ツマキチョウ Anthocharis scolymus 

 どんな蝶でもそれぞれ活動期間が決まって
いて、春から秋まで連続して見られるものか
ら、ある限られた時期にだけ現われるものま
で様々です。シロチョウ科の多くは多化性の
蝶で春と夏、または夏と秋の季節型を有する
か、あるいは年1化の種類であっても、冬を
はさんで成虫の活動期が二つの季節におよ
ぶものなのですが、ツマキチョウは5月〜6月
にかけての短い期間にだけ見られる蝶です。
 小柄な蝶なので、遠くからでも他のシロチョ
ウ科とは区別できますが、ヒメシロチョウと混
生している箇所では、注意して見て下さい。
 個体数は決して少なくはないし、飛ぶスピ
ードも速くはありませんが、ちょろちょろ動く
ので、意外と撮影には苦戦。活動期末にで
も状態の良いまま残ってくれた者なら、弱々
しく開翅して、スパッと翅表が撮れる場合が
あります。その頃が狙い目かな?
 普段は飛び方のおとなしいツマキチョウで
すが、ある時ひとまわり大きなスジグロチョウ
とすれ違ったとたん、態度を一変させ、相手
の背後に回り込んだかと思うと、ものすごい
勢いであおり立て、ぐんぐん速度を上げなが
ら追いまくるシーンを目撃したことがありま
す。♂同士のナワバリ争いでしょう。

♂  翅のツマがオレンジ色。    6月9日 町内

♀のツマは白。      5月8日 町内

産卵      5月8日 町内
アブラナ科のハルザキヤマ
ガラシ。この植物は外来種。

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求愛?             5月23日 町内
♂にとって求愛も、♀にとっては交尾拒否。 

 データ

・分  類:シロチョウ科シロチョウ亜科
・初見日:4月8日〜(2004年記録)
・終見日:〜6月21日(2005年記録)
・化  性:年1化

・開  長:■■■□□□□□□□
・食  草:アブラナ科タネツケバナ、ヤマハタザオなど
・越冬態:蛹
・難易度:★★☆☆☆☆☆☆☆☆
 

交尾         5月7日 町内