りっちゃんの出産体験記

陣痛の始まり2003年7月10日
午前4時38分〜8時予定日7月9日が過ぎてしまった夜中の0時過ぎ、お腹の赤ちゃんをナデナデしながらクリポンとお話していた。最初から独立記念日の 7月4日に産まれて欲しいなぁ〜って言ってたクリポン。それが過ぎてしまって次は七夕の7月7日希望〜!と言ってたりっちゃん。それ も過ぎちゃったから、やっぱり予定日の9日に出てきてくれるといいね、と言ってたけどそれも過ぎちゃった…。そしたら次は何日に出て きて欲しい?と聞くりっちゃんに、クリポンは「やっぱり7月11日かなぁ」と言った。りっちゃん「なんで?」 クリポン「セブンイレブンだ から〜」 りっちゃん「・・・・・・」 コンビニ風な誕生日で何が嬉しいんじゃーい!
その日は2時頃ベッドに入りスヤスヤ眠っていると…、その痛みは突然やってきた!(寝てたからその前に軽い痛みがあったのかは分から ないけど) なんだか下っ腹にキュウ〜っと痛みを感じて目を覚ます。時計を見ると明け方の4時38分。思考回路が止まっている頭で、 かすかに「下痢か?」なんて思いつつ、でもおトイレには行きたくならないまま痛みはどこかに行ってしまったので眠りにつく。再び生理痛 より少し痛いくらいのキュウ〜ッという痛みで目が覚めて時計を見ると12分後の4時50分。その瞬間「ハッ!」とするりっちゃん。 こ…これは、ひょっとして…?!でも一昨日の検診では、あと1週間くらい出て来なそうな感じだったから余裕で構えてたのにっ。こ…心 の準備がぁ〜。
一気に目が覚めてしまったので、とりあえずトイレに行った。するとトイレットペーパーに、かすか〜にピンク色の出血らしきものがついた。これって、 おしるし??ドキドキしながらも、でももし本当にこれから出産になっちゃったら、まだ2時間半しか寝てないし体力がもたないかも、と 思ってやっぱりとりあえず寝ることにした。痛みが来たら目は覚めちゃうので、枕元にノートと鉛筆を置いて痛くなる時間を書いていく。 12分の次が10分後に来た後は、あっという間に5〜6分間隔になっちゃった!これは本当に陣痛かも〜!と思ったら、緊張の為か再び 5時45分におトイレへ。するとかなりしっかりした出血があった。これは完璧におしるしだぁ〜!
これから出産になるのかと思ったら目がギラギラに冴えてきちゃって、とても寝てる場合じゃな〜い。陣痛は5〜6分間隔だから、クリ ポンに陣痛が来たことを言った方がいいかな?病院に電話した方がいいかな?と考えたけど、りっちゃんとしては長い陣痛を病院で過ごす のはイヤだったので我慢できるまで家にいたかったし、クリポンも今日の出産に備えて、もう少し寝かせてあげることにした。今の痛みは 、陣痛が来るとその時やっている動作が少し止まってしまうくらい。陣痛が過ぎるまでは思わず足の指先をくぅ〜っと丸めてしまう。 けど、そんな陣痛の合間を縫ってホームページの更新なんてしちゃったりする何気に余裕のりっちゃんだった(笑)
入院バッグの最終荷物確認なども終了したら、なんだかまた眠気がやってきた。今からこんなに眠くちゃこれからの出産が大変だ〜と思 って、また寝てみることにした。6時45分にベッドに入ったけど、陣痛が5〜6分間隔でやってくるから眠れない。陣痛の合間に何分か ウトウトできたくらいでまともに寝られないので、結局7時半頃起きることにした。今度はちゃんと着替えて、1週間おうちに帰って来ら れないから冷蔵庫の整理なんかをする。いつ入院になってもおかしくないからと思って、昨日の夜から陣痛中の飲み物用にラズベリーリー フティーを500mlのペットボトルに2本作って冷やしておくことにしたんだけど早くも役に立っちゃうなぁ。立って色々と作業している と、なんだか陣痛がさっきより痛くなってきた。陣痛がやってくると思わずキッチンテーブルに両手をついて、ぐぐっと手に力を入れながら陣 痛が過ぎるのを待つようになる。ん〜、痛くなってきたぞぉ〜。見ると陣痛はきっかり4分間隔になっている。これならうまくいけば今日 の夕方には赤ちゃんに会えるかも〜♪クリポン、赤ちゃんの誕生日はセブンイレブンにならないけどゴメンね〜、なんて思いながら陣痛に 耐えるりっちゃんだった。けど実際は、そんな簡単には行かないことをこの時のりっちゃんはまだ知らない…。
病院に行くまで 午前8時〜11時 ![]()
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7回連続で4分間隔の陣痛が来て、痛みも最初よりだいぶ強くなってきたので、8時15分頃クリポンに陣痛が来たことを言った。眠そ うな目でムニャムニャ言ってたクリポンも一気に目が覚めたみたいで「えっ?ホントに?!」とビックリしている。話している間にも陣痛が 来てりっちゃんが痛がっていると、クリポンは「うぉ〜、ホントだ〜、陣痛だ〜」と感動しているようで、りっちゃんに「痛い?痛い?」と聞 いてくる。痛いよっ!
クリポンと話してたら陣痛がまた5〜6分間隔に遠のいてしまったけど、クリポンが今の内にお母さんに陣痛が来たことを知らせて おいた方がいいんじゃない?と言うので、確かにそうだと思って電話することにした。8時45分頃りっちゃんの実家に電話をかけると、 お母さんは速攻「すぐそっちに行くわ!」と言ってくれた。おぉ〜、さすがは母。心強いのだ〜。りっちゃんは、お母さんが来る前にシャワ ーを浴びることにした。今日出産になったら、何日かシャワーを浴びられないからね。でも、シャワー中にも陣痛はやってくるので、浴室 の壁に手をついてじっと痛みが過ぎるのを待つ。でも陣痛が過ぎちゃうと全く痛くなくて、次の陣痛が来るまでは普段と変わらない状態な の。不思議だねぇ。
10時頃お母さんが到着!食べられる内に少し食べておいた方がいいと、持って来てくれたサンドイッチとおにぎりを食べる。その頃に は結構痛くなってたので、陣痛が来ると食べ物を置いて、座ったまま後ろにのけぞっちゃう。その時お母さんが腰をさすってくれたら、だ いぶ楽になったよ。クリポンは、りっちゃんが陣痛で痛がってるとすっごい嬉しそうで「おぉ〜、痛そうだなぁ〜♪」と笑いながらビデオ に撮っている…。ちょっとムッとしちゃったりっちゃんだけど、クリポンはもうすぐ赤ちゃんに会えるからデヘデヘみたい。しょうがない なぁ。
陣痛も4分間隔をキープしてるし、これより痛くなると病院に行くのも大変そうだと言うことで、10時35分についに病院に電話する と、入院の準備をしてすぐに来るように言われた。うお〜、入院だ〜!出産だ〜!ついにこの日がやって来たんだなぁ〜。赤ちゃん に会える嬉しいドキドキと、想像を絶するであろう痛みをこれから経験しなければならない不安のドキドキで、何とも言えない興奮と緊張 感…。入院バッグを持ってもらって外に出る。長かった妊婦生活も今日で終わりだ〜。この子にお腹の中から蹴られるのも今日で最後かと思 うと、ちょっぴり寂しいな。さあ、クリポンが運転する車にお母さんと一緒に乗り込んで、病院へ出発〜っ!
病院の診察 午前11時〜11時半 ![]()
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11:00AM。病院に到着。受付で陣痛が来ちゃうとちょっと辛そうなので、車の中で陣痛が来るのを待って、過ぎると同時に車を出た。 無事に受付を済ませソファーに座って待っていると、いつもは診察室に入るまで1〜2時間位待つのに5分くらいで呼ばれた。クリポンとお母さんに「行ってく るね!」と言って緊張しながら診察室へ。そう言えば、病院に着いたら安心したのか陣痛が6〜7分間隔くらいに遠のいちゃったみたい。
中に入ると院長先生が早速「内診してみましょう」と言って内診台へ直行。うぉ〜、ドキドキだぁ〜。今、出産はどれくらい進んでる状態 なんだろう?!先生は「子宮口が3cmくらい開いてますね」と言った。一昨日の検診では1cmくらいしか開いてなかったから、段々と開 いてきてるぞぉ〜。でも結構我慢してから来たつもりだったので、4cmくらい開いてるといいなぁって思ってたんだけどね。 子宮口は10cmで全開だけど、初産の妊婦さんの出産は、この子宮口が全開するまでが1番長く辛い時間らしい。5cm 開くまでは特にゆっくりなんだって。でも「3cm開いてるなら、このまま入院になるな」と思っていると、先生は「でも赤ちゃんは相変わらず 降りてきてないですねぇ。とても高い位置にいるし陣痛も少し遠のいているから、一度家に帰ってちょっと様子を見てもらいましょうか」だって 〜。そんなぁ〜、こんなに痛くなってきてるのに?!でもまだまだ時間がかかるのかもしれないし…、と思って立つと「このまま出産にな らなかったら、次回の検診は1週間後でいいです」なんて言われたよ。先生〜、陣痛来てるのに?子宮口3cm開いてるのに?と突っ込み たかったけど、プロが言うなら…と思って部屋を出る。先生はきっと、赤ちゃんがあまりにもまだ高い位置にいたから前駆陣痛だと思った のかなぁ。クリポンとお母さんに、いったん帰れって言われたよ、と言ったら超ビックリしてた。クリポンも超ハイテンションだったのに 何だか拍子抜けしちゃったみたい。みんなでトボトボと病院を後にしたのだった。
おうちでの陣痛 11時半〜15時 ![]()
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「次にこの家に帰ってくる時は母親になってるんだ…」な〜んて、感慨深く出てきたおうちに早くも戻ってきちゃった。でへへ。で もね、病院を出たらやっぱりすぐに陣痛は4分間隔に戻っちゃって、しかも家に着いてから確実に痛みのレベルがアップしたの。もう今す ぐにでも病院に戻りたい気分だったけど、さすがにそれはできないから、もうちょっと家で耐えてみることにする。
横になってると少し楽になったので、ベッドに転がって陣痛に耐える。この頃にはお母さんの腰さすりがないと、だいぶ辛くなってたの で、陣痛がやってくるとりっちゃんが「来た来たーーー」と言って、陣痛が過ぎるまでお母さんが腰をさする、と言う時間が続いていた。2人共 真剣な顔で陣痛を逃していると言うのに、またまたクリポンは嬉しそうにビデオ収録。陣痛がやってくると、りっちゃんは痛みで足の指先をよ じりながら布団の上で足をジタジタしてしまうのだけど、クリポンはそれがおもしろいらしく「今ビデオ撮ってるから、さっきの足やって、 やって〜」なんて言って楽しそう…(-_-メ)
そのうち、また眠気がやってきたので、12時頃から寝てみることにした。2時頃まで、陣痛の合間に少しだけウトウトできた。2時1 5分頃トイレに立つと、陣痛はもうかなり痛い!立ってる時に陣痛が来ると、思わずその場で床に四つん這いになってしまう。これ以上痛 くなると病院への移動も大変になってしまうので、今度こそ入院するべく病院へ向かうことにする。今回は先生が何と言おうと、絶対入院 するぞ〜っ!とやる気満々のりっちゃん。陣痛の合間におにぎりを食べて力をつけ、3:00PMに再び病院へ電話した。靴を履いて玄関の全身鏡に自分 の姿をうつして見る。りっちゃんのお腹は、か〜なり大きい。お腹の中にいるクリポンとりっちゃんの赤ちゃんが、今まさに出て来よ うとしてるんだ。もうすぐ会えるんだ。頑張るぞ〜!!さあ〜、出産だ〜!りっちゃんは病院に向けて家を出た。
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| 出産3週間前のおなか |
病院再び 15時〜16時寝っ転がってると少しは楽な陣痛だけど、車では座ってないといけないからかなり辛い。病院の駐車場に着いたけど、車を出るのに勇気 がいるよ〜。ナゼって、ただ今陣痛の間隔は3〜4分。この間に、車を出て病院まで歩き、靴を下駄箱に入れてスリッパを履き、受付を 済ませてソファーの空いている場所を見つけて座る、とここまで完了させないといけないから…。その間に陣痛が来てしまったら立ってい るのは不可能なので、ドコであろうと床に這いつくばってしまうのは確実だ(T-T) お母さんに「受付で陣痛が来ちゃったら床に四つん這いにな ってもいい?恥ずかしくない?」と確認して(ダメと言われても、どうしようもできないんだけどさ)、車を出る覚悟を決める。次の陣痛が過ぎたら行 くぞ〜。よし、今だ〜!りっちゃんは巨大なお腹を抱えて、ドッスンドッスンと早歩きで病院に入っていった。
いつもはの〜んびりのりっちゃんも、今回ばかりはテキパキと動いて陣痛が来る前に座ることに成功!ふぅ〜、一安心だよ〜。座ると少 しして陣痛がやってきたので、前かがみになりながらお母さんに腰をさすってもらう。
少し待っていると助産婦さんが迎えに来てくれて上の階へ案内された。クリポンとお母さんも一緒に、助産婦さんの後をついて 階段を上っていると途中で陣痛が〜。思わず階段の途中で両手をついて、四つん這いで痛みをこらえる。ちょっと恥ずかしい…。
ベッドと機械がある部屋に通されると、陣痛の進行状況を見るため陣痛監視装置を30分お腹に巻くと言われた。ここではずっと仰向け に寝ていないといけないし、陣痛が来ても腰をさすってもらえないから結構辛い。でもそこは助産婦さん。陣痛が来て辛そうにしていると、 何も言わずにゆっくりと吐く呼吸法を先導してやってくれた。
陣痛が来るとグラフの波が上がって、どれくらいの陣痛がどのくらい続いているのか、見てすぐわかるようになっている。助産婦さんは、 「結構いい陣痛が来てますよ〜」と言ってくれた。よしよし。この間、陣痛の間隔はきっかり3分。計測が終わると、また1階のロビーへ。今回も速攻名前を呼ばれたので診察室へ。ドキドキ…。早速内診して見てもらうと、これだけ痛いんだからかなり子宮口は開いているか と思いきや4cm。かなりショックだった〜。さっきから4時間もたってるし痛みもこんなにレベルアップしたのに、あれから1cmしか開い てないなんて〜(T-T) 1cmの差でこんなに痛いんだったら、あと6cm開いたらどうなっちゃうんだろう?!確かに陣痛は5cm以降、特に7 cm位からは激痛だとは聞いたけど…。
先生は「このまま入院になります」と言った。良かった〜、今回は帰されなくて。
分娩待機室 16時〜19時半 ![]()
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ついに入院だ〜!分娩待機室という部屋に案内されると病院のパジャマに着替えるように言われて、準備ができたら浣腸をするので分娩 室へ来るように言われた。えっ、いきなり浣腸?!りっちゃんの人生における浣腸歴は超〜昔に1回だけ…。助産婦さんに浣腸してもらう なんて、妊婦には恥も何もないのだね。トホホな気分になってくるので、浣腸についてはもう触れないでおこう(T-T)
さて、出産前にする事は全て完了し、この分娩待機室では陣痛に耐えながら子宮口が10cm開くのを待つだけ。ただ今4時半前。もうす ぐ陣痛が始まってから12時間たつなぁ。自分で勝手に考えた予定では、そろそろ産まれてる頃だったのに…。ところでこの分娩待機室には3つベッドが入っていて、それぞれの間がカーテンで仕切られているだけ。この時もりっちゃんの隣に1人 入っていて「痛いぃぃー」「もう我慢できないぃぃ」など、りっちゃんよりかなり辛そうな声が荒い呼吸と共に聞こえてくる。彼女のお母 さんと助産婦さんの会話を小耳に挟んだところ、彼女は昨日の明け方から入院していて子宮口も8cmまで開いているのに、そこから止まっ てしまったまま今に至るらしい。ひぇ〜大変そう。自分がそんなことになったら…と想像するだけで恐ろしい〜。
でも、そういうりっちゃんもだいぶ辛くなってきた。どうにか一番楽な体勢を探したくて、座ってみたり四つん這いになってみたり、部 屋に置いてあった陣痛逃し用の揺れる木馬の様なイスにも乗ってみたけど、どれも寝ているよりも痛く感じてしまう。寝ている方が陣痛の 進行が遅くなると本に書いてあったので別の姿勢になりたかったんだけど、結局少しでも痛みがマシに感じる横に寝るポーズで落ち着く。
でも陣痛はかなりレベルアップしたけれど、あいかわらず陣痛の合間は全く痛くないのでお話なんかもする余裕はまだある。5時半頃に 夕食が運ばれてきたけど、それはとても食べる気はしなかったけどね。この病院は食事がおいしいので有名だったから3口だけ食べてみた けど、気持ち悪くなりそうだったので諦めたよ。夜7時頃、仕事を終えたお姉ちゃんが遠い所をはるばる来てくれた。陣痛の合間には普通にお話をしているりっちゃんだけど、陣痛がや ってくると、荒い呼吸になりながらもさっき助産婦さんに教えてもらった呼吸法で痛みを逃す。でももう、この頃にはこんな呼吸法は全然役に 立ってない感じ。この病院は面会時間が7時半で終わりなので、お姉ちゃんは面会終了の放送が入ると「頑張るんだよ!!」と言って帰っ て行った。
何ヶ月か前に、立会い出産でも面会時間終了時にまだまだ生まれなそうな場合は一度帰ってもらうという説明を受けていたので、 クリポンとお母さんもいつ追い返されてしまうかビクビクしていたりっちゃん。だってもう、お母さんの腰さすりなしではとてもこの陣痛 に耐えられる状態ではなかったから。けれど優しい助産婦さんが大目に見てくれて、2人とも最後まで付き添わせてくれたの。助かった よ〜(T-T) 今考えても、お母さんとクリポンがいなかったらこの陣痛の痛みに1人で耐えられたかどうか分からないかも。
そして陣痛は、りっちゃんが今まで経験したこともないような激痛へとこれから変わっていくのだった…。
陣痛のピーク(前編) 19時半〜0時 ![]()
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これより先はノートなんてとれる状態ではなかったので、時間等の記憶はあやふや…。だいたいの目安ということで。
この頃になってくると、かなりの激しい痛みに陣痛の合間も口数が少なくなってきた。ひたすら陣痛に耐える辛い時間が続いていく。 多分8時頃、助産婦さんがお腹の赤ちゃんが元気か確認しにやってきた。この、お腹に機械をつけて赤ちゃんの心音を確認するのは、さっ きから定期的に来ていたけど、この時初めて子宮口の開き具合も見ると言われた。あ〜、どうか、もうすぐ全開でありますように!子宮口 は陣痛が来ている痛い時に見られるので辛いよ〜。助産婦さんは「いま6cmくらいですね。順調ですよ〜」と。なぬ〜?!まだ6cm!! やっと半分以上開いたものの、まだ6割かと思ったら気が遠くなるほど先が長い気がした。助産婦さんの「前半5cmより後半5cmの方が開 くの早いから、あともう少し!」の言葉を頼りにひたすら陣痛に耐える。あれから、どれくらいたっただろう。もう陣痛の合間にも言葉はない。陣痛が来ると、あまりの辛さに呼吸することを忘れてしまう。息 を止めたら、赤ちゃんに酸素が行かなくなって苦しくなってしまうのは頭では分かっているけれど、気がつくと息を止めて痛みに耐えてい た。毎回の様にクリポンに「呼吸!!」と言われて我に返る。息も絶え絶えにやっとの事で息を吐いていた。
りっちゃんは陣痛の痛みをベッドの頭の部分につかまって逃していたので、陣痛が来るたびにベッドは壊れそうなほどメキメキと音を立て た。クリポンが「これで赤ちゃんが生まれるなら、ベッドが壊れても弁償するから気にしなくていいぞ〜」と冗談を言ってるけど、笑う 余裕なんてもちろん全くなし。冗談じゃなく本当にベッドが壊れてしまいそうだ。くうぅぅぅ〜、痛いよ痛いよ痛いよ〜〜〜。この時、夜 10時頃。助産婦さんがまたやって来て見てもらうと子宮口は7cm。それから先は、もう地獄だった…。クリポンがさっき夜ご飯を食べに外へ出た時に、りっちゃんの為にデザートを買って来てくれたらしく「りっちゃんの好きなデザートだ よ。おいしそうだよ。食べる?」と聞いてくる。そんなもん食べられる状態じゃないのが分からんのかっ!でも少しでも元気付けようと一 生懸命なクリポン(ちょっと観点がずれてるのはご愛嬌)なのに、「いらないっつってんでしょお〜っ!!」とりっちゃんに怒鳴りつけら れて可哀想…。でもりっちゃんは、この時には理性なんてもんは無くなってるから、全てにおいて「がるるる…」って感じだったのだよ。
この頃には本当に辛くなってきて、陣痛が過ぎた瞬間から次の陣痛が来るのが怖くてたまらない。もうこんなに痛いのがあと1回でも来たら、私もう我慢できない! と毎回思っているのに陣痛は容赦なくやってくる。陣痛が来ては「これ以上この痛みが続いたら、私どうかなっちゃう!」「ああ〜っ、も うダメ!もう陣痛来なくていい!出産やめます!」なんて頭の中で叫びつつ、無言で痛みに耐えていた。りっちゃんのベッドから聞こえる のは、荒い呼吸と、お母さんとクリポンがりっちゃんの腰をさする音、そしてベッドのメキメキのみ…。この頃から、陣痛が来るといきみたい感じに変わってきた。赤ちゃんが急激に押し出ようとしてるような感じ。さすってもらってた腰も 、楽になる場所が段々移動してきて、今は肛門の近くにまで下がってきた。それにしても、本当にいきんでしまいそう。 でも子宮口が全開になるまでは、いきんではいけない。陣痛が来ると激痛を耐えるのでどうしても力が入ってしまう。けど、いきんでは いけないので、どうしていいか分からなくて気が狂いそうだ!ここからの陣痛は今までとは比べ物にならないほど最高に辛かった。 助産婦さんが様子を見にやってきた。ちょうど陣痛中で、反り返って目をひんむきながら息も絶え絶えに呼吸しているりっちゃんを見て、 「辛いねぇ、辛いねぇ」と助産婦さんも辛そうな顔をしていた。この時、夜中の0時を少しまわっていた。子宮口は8cm。
ついに7月11日に突入してしまった。クリポンがセブンイレブンがいいなんて言うから、ちゃんとパパの言うこと聞いて11日になる まで待ってたのだね。クリポンのせいだぁ〜!
陣痛のピーク(後編) ![]()
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2003年7月11日 午前0時〜1時半
段々といきみたい感じは強くなっていき、もう我慢ができなくなってきた。陣痛が来ると、りっちゃんは「出ちゃう!出ちゃうぅぅ!」 と叫んでいた。実際少しいきんでしまう。体力もほとんど限界。昨日は2時間半しか寝ないで陣痛が始まってしまったから、2日間ほとん ど寝てないし。こんなに激痛なのに、陣痛と陣痛の間にウトウト寝てしまうりっちゃん。そして陣痛が戻ってくると、ひぃひぃ呼吸しなが ら「出ちゃう出ちゃう!」、そしてベッドめきめき。そして過ぎると知らないうちに寝ている。この時ほど自分の体力が限界だと感じたこ とはなかった。ああ、神様!お願いですから、もう子宮口を全開にしてください!もうこれ以上、私には我慢できません!と必死に頭の中 で祈っていた。一刻も早くこの悪夢のような状態から抜け出したい!つらいつらいつらいいきみたいいきみたいいたいよ〜あう あうあうぅぅぅぅぅ〜〜〜(←頭の中の叫び)。私のあまりの苦しみように見かねて、お母さんが助産婦さんにインター ホンで「かなり痛そうなんですが、ちょっと見に来ていただけませんか」と電話しているのが聞こえる。
夜中の1時過ぎ頃。助産婦さんが子宮口をチェックしている中、りっちゃんは神にすがる思いで子宮口が全開になっていることを願った。 でも助産婦さんは「やっぱりまだ8cmくらいかなぁ」 がぁ〜ん、がぁ〜ん。さっきから変わってないなんて〜(T-T) いま助産婦さんが 行ってしまったら、次に来てもらうまでまた1時間以上は我慢しないとならない。陣痛1回耐えるのだって命がけなのに、どう考えてもそんなに耐えるなんて無理だ。助産婦さん に泣きつくように「もうこれ以上無理です…。いきんじゃいますぅ」と言うと、助産婦さんは少し考えて「次の陣痛が来たら、ここで少し いきんでみようか」と言われた。え?いいの?と思いつつも次の陣痛でいきむと、痛みを耐えるよりずっと楽だよ〜。陣痛の時いきむと少し 子宮口も広がるらしい。助産婦さんは「どうする?ここでもう少し頑張る?それとも分娩台に行ってみる?」 おお〜!分娩台!!妊娠中に色んな人の 出産記を読みあさったけど、たいていの人は分娩台でいきみ始めれば後は楽勝だと書いてあった。いきむのは痛みをこらえるよりもずっと 楽だと。だから私も分娩台に上がるまでが勝負だと思ってたので「分娩台」と聞いて涙が出るほど嬉しかった〜!迷いもせず「分娩台に行 きます!!」と答えたよ。やった〜、やった〜、分娩台だ〜!もうすぐ赤ちゃんに会える〜♪
分娩台に上がる前にトイレへ行くことになっ た。こんなに激痛なのにトイレ…。絶対トイレの途中で陣痛が来てしまいそう…。勇気をふりしぼってトイレへ向かう。幸いりっちゃんは、 こんなになっても陣痛の間隔が最初と同じ3〜4分間隔だったので(普通はこの頃には1分間隔で1分程続くので、ほとんどずっと痛い)、 陣痛が過ぎてすぐに立てばトイレまで歩いて行くのは余裕だった。車椅子も入れるような大きいトイレだったので、お母さんにトイレの中まで付き添ってもらう。 案の定、座っている途中に陣痛が来てしまうと、この体勢が無茶苦茶痛い!思わずお母さんに抱きついて、ガクガクと痙攣するようにしが みついていた。あまりの激痛に気が動転してしまって、どうにかして次の陣痛までにベッドに戻らなければ、と思っているのに頭が働かず 手が動かない。結構出血してたので手間取っていると、部屋に戻ろうと立った所でまた陣痛が来てしまった。今までで 一番の激痛に、トイレの床に手を着いて四つん這いになってしまったりっちゃん。そのりっちゃんをお母さんは抱きかかえ、強く抱きしめ てくれた。「はいはいはい…」と静かになだめるように言いながら、後ろに手をまわして腰をさすっていてくれたお母さん。私はこの時ほ ど、お母さんと言う存在を「母」として感じたことはなかった。本当に心強かった。
やっとの思いでトイレから戻ってきた。さあ次は分娩台だ!分娩待機室での最後の陣痛が過ぎるのを待ち、歩いて分娩室へ。ここから先 は、お母さんは部屋の外で待つことになる。りっちゃんは、立会い出産のクリポンと一緒に分娩室の中へ入っていった。
地獄の分娩台 1時半〜2時15分 ![]()
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1:30AM頃、分娩室に入ると助産婦さんが3人待っていてくれた。ついに、この分娩台に上がる時がやってきたのか〜。ちょっと感慨 深いものがあったけど、次の陣痛が来る前にそそくさと分娩台に上がる。点滴やら血圧測定の機械とか色々腕に取り付けられていく。と思 ったら、なぜか点滴の針がうまく入らないらしく、5〜6回くらい刺しては抜かれているみたい。本当だったらちょっと痛そうなシーンだけど、 陣痛の痛みを耐え続けていたりっちゃんには、ちょっと右腕がチクチクする程度で全く気にもならない。かえって次の陣痛に対する恐怖か ら気がそれた感じ?!
ようやく点滴の針も場所が決まって準備完了!「そうしたら次の陣痛が来たら、いきんでみましょうか」と助産婦さ ん。ああ〜、やっといきめるんだ〜!ここまで来れば赤ちゃんとの対面ももうすぐかと思うと嬉しくてしょうがない。さあ、次の陣痛がや ってきたぞ〜。助産婦さんの声に合わせて、息をはいてーーーーー、吸ってーーーーー「はい!息を止めていきんで!」声を出してはいけ ない。腰の横にあるバーにつかまって、おへそを見ながら力いっぱいいきむ!でもこれがイマイチ、どうやっていきめばいいのか分からな い。「もう少しお腹の下の方に力を入れてー!」んぐぐぐ…っ!こ、こう?!と思いながら力の限りいきむと「そうそう!上手〜!すごい すごい。この調子なら2時までに生まれるかもよ〜!」え?本当?あぁ、ホントにあと少し頑張ればいいんだ!陣痛の地獄のような痛みか ら、もうすぐ解放されるのかと思うと本当に心の底から嬉しかった。その後も陣痛が来るたびに、全ての力をふりしぼっていきむりっちゃ ん。目をつぶっていきむと目のまわりの血管が切れて、産後目のまわりが真っ黒になってしまうことがあると聞いたので、ひたすら目を開 けていることだけを考えていきんでいた。あとでクリポンに聞いたら、ものすごく目をひんむいていきんでいて、かなり怖かったらしい…。ここで先生登場。りっちゃんの足元で、てきぱきと準備をして先生も準備OK。これでいつ生まれてもOKなんだ〜。今度は先生の掛け声も 入って一生懸命いきむ。けどりっちゃんの陣痛は、この期に及んでもまだ3〜4分間隔。陣痛が来てる時にいきむので、陣痛が過ぎて3〜 4分は結構しーーんとひたすら次の陣痛が来るのを先生&助産婦さん達と一緒に待っていてヘンなムード。陣痛の間隔が長くてすみませ 〜ん、なんて謝りたくなっちゃったよ…(^_^;
その後も何度もいきんだけど、状況はあんまり変わらない。助産婦さんはいきみ方は褒めてくれるけど、赤ちゃんの状況は一向に教えて くれない。さっき生まれるかもって言われた2時に、もうなっちゃったよ。そろそろ頭くらい見えてきてもいい頃じゃないの?分娩台に上 がれば後は楽勝だなんて思ったのは全くの思い違いだった!本当に全てのパワーを使って力の限りいきむので、1回いきむのにものすごい 体力を消耗する。1回の陣痛に2回いきむのが理想みたいなんだけど、1回いきんだ後にもう1回なんて神業のよう…。どうにか2回いき んだ後は、額から流れ落ちる汗が目に入るほど顔がびっしょり濡れている。ひたすらりっちゃんの手をにぎりながら見守ることしかできな いクリポンに、りっちゃんはぜいぜいと肩で息をしながら「水!」(←を飲ませてと言いたい)、「汗!」(←を拭いてと言いたい)と、どう にか単語でお願い(命令とも言う?)する。
いきむ時につかまる腰の横のバーも、りっちゃんにはイマイチ力を発揮しづらくて、血圧計のコードや点滴が腕についているのもお構い なしに腕を上に振り上げたり、お尻の下に敷いたりしていきんでいた(^_^; お陰で点滴の針がかなりグリグリなっていたらしく、後で 見たら結構出血していた。その時は全然痛くなかったんだけどね…。陣痛室ですでに全ての体力を使い果たしたと思っていたのに、分娩室でも異常なほどの体力を消耗してもう自分の中のドコにも力なんて 残っていない。なのに陣痛が来たらまた力の限りいきまないといけないので、お願 いだから陣痛来ないで!と頭の中で叫んでいた。陣痛が来ないといきめないし、いきまなければ赤ちゃんは生まれないから、この状態を途 中でやめる訳にはいかないのに、りっちゃんには休息が必要だった。もう本当に限界でこれ以上は無理、と思っていても陣痛はやってきて 無条件にいきまなければならない。
赤ちゃんとご対面 2時15分〜2時31分 ![]()
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あと何回位いきめば終わるのか検討もつかず、もう本当に力尽きて気が遠くなりかけていた時、助産婦さんの「頭が見えてきましたよ!あと少 し!頑張ってー!」の声が。赤ちゃんの頭!もうそこまで来てるんだ!ここで頑張れば、この苦しみが終わる!赤ちゃんに会える!急に力 がみなぎってきたりっちゃんは、一刻も早く終わらせたくて力の限りふんばった。
この頃、会陰切開したんだと思う。先生が切りますよー、とか言ってたような気がする。でも麻酔したのは全然気がつかなかったけど。 りっちゃんは会陰切開はかなり嫌で、できれば直前まで様子を見て大丈夫そうなら切らないでくださいって言おうかと思っていたのに、そ の時は「切った方が早く出るんでしょ?どうぞどうぞ!早く切って〜っ!!」と思ったのは覚えている。その後も何度かいきむと「そうそう、その調子!次の陣痛で頑張れば頭が出ますよー!」と言われた。読みあさった出産記にはみんな、 頭が出たら力を抜いて、後は先生が赤ちゃんを出してくれると書いてあった。次 の陣痛で終わるかもしれない!!陣痛が来るとりっちゃんは全ての力を振り絞って頑張った。んぐぐぐぐぐーーーーっ!!でも出ない。更 に頑張る。でも出ない。「次の陣痛で生みましょう」と先生の声がまた聞こえる。今ので最高の力を出し切っちゃったから、次なんて力が 出ない〜(泣)と思いながらも、次の陣痛でまた力の限りいきんだ。でも出ない。だめだ。もう限界。再び気が遠くなりかかっていると、 先生が「本当にあともう少し!次の陣痛で頑張れば絶対生まれるよ!」と言っている声が聞こえる。ああ、次で本当に終わらせなければ…!これ以上、私にはもう頑張れない。
次の陣痛が来た時、りっちゃんは本当に本当に残っている全ての力を出し切って、自分でもまだこん な力が残っていたのか!とビックリするほどの力でいきんだ。いきみながら、もうこれ以上はダメ〜!と思っている時に先生が「あと ちょっとだー!このまま頑張れーっ!」と叫んでいる。そんなの絶対不可能だーーー!!!と頭の中で叫びながらも、この苦しみを終わら せたい一心で、りっちゃんは頑張った。いきんでいきんで頭の血管が切れちゃうかも〜〜!という時「頭が出ましたーーー!!」の声が! 心からの安心感と共に一瞬にして体の力が抜けた。すると助産婦さんが叫んだ。「肩が出ません!もっといきんでー!!今、首で止まって しまってます!!」なぬ〜〜っ?!頭が出たら終わりなんじゃないの?!もう最後の力も出し切ってしまったりっちゃんに、その言葉は拷 問のように聞こえた。いや、それ以上かも…。でも、ここでいきむのをやめたら、赤ちゃんの首がしまってしまうかも…!次の陣痛が来る まで3〜4分も その状態だったら危ないのかもしれない!りっちゃんは体の力を抜いたのも束の間、すぐにまたいきんだ。この時ほど女ってスゴイと 思ったことはない。それこそ開いていた手を握る力さえ残っていないほどの極限の状態だったのに、また力の限りいきんでいる自分がいた。 赤ちゃんの為だからこそできる、自分の限界を超えた力だった。例えこれが赤ちゃんの生死に関わると言われても、自分に出せる力はここ までという時点で「もうダメもうダメもうダメーーーーー!!限界いいぃぃぃ 〜〜〜っ!!!」と思うと同時に、助産婦さんがりっちゃんのお腹を力いっぱい押した。ぐいぐいぐい!何かとてつもなく大きいものが、 ぬるりんと出てくる感覚と共に、りっちゃんは「痛ぁぁぁーーーい!!!」と絶叫した。「生まれました〜〜〜!!」終わった!!終わった!!!りっちゃんは倒れるように分娩台に頭を置いた。でも赤ちゃんの泣き声が聞こえ ない。全く力の残っていない体を起こして、あわてて赤ちゃんの方を見た。りっちゃんの足元で先生が真剣な顔をして何かやっている。赤 ちゃんは見えない。クリポンと2人で不安そうな顔を見合わせた。「赤ちゃんは?赤ちゃんは大丈夫なの?」「分からない。」先生が赤ち ゃんの喉から何か吸い出している音が聞こえる。その2〜3秒後。ほぎゃあ〜〜、ほぎゃあ〜〜。赤ちゃんが泣いた。クリポンと手を固く 握り合ったまま、本当に嬉しそうに顔を見合わせた。先生が、まだ血まみれの赤ちゃんを見せてくれた。私の赤ちゃん。やっと会えた。 目がうるうると霞む。赤ちゃんはすぐに洗いに連れて行かれてしまったので、りっちゃんは分娩台にどっと倒れた。
はあぁぁぁ〜、本当に終わったんだ〜。ウソの様に陣痛の痛みはなくなっていた。クリポンは早くもビデオとカメラを持って、生まれた ばかりの私達の赤ちゃんが初めてのお風呂に入っている姿を撮っている(^-^) めっちゃくちゃ嬉しそう。
りっちゃんは胎盤を出してもらったり、会陰切開の傷口を縫ったりの手当てをしてもらっていた。私はこれが結構痛かった(T-T) お腹の 中の胎盤などを出してもらっている時、先生の「おぉっ!」と言う声と共に、何かがびよ〜んとお腹の中に戻ってしまった様な感覚が… (汗) その後しばらく、先生に力いっぱいお腹をグリグリされて、りっちゃんはずっと、うう〜〜ん!と唸っていた…。先生は「痛いね、痛いね、ゴ メンね」と言ってたから、普通はこんなことはないんだろう。やっと出産が終わったのに、まだ痛い可哀想なりっちゃんだった。洗われてすっかり綺麗になった赤ちゃんが連れて来られた♪りっちゃんの寝ている分娩台の横に置かれた赤ちゃん。生まれたばかりなの にちゃんと目を開けている。こんな大きな子が、りっちゃんのお腹の中に入ってたんだ…!りっちゃんが赤ちゃんに初めて言った言葉は 「頑張ったね。ありがとう。」感無量でりっちゃんの声はかすれていた。グーに握っている小さなお手手をぎゅっと握ってみた。何だか 不思議な感情がお腹の底でポカポカと沸いている。
クリポンが赤ちゃんを抱っこして、部屋の外で待っているお母さんに見せに行った。しばらくすると、満面の笑みで赤ちゃんを抱っこし たお母さんも部屋に入ってきた。お母さんも同じ様な思いをして私を産んでくれたんだ。そして、この日、私も母親になった。クリポンは 父親に。この日の感動は決して忘れないだろう。これから、クリポンとユズポンとりっちゃんの3人家族の生活が始まる。今スタート地点 に3人で並んでいるんだ。これから3人で1歩ずつ、楽しい道を一緒に歩いて行こうね(*^-^*)
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出産当日のほやほやユズポン
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あとがき2003年7月11日(まんまとセブンイレブンだ〜!)午前2時31分、ユズポンは生まれました。
出生体重3445g。頭囲より胸囲の方が大きいという、赤ちゃんにしてすでに外人さん体型?!
今はもう5ヵ月半になりました♪育児にもだいぶ慣れてきたけれど、やっぱり大変ですね〜。
出産体験記を書き始めてから、今日完成するまでに4ヶ月近くもかかってしまいました!
自分の時間はほとんどなくなってしまったけれど、赤ちゃんはとんでもなくかわいいです(^-^)まだ出産経験のない方や、これから出産される妊婦さんたち。
このページを読み終わって「大変そう〜」と思われているかと思います。
出産は大変です。でも1週間もしたらあの時は痛みは、す〜っかり忘れてしまいました。
こういう意味でも女ってスゴイですよね〜。
大変なのは長くても1日かそこらですから乗り越えられちゃうんです。
生まれてきた赤ちゃんを腕に抱けば、頑張って良かったと心から思えるはずです(^-^)この妊婦日記と出産体験記は、ママからユズポンへのプレゼントです。
10ヶ月かけてママのお腹の中で大きくなっていったこと、ユズポンが誕生した日のことを
大きくなったユズポンに読んでもらいたいな。最後まで読んでくださった方、本当にありがとうございました。
(2003年12月31日)