いしました。やむなく切る場合は次世代を担う後継木(成長過程にある幼木)を残し、すでに伸
び切った高い木から順にと、説明しました。また万が一移植するなら、移植元と移植先とで、木の方位が
一致するよう要望させて頂きました。つまり北側の幹は移植先でも北向きになるようにということです。

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8.オナガシジミ (シジミチョウ科ミドリシジミ亜科)
 すでにお気付きだと思いますが、蝶を保護するには幼虫の食草(食樹)を守る必要があります。従って
土地開発の際は、単に邪魔だからと言って木を切るのではなく、きちんと調査した上でその植物に依存
する生命がないか確認を願いたいものです。オナガシジミの食樹はクルミ科のオニグルミ。町内では各
地に生えていますが、必ずしも全ての箇所でオナガシジミが見られるわけではありません。

AM 8:30 地表に降りて開翅する♂。      '08.8.27.

ミドリシジミには酷似した仲間が多く、オオミドリ
シジミ、エゾミドリシジミ、ジョウザンミドリシジミ、
アイノミドリシジミ、メスアカミドリシジミ等が町内
に生息しています。初心者には見分けは困難。

下草に降りる。                    '01.7.27.
 

幼虫の食樹、オニグルミ。        '01.7.31.

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PM 5:30 ♂同士のナワバリ争い。 '07.8.24.