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KNOPPIX実験室


CDブート関係の実験結果報告




Howto2-4

FAT32インストールしたKNOPPIXで起動CDをカスタマイズして焼く方法
(k3b使用)

  1. あらかじめ、Howto1-1 FAT32インストールを実行し、KNOPPIXをFAT32パーティションから起動します。

  2. 必要に応じて、下表のようなカスタマイズができます。カスタマイズ不要な場合は、そのまま次のステップに進んでください。

    項目 方法
    KNOPPIXの設定をCDROMに保存する。 あらかじめ、「KNOPPIXの設定を保存」(saveconfigコマンド)でフロッピーディスクなどに保存した以下のファイルを/cdrom/KNOPPIXディレクトリ内に保存すると、KNOPPIXの起動時に、その設定が自動的に反映されるようになります。
    • knoppix.sh
    • configs.tbz
    minirt24.gz/minirt26.gzを入れ替える。 /cdrom/boot/isolinuxディレクトリには、isolinux.cfgの他に、minirt24.gzやminirt26.gzというファイルも入っています。このファイルは、KNOPPIXのルートファイルシステムとしてマウントされるRAMディスクのイメージファイルで、minirt24.gzはカーネル2.4.x用、minirt26.gzはカーネル2.6.x用のものになっています。以下、これらを総称してminirt2x.gzと呼びます。

    Howto1-1では、これらのファイルは、産総研版のCDROMに入っていたファイルがそのまま残るようになっています。しかし、CDブート時に使用されるminirt2x.gzは、このisolinuxディレクトリのminirt2x.gzなので、CDブートでもKNOPPIX実験室のminirt2x.gzの機能を使用したい場合は、FAT32ブートで使用しているminirt2x.gzを、このisolinuxディレクトリにコピーする必要があります。

    具体的には以下のコマンドを実行します。

    $ sudo  -s
    # cd  /cdrom/boot/isolinux
    # mv  minirt24.gz  minirt24.gz.original
    # mv  minirt26.gz  minirt26.gz.original
    # cp  -p  ../minirt{24,26}.gz .

    なお、KNOPPIX実験室のminirt2x.gzの機能のうち、CDブートでも使えるものには、以下のようなものがあります。(ブートオプションに「linuxrc2 mvetc」を指定した場合の機能で、主要なもの)

    • 標準で、USB 2.0が使われるようになります。
    • 圧縮可能な継続的ホームディレクトリを作ります。また、継続的ホームディレクトリの作成時間も短縮されます。
    • 継続的ホームディレクトリの圧縮イメージをCDに保存しておき、ブート時に、これをRAMディスクに解凍して使用できます。
    • ブート時のトラブル調査のためのログを収集します。
    CDブート時のブートオプションの省略時解釈を変更する。 ブートオプションは/cdrom/boot/isolinux/isolinux.cfgというファイルで定義されており、これを書き換えると、ブートオプションの省略時解釈を変更できます。また、オプションの指定方法の異なる複数のマシンに対応するために、短縮指定用のオプション(たとえば、knoppixやfb1024x768のようなオプション)を追加することもできます。

    詳細は、Howto2-2で説明していますので、そちらを参照してください。

    KNOPPIXのシステムファイルを修正する。
    (knoppix-autoconfigも修正可能)
    minirt2x.gzの中に、KNOPPIXの起動時に最初に実行される初期化スクリプトlinuxrcなどが入っています。したがって、これを修正すれば、CDROMの空き容量が許す限り、カーネル以外のシステムファイルならどんなものでも修正できます。たとえば、#1ではknoppix-autoconfigは修正不可能でしたし、/binや/libの中のファイルを入れ替えるのは至難の業でしたが、これを修正すれば、簡単にできます。

    詳細は、Howto2-3(近日執筆予定)で説明しますので、そちらを参照してください。
    当面は、関連記事を私の日記として書いてあるので、そちらを参照してください。その記事は、過去のKNOPPIX関連日記一覧からリンクしてあります。(2004-1-10や2004-6-24,25の日記などが該当します。)

    不要なファイルを削除する。 KNOPPIXの起動に最低限必要なファイルは以下のものだけです。
    • /cdrom/boot/isolinuxディレクトリ内のファイル
    • /cdrom/KNOPPIX/KNOPPIX

    これ以外のファイルは無くても起動はできます。ドキュメントファイルなどは残っていると便利なことがありますが、ドイツ語のドキュメントなどは残っていても読めないので意味が無いこともあるでしょう。

    KNOPPIXの設定を保存したファイルが大きくなってCDROMに入りきらなくなったら、これらの不要なファイルを削除すると良いでしょう。


  3. k3bを使用してCDROMを焼きます。k3bはEasy CD Creator 5などのWindowsのCD のライティングソフトに良く似たインタフェースを持っています。しかも、日本語化されているので、Windowsのライティングソフトに慣れていれば直感的に操作がわかると思います。そこで、ここでは操作のポイントだけをかいつまんで説明します。


  4. まず、データCDプロジェクトを作成します。それには、空のデータCDプロジェクトを作成し、そこに、CDに書き込むデータをドラッグ&ドロップしたり、CDには不要なファイルをデータCDプロジェクトから削除したりして作成します。次の画面は、このようにして作成したデータCDプロジェクトの画面サンプルです。
        


    このCDプロジェクトをブータブルCDに設定するには、「起動用イメージを編集」を選択して、以下のオプションを指定します。
        


    CDの書き込みを開始します。
        

     

    書き込みが成功したら、そのCDプロジェクトを保存しておきましょう。次に、別のKNOPPIXをカスタマイズするとき、このプロジェクトを読み込んで使えるようになります。