・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

14.オオムラサキ (タテハチョウ科タテハチョウ亜科)
 かつて雑木林でよく見られたそうですが、今や某地区の一部にいるだけです。軽井沢という場所柄、別
荘や自宅を持ちたいと思う人は少なくないでしょう。できれば自然が豊かで、静かな場所をと願うのは当
然の心理です。好条件の土地を探していたら国蝶の生息する林を発見。素晴らしい環境にすぐさま発注
し、建設を始めます。売れると分かると業者は一斉に林を拓き、食樹のエノキもろとも伐採。家が建つ頃
にはオオムラサキは絶滅し、その土地に何の魅力もなくなってしまう…。こんなお粗末な作り話が実話に
なってしまう可能性が軽井沢には充分あります。環境省・準絶滅危惧、長野県・留意種です。

15.ヒョウモンチョウ (タテハチョウ科タテハチョウ亜科)
 環境省・絶滅危惧U類、長野県・準絶滅危惧種。草原を好み、コヒョウモンと混生する場所があります。
局地的に多産するコヒョウモンに対し、本種は極めて少なく、各地を徹底調査しなければ見い出すことは
困難です。やはり草原の減少が最大の原因として考えられ、放置されて森林化した緑地の手入れが必
要でしょう。しかし今、あらためて草原を復活させた所で、再び本種が個体数を増すことは難しいのでは
ないかと思えるほど、種の存続の危機にあります。唯一の救いはこの蝶の最多産箇所が、しっかりした
組織が管理している、手入れの行き届いた草地だということでしょう。もちろん管理者の方にはそのこと
を報告し、諸々の協力をお願いしています。しかしながら近年、その土地の一部が削られてしまいました。

前頁へ  次頁へ  目次へ

♂ 紫に光るのは♂だけ。             '07.7.16.      翅を閉じた所。          '06.7.28.

♂の翅表。                   '10.7.17.           交尾(上が♀)。        '16.7.4.