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【近況】
国際デジタルアニメーションフェスティバルNAGOYA2014」のオープニング・ムービーを制作しました。
2014年12月6日(土)、名古屋市青少年文化センターアートピアホール(11F)にて上映と入賞作品の発表が行われます。(※観覧希望者は事前登録が必要です)

(2014.11.22)

【近況】
1年ぶりの更新です。1年に1度更新するというのが習慣化しつつあります。
今年はあるプロジェクトに着手しようと考えています。
英語のprojectはラテン語のprojectioが元になっており、ドイツ語ではEntwurfに対応しますがこれは「投企(または企投)」とも訳されます。
私は今年、何かを「投げて」みたいと考えています。正確に言うと投げる準備をしたいと考えています。
たしかにこれまでも投げる試みを何度か行ってはきました。
しかし今回は少し、投げ方・投げる方向などに「ひと工夫」加えてみたいと思います。
今の私の大きな関心事は「近代」です。これがプロジェクトの重要なキーワードのひとつです。
私たち現代日本人は普段あまり「近代」というものを意識していないのではないかと思いますが、どうでしょうか?
今は「現代」であって「近代」ではない、そう思っている人が多いのではないかと想像します。
私は、「現代」というのは「近代」を無事に乗り越えなければやってこないものではないか、と考えたりします。
こんな奇妙なことを言うのは、今の日本がいまだ近代化の途上にあるような気がしてならないからです。
近代化というと工業化やインフラの整備や経済の高度成長というイメージが強く、そういった面だけを見ればたしかに日本は見事に近代化に成功したと言えます。
ですが、目を日本人の「内面」へと転じてみると、どうもいまだに前近代的なところに留まっているのではないかと感じるのです。
誤解のないように言っておきますと、私は近代化というものをノーチェックで称賛するようなスタンスではありません。
「近代」は人類のひとつの大きな成果ですが、さながら球体のように、光の当たる面と陰の面、両方持っていると思います。
日本は、フォルム(形状)の近代化に成功したがマテリアル(質)の近代化に失敗したのではないか、と私は見ています。
「3.11」以来、私はいろいろと考え悩んできましたが、最近ようやくひとつの「解答」を出せそうな予感を持っています。
うまく表現できるかわかりませんが、それをどこかのだれかに向けて投げてみたいと思っています。
世界は今たいへんに混沌としていて見通しが悪く、人はみな確かな支えがなく宙吊りになった状態でバラバラに動いています。
そういう世界で「作品」を創るということはある意味でとても虚しいことなのかもしれません。
けれども逆に言えば、そういう世界だからこそ作品を創る意味があるのだ、とも言えると思うのです。
(2014.01.13)

【近況】
とくに理由はありませんが、気まぐれで更新してみることにしました。
べつに今年の抱負とかそういうつもりは毛頭ありません。意味なんてありません。
前回の更新で東日本大震災について触れましたが、今回も触れないわけにはいきません。
震災の前と後では、あきらかに世界に対する見方が私の中で変わりました。
いえ、正確に言うなら、変わらざるを得なかったのです。
日常が壊れるという可能性を、あの日私は、今までにないほどハッキリと感じとりました。
地球的な規模で言えば、東北と東京の距離などごくごく小さなものです。
私が今現在、生きているのは「ただの偶然」に過ぎません。
私たちの人生は、自分の意志のままになることは少なく、
「ただの偶然」によって大きく変化させられていくということを絶えず意識しておく必要があります。
それは生死という深刻な問題に限らず、あらゆる場面に関して言えることです。
日々が、不条理であり理不尽なのです。
「希望」はどこにあるのか、と言いたくもなります。
ただ頑張ればいい、ただ前向きでいればいい、そういうものではないからです。
「絶望」がつねに自分のすぐ隣にあるという不安を抱いて生きなければなりません。
涙を流しながら、痛みに耐えながら、薄暗い道を足を引きずって歩いていくしかありません。
そんな私たちにとって信じるに足るものとはいったい何でしょうか。
私が今ここに存在するという事実。
そのたったひとつの場所から、いつも歩きだすしかありません。
(2013.01.07)

【近況】
この「スタジオマガラ」というウェブサイトも気づけば立ち上げて10年以上が経過しました。
「スタジオマガラ」は私が就職のために愛知県から東京に移り住んだときに作りました。
ほんとうにそういう名のスタジオが存在すると思っている方もいらっしゃるようですが、
「スタジオマガラ」はただのサイト名です。
その実態は粟津順という映像制作者の個人サイトです。
とは言うものの、とくにこのサイトで何らかの意味のある情報を発信しているわけではありません。
ただ「惰性」で、サイトを続けているだけです。
さて……
311以降、わたしはわたしなりに色々考えていました。
「何を」考えていたのかと問われると、簡単には答えられないですが、
自分に考えられることはひと通り考えたつもりですし、今でも考え続けています。
ひとつ先に言っておく必要があるかもしれませんが、
わたしはその「考える」という行為によって「なんとなく」得られたある種の結果的なもの(結論ではない)について
いつかどこかのタイミングで何らかの形で(できれば)世に出したいと思っています。
しかしそれは、わたし以外の人から見て何か意味や価値があるようなものではないかもしれません。
いや、ひょっとするとわたし自身にとっても意味や価値が充分にはないかもしれません。
じゃあなんでそんなことをする必要があるの?と思われるかもしれませんが、
それがわたしが「作品」と考えるものが持つ不可避の性質だからです。
(2012.03.27)

studiomagara@gmail.com