ウラギンスジヒョウモン Argyronome laodice japonica 

 「採る」と「撮る」とでは大違い、を実感させ
られる蝶です。8月下旬〜9月上旬に多く、採
集時に何ら不自由した思い出はなく、毎年そ
の時期になれば採れたので、これと言うエピ
ソードはありませんでした。写真を始めた当
初もわりとよく見掛け、簡単に何枚か撮るこ
とができたので、その後しばらく気にも掛け
ずにいたのです。しかし、
 「全ての種類を一から撮り直そう!」
 と決意した時には、なかなか撮れない、数
の少ない蝶になっていたのです。姿は見掛け
るのですが、今や年に1〜2回程度。これでは
ツマグロヒョウモンより出会う確率が低くなっ
たと言わざるを得ません。
 「あ〜ぁ、始めた頃に、もっときちんと撮って
おけば良かった…。」
 と反省することしきり。もっとも当時はホーム
ページの制作を前提にしてはいなかったので
すから、仕方がありません。
 撮影できそうな位置に止まってくれるかは
蝶次第。そこで撮れるかは腕次第。大きく息
を吸って呼吸を止め、ファインダーをのぞきな
がらターゲットへの距離を縮め、ようやく接写
する時には、私の顔はさぞかし赤く苦しそう
な表情をしていることでしょう。これは自分の
息でファインダーが曇らないようにするため
なのです。長年苦戦を強いられながら、よう
やく撮り直しができました。

♂ 裏              7月24日 町内

♀ 表               9月7日 町内

♀ 裏              8月18日 町内  

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♂ 表              7月9日 町内

本種は前翅
裏面にも白
斑列がある。
(♂♀共通)

♀は先端に白斑点。

性標やや細く2本。

点線になる。

←翅形
に丸み。

 データ

・分  類:タテハチョウ科タテハチョウ亜科
・初見日:7月9日〜(2013年記録)
・終見日:〜9月28日(1999年記録)
・化  性:年1化
・開  長:■■■■■■□□□□

・食  草:スミレ科多種
・越冬態:幼虫
・難易度:★★★★★★★☆☆☆
・R D B:環境省/絶滅危惧TB類
      長野県/準絶滅危惧