ウラギンヒョウモン Fabriciana adippe pallescens 

 この蝶も子供の頃から馴染みが深く、気が
付けばそこにいるのが当然という存在でした。
花と蝶と言えば、風物詩として不変的な組み
合わせですが、ヒョウモン類に限って言えば、
反射的にアザミを思い浮かべてしまうのは、
愛好家としての固定観念でしょうか?
 次種ギンボシヒョウモン同様、まず♂が多
数現れ、一旦とぎれて♀と入れ替わるように
感じます。しかしそれでは種の保存ができず、
雌雄同時に見ることが、しばらく私の観察テ
ーマの一つになっていました。次種ギンボシ
…と共に個体数が多く、町内産ヒョウモン類
の多産種としてはトップ3に入ります。観察を
続けると♀も早いうちから活動しており、交
尾は夏眠前に済ませていました。産卵は夏
眠後、草むらに潜り込んで腹部を伸ばし、枯
れ草の茂みにします。カメラが近付けられず、
毎度苦戦しています。
 撮影は時として仕事中に行うこともありま
す。電話の応対をすれば良いだけの時間に
は、コードレスホンを持ち、カメラを片手に庭
先をウロウロ。そこで見つけたウラギンヒョウ
モンを撮ろうとした所で電話が鳴り、
 「頼むから逃げないでくれ…。」
 と願いつつ、無事おさえたことがありました。
そんなに無理をしなくても、余裕で撮れる種
なのですが…。 

♂ 表           6月22日 町内

ウラギン2匹とギンボシ3匹。全て♂。 6月27日 町内

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交尾 左が♂。   8月1日 町内  

後翅亜外縁には、
褐色の紋が並ぶ。

性標太く2本。

♂ 裏      6月22日 町内

 データ

・分  類:タテハチョウ科タテハチョウ亜科
・初見日:5月23日〜(2002年記録)
・終見日:〜11月7日(2011年記録)
・化  性:年1化

・開  長:■■■■■■□□□□
・食  草:スミレ科多種
・越冬態:幼虫
・難易度:★☆☆☆☆☆☆☆☆☆
 
♀表 7月9日町内

枯れ草に産卵。
9月27日 町内