ウラジャノメ Lopinga achine 

 6月中旬〜7月中旬までの比較的短い活動
期間ですが、個体数は多い蝶です。特に6月
下旬、梅雨の晴れ間に気温の高い日がくると
にわかに数を増し、チラチラと飛び交い、木造
家屋の外壁などによく止まる姿を目にします。
とにかくウラジャノメは音に敏感で、撮影に失
敗することがしばしばありました。
 なにしろ刺激しないよう、そっと近付こうとし
ても、足元に散らばる枯れ枝を踏む音で逃げ
て行くのです。踏み場を整備しておいて近付
けたとしても、今度はシャッター音に反応して
ブレた写真になるのです。
 「もうダメだ!」
 こんな時、遠くからアップで撮れるレンズが欲
しいと、つくづく思うのですが我慢我慢。
 初めて買ったレンズはワーキングディスタンス
が約30cmあり、限界まで近付くとプリント時に
実物大で写るものでした。しかしある時それよ
り離れた位置からでも大きく写せるレンズが欲
しくなり、なけなしのお金をはたいて新品に買い
換えたのです。ところがそのレンズで満足でき
る大きさに写すには、一段と距離が短くなって
しまい、余計に撮影を困難にするありさま。カタ
ログをめくっても結局見方がわからないものだ
から、蝶たちに翻弄されながらも、今度は先端
から7cmの接写に慣れるしかないのでした。
 最近では機材のことも多少はわかるように
なり、また新たなレンズで挑んでいます。

裏                  6月30日 町内

表                7月3日 町内

獣糞に群れる♂。            6月30日 町内
中にいるのはイチモンジチョウ(左)とフタスジチョウ。 

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 データ

・分  類:タテハチョウ科ジャノメチョウ亜科
・初見日:6月16日〜(1998年記録)
・終見日:〜8月8日(2010年記録)
・化  性:年1化

・開  長:■■■■□□□□□□
・食  草:カヤツリグサ科ヒカゲスゲ、ショウジョウスゲなど
・越冬態:幼虫
・難易度:★★☆☆☆☆☆☆☆☆
  

求愛、下が♂。      7月22日 町内