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18.キマダラセセリ (セセリチョウ科セセリチョウ亜科)
 比較的温暖な低地ではある程度の個体数が見られるようですが、町内では稀な種類としてカウントされ
ます。かつて長野県準絶滅危惧から、2015年版のレッドデータでは除外されたようです。イネ科の植物が
食草のため、生息箇所は明るく開けた草地がメイン。単体で確認されることがほとんどですが、同時に複
数匹を見られる空き地が数ヶ所あります。危機的と感じるのは、そのような空き地が次々と分譲地化され
ていること。不動産業者の多くは取り扱い物件の植生調査など行なっておらず、昆虫の絶滅危惧種につ
いてはまず情報を持ち合わせていないのが常です。指導する立ち場の行政も、土地を購入して転入する
新住民も、まさか自分のせいで貴重な自然が破壊されてるとは意識していません。稀少動植物に関する
情報を集約し、管理運用するシステムの確立が急務だろうと思いますが、その一方でデータが悪用され
れば、マニアによる乱獲が助長される危険性もあります。

19.コキマダラセセリ (セセリチョウ科セセリチョウ亜科)
 かつては難なく確認できた蝶で、衰亡を感じるものではありませんでした。しかし写真を撮るようになって
から、以前多産していた場所では全く見られなくなっていることに気付きました。公的なレッドリストにはラン
キングされていませんが、生息範囲が狭まっていることは事実です。軽井沢では半分のエリアに集中して
見られるだけになってしまいました。やはり草原性といえる本種は、明るい原っぱが住みかです。問題は
草原に対する理解が不充分だと言うことでしょう。森林を伐採して道路を作り、家を建てる工事には、視覚
的な破壊を感じさせる影響力があります。ところが何もない(…ように見える)原っぱを宅地化しても、環境
にダメージを与えているとは考えにくいようです。今まさに危機にあるのは、草原性の蝶ばかりなのに…。

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♂ 表          '03.7.8.    ♂ 裏          '03.7.15.     ♀ 表          '00.7.26.
 

表                  '01.7.19.

裏                 '02.7.19.