〜ミニミニ田んぼ作り#3〜
「収穫編」
庭の箱にイネを植えてお米を作っています。その名も「田んぼックス」。
都会のマンションのベランダでも、小さな家の庭先でもお米が作れるよ、というアピールです。バケツ1杯でもok。もちろん自給自足とまではいきませんが、お米一つぶのプロフィールを知るというのは現代社会のいろいろな疑問点に対しての小さなアンチテーゼでもあります。
みなさんも参考にしてやってみては?親子で研究とか、体が不自由でベッド生活の方の窓際に、あるいはガーデニングのついでに、など。
ついに収穫。(この前までの様子は「庭で米作り#1#2」の方をご覧ください。
かつて宇宙船ソユーズ内で麦を育てたという話があります。宇宙空間で長く生活した乗組員が精神的に支障をきたすという問題から、船内の小さな箱で育ててみたそうです。面倒を見て、手で触り、成長を見ることで精神安定に効果があったということです。
キレやすい現代社会にも効果あるかも?

いよいよ刈ろうと思います。さいわい鳥に食われませんでした。庭の梅の木等にたくさん鳥が来るので冷や冷やしていましたが。

2ndCDの作曲と録音に明け暮れていて刈るのが12月になってしまいました。おそらく本来ならもう少し早く刈らなければいけないのだと思います。しかしもともと放っておくとどうなるのかは興味があります。

こちらはおかぼです。思ったより育ちませんでした。これ以上待っても実が増えるわけでもないし刈ることにします。


いよいよ鎌が入ります。といってもわずかな箱の中ですが。


左手でちょっと引っ張ってから鎌をあて・・・

ざくっと切ります。この音、手応えがいい。

土にさよなら。

収穫です。

こちらは収穫が今ひとつの箱。見て分かるように植えたままで増えてない、つまり「ぶんけつ」しなかったようです。あとから魚屋さんにもらってきた発泡スチロールに、買って来た黒土で追加したものです。これは土に原因があるように思います。おそらく微生物の活動が足りなく、養分も少なかったのではないでしょうか。


収穫量を比較。一番右が良く育った箱ひと箱分。となりがまあまあ育ったもの3箱分。次が今一つの発育の箱3箱分。一番左がおかぼひと箱です。実を拡大で見てみると圧倒的にひと箱群を抜いていました。


稲穂をよく見てみましょう。左は一番実った箱のもの。上は今一発育のもの、下はおかぼ。あきらかに発育不全です。


はい、刈ったあとの箱です。広い田んぼの稲刈りを手伝いで刈ったこともありますが、この箱はあっけないほどすぐに終わりました。切り口を見ると茎の太さもさることながら、「ぶんけつ」したかどうかが分かります。農家ではいったん水の供給をやめ、土がひび割れするぐらいまでにするそうです。イネの根っこが水を求めて伸びて行くわけです。それで危機を感じるのか増えてくるわけです。これがぶんけつということのようです。そこでまたたっぷりの水を供給することで豊かな強い田んぼになるというわけです。ちなみに今年(2001年)は日照り続きの水不足で、農家では迷ったところが多いようです。もし水をとめて、いざ入れようというときに水がなかったら全滅、というわけですから。昔は川の上流と下流で争いにもなったというのが実感できます。もう一回白戸三平さんの「サスケ」とか「カムイ伝」とか読もうかな。


これが全収穫量です。まあ、こんなもんです。一番右が良くなった箱ひと箱分です。やはり圧倒的。となりがまあまあ育ったもの3箱分。次が今一つの発育の箱3箱分。一番左がおかぼひと箱です。では、冷静に詳しく見ていきましょう。→

1本ずつ並べて比較しました。左の写真と同じ順番に並べています。やはり丈も全然違います。よく見るとやはり1本の茎にできる実の数も違います。これを効率よくするために昔からお百姓さん達はいろいろ工夫してきて今のおいしいお米があるんだろうなと思います。

一番左がおかぼ。やはり水の力はすごい、というかこれが本来の米とか言ってる場合じゃない。食べていけないですね、これでは。

やはり去年使った土の箱が一番豊かになりました。(右)茎に対しての実の数の効率一粒ずつのふくよかさ、ダントツです。重さが違う!まあまあ発育の箱のもの(左)も悪くはありませんが、同一面積内での本数が違うのです。


こちらは今一発育の箱。日本の稲作文化の歴史の中で年貢を厳しくとられた時期も長くあります。限られた土の面積の中でいかに実をたくさんつけるか、ということにさまざまな工夫を迫られたのが実感できます。


おかぼの実を見てみると、やはり一つの穂の中で実の色がまばらで、まだ緑っぽいものもあります。しかし成長途中というよりも、ここまで、ということのようです。しかし逆に、箱で肥料もなしにここまで実る、ということは水田でなくても、いい土でしっかり面倒見れば収穫が見込めるということです。なにごともポジティブ・シンキングで!

なにはともあれ、収穫、収穫。



こちら ただ今乾燥中。布団乾燥用の物干しを利用。今は軒下の物干し竿にぶら下げています。

続きは脱穀編。食べるところまでやります。

またアップロードしますのでお楽しみに。

TO BE CONTINUED!


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(この前までの様子は→「庭で米作り#1、種もみ〜田植え編」
「庭で米作り#2成長編」をご覧ください。)