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(左右に関係なく上のコマから読んでね)
その1 初対決
知る人ぞ知る努力の人
そして長男の鑑(かがみ)
左ァ門ついに登場!!
(今回は3部作です)
ひゆうまが中学1年の秋のことです。
ここ荒川区の河川敷では
東京都草野球連盟主催の
決勝戦が行われていた。
そこでは、ひゆうまと左ァ門豊作が
初めて対戦しようとしていた。
「火消しのひゆうま」
「代打の左ァ門」といえば
草野球ファンの間では
その名は知れわたっていた・・・
これまでひゆうまはピンチに登場するや
相手打者をバッタバッタと三振にきって落とし
ただ一度、花ノ形にホームランを打たれた以外は
すべてパーフェクトに抑えていた。
ひゆうまは一人抑えるごとに
チームから弁当1個が貰えた。
一方、左ァ門豊作は
これまで打率10割。
四球・敬遠以外はすべてホームラン。
まさに怪物でありました。
彼の野球技術もさることながら
その人格は、中学3年生とは思えないほど
成熟されているという。
ホームラン 5000円。
出塁(四球・敬遠も含む)1000円
これが彼の代打での相場らしい・・・
この日、見物客の間では
二人の勝負に
少なからぬお金が賭けられていた。
私は、この対決に
ひゆうまがどんな戦いをするか不安でした。
なぜかといいますと
左ァ門豊作は不幸な境遇に育ち
今もその貧しさから抜け出せないでいるらしい
からです。
左ァ門豊作は九州の貧しい水飲み百姓の家に
6人兄弟の長男として生まれ
彼が小さい時に両親を亡くし、
さらに借金のために住む家も失ったといいます。
彼らが東京に住むようになった経緯は
分かりませんが、
小さい時から体が大きく、老け顔だった彼は、
小学生の時から、弟や妹のために
金になることはなんでもやったといいます・・・
今日の代打での仕事も彼らにとっては
大事な収入源の一つなのです。
ひゆうま、あなたは小さい時から
いつも貧しい人や弱い人たちの味方だったわよね。
ちゃんと戦えるのひゆうま?
父は珍しく初対面の見物客と
意気投合し、お流れを頂戴して
野球はそっちのけで上機嫌です。
ああ、明子ねえちゃんは
今日のひゆうまが心配です・・・
試合は0対0のまま6回に入り
ついに左ァ門の名前が告げられた。
一方、ピッチャーには
ひゆうまの名前が告げられた。
ついに・・・
ついに左ァ門対ひゆうまの
対決です。
その1 おしまい
★新コーナー
明子の質問タイム
左ァ門さんへ質問 その1
明子 左ァ門さんはお弁当のおかずの中で
何が一番好きですか ?
左ァ門 そりゃあなんと言っても
塩ばよく効いたシャケが一番ですたい。
シャケさえあれば、他におかずはなんも
いらんたい。
明子 左ァ門さんは、サーモン好き・・・
(なんちゃって)
続きをご覧になりたい方は
※賭け事のことは明子は詳しくないので
説明不足があったらごめんね。(明子)