妙楽寺の自慢は大日如来や文化財の数々だけではありません。 人によっては仏像よりも興味のある自然が満ち溢れています。 このお寺にはずーっと開発や伐採から守られてきた太古の姿の森があります。 関東地方の原生林と言ったところでしょうか。 原生林が残っているということはめったに見られなくなった植物や動物たちがまだまだ楽しく暮らしていると言う事なんです。     

妙楽寺の植物たち

妙楽寺の森は房総半島に残存するスダジイの極相林になっており(千葉県指定天然記念物の森です) 植物の分布もおおむねそれにならいますが、沿岸地方と山地の両方の植生を持っているという特徴があります。
 主な高木に”スダジイ、クスノキ、スギ、ヒノキ、ウラジロガシ、トチ、”等があり、亜高木に”ヒサカキ、ヤブツバキ、タブ、カクレミノ”低木に”ヤマツツジ、トベラ、マンリョウ、ヤツデ、アオキ、ハギ”というようになっていますが、あくまでこれらは”多く見られる”というだけであって他にも数えきれないほどのいろんな植物が暮らしています。 
そのほか草花としては簡単に見つけられる代表的なものに”リンドウ、ツルリンドウ、シャガ、ヤマユリ、ウバユリ、ホトトギス、ヤマホトトギス、ハナミョウガ、ホウチャクソウ”等があげられますが木にもましてもっともっと多くの草花がたくさんありすぎて私自身も確認しきれてません。 個人的にはリンドウとウバユリがお気に入りです。 
あと、ここの山で忘れてならないのは”シダ”でしょう。 とにかくもうあらゆる種類のシダ類が暮らしていますしています。 本州に自生できる種類ならほとんどが揃っているようです。 なお、ミツバ、ウルイ、しいたけ、タラ、ウド、ミョウガなんかも豊富にあるので味噌汁には苦労しません。


 
まずは間に合った写真だけのせましたが 植物の写真は随時更新します。 そのうち12ヶ月植物めぐりでも作ろうと思ってます。
 

妙楽寺の生き物たち

植物の多さに比例してここには数多くの動物、昆虫が暮らしています。 とくに誇れる物として”ヒメハルゼミがあげられると思います。 ”ヒメハルゼミ”は発生地域も含め天然記念物に指定されている非常に珍しいセミです。 初夏の頃山域全体で一斉に鳴き出す様には”圧倒される”以外の言葉が見つかりません。 なぜか絶対1匹では鳴かない不思議な生き物です。 だれが最初に鳴くのでしょう?? ここ妙楽寺の森は生息数、発生区域の広さ共に、千葉県はもとより、日本有数であると自負しています。  
夜になればふくろうが鳴き、ムササビが空を舞い、そして蛍がまたたいている、、、。 そんな素敵な生き物に満ちた妙楽寺です
尚、各役場関係の方の支援もあり、念願の”狩猟禁止区域”に指定されました。 指定されたその年から鳥の数が非常に増えてきました。 なんでも近隣の狩猟場所から敏感に逃げて来るとの話、、、。 今年もなかなか楽しみです。  

ヒメハルゼミ情報

いつヒメハルゼミは鳴くの? 行ったのに聞けなかった、、と言う方、年によって規模、鳴く時期は変わります。 おおむね6月末より7月中旬位までが多く、午前中より午後、特に夕方に鳴く事が多いです。 絶対に聞きたい! という方はお寺に電話を下されば状況をお教えいたします。 遠慮なくどうぞ!
千葉と言う首都圏から近い環境ですので、そんなセミの声を聞いてみたいなんて方も是非。 

更新 21年7月13日   ヒメハルゼミ 鳴き始めました! あと1〜2週間くらいは元気に鳴いていると思います。 今年も一杯います!