パセリの知恵袋

『マイナスイオン』と『学会』

研究日誌 (幸三郎)  2002.05.17 (金)
 数年前ですが、ちょっと調べ物がありまして、ある新聞社の昔の新聞記事のマイクロフィルムをチェックしていた時のことです。

(注)マイクロフィルムというのは、新聞や画像などを縮小して、小さな写真のネガのような物にたくさん記録しているものです。

 調べていて、少々愕然となりました。

 かつて記録されていたはずの記事が消去されている部分がたくさんあるんです。

 最初、キズなのかと思って聞いてみたところ、「これは誤報だったので意図的に消しているのです」と説明されて2度びっくり。

 「松本サリン事件」の時に犯人と疑われた、河野義行さん関係の箇所なんて、1面のほとんどが消えている状態でした。



 新聞の誤報って、想像以上に多いですね。





 さて、最近あちこちでいろんな意味で話題を提供してくれている「発掘!あるある大辞典」というテレビ番組があります。

 『情報エンターティメント』と呼ばれて、「○ってる○もり?!」「世○ふし○発見!」などと並んで、いいかげんな情報と、露骨なスポンサーの商品サブリミナルで有名です。

 よくもまぁ、こんな珍説となえてる「自称」科学者だの心理学者だの見つけてくるなぁと、いつも感心させられますね。

 ちなみに「奇○体験!ア○ビリ○ボー」は、矢○純一のUF○番組と同列で、内容がアレなので、『情報』系には含まれないらしいです。(^^;


 その、あるある大辞典の1月27日の放送で、『マイナスイオン』なるものが紹介されました。

 まぁ、ちょっと物理学に詳しい方なら、突っ込み所満載の内容でしたよ。

 と、言うか・・・

 『マイナスイオン』って、何です? (^^;


 それほど物理に詳しくない私でも、唖然となってしまいました。


 案の定、思いっ切り突っ込みを入れられてしまいました。


 どうするんだろう・・、謝罪するのかな? と、思っていたら・・・

 どうやら、なかったこととして、しらばっくれるつもりのようですね。(^^;



 公式サイト放送テーマINDEXから、『マイナスイオン』の所のリンクだけが消滅しました。



 某新聞社のマイクロフィルムといっしょで、ここもそのうち修正だらけになるのでしょうか・・・。 (^^;


研究日誌 (幸三郎)  2002.05.20 (月)
 前回の日誌で、いいかげんな学説となえてる「自称」科学者を話題にしましたが、「でも、あれは学会で発表された正式な学説なんでしょう?」という、ご指摘をうけました。



 今日は、「学会」について解説しようと思います。



 よく「自称」科学者の方たちは、「これは学会で発表して絶賛された論文だ!」と、いうようなことを言います。


 結論から言います。


 学会の発表では基本的に論文の審査はありません


 発表するだけなら、誰でも出来ます


 極端な話、私が「今朝、足の小指をタンスのカドにぶつけたことと太陽黒点の因果関係」とかいう論文を書いたとしても、学会で発表可能なのです。


 ですから

 「この論文は学会で発表した」

 などと言っても、

 なんら権威があるわけではありません。


 注意して下さいね。










 それから、さらに・・・

 「この論文は学会の注目を浴びて、初日に特別枠を作られて発表されたものだ!」

 などという物には、特に注意して下さい。





 たとえば日本物理学会の場合、明らかに電波の入ったような論文は、まとめて初日の早朝に発表させ、他のまともな論文と区別して、真面目な研究者の迷惑にならないようになっています。


 まぁ、はっきり言えば、隔離している訳です。


 こういう発表は、「カラオケ大会」とすら呼ばれています。





 ですから、「学会で発表」なんて言葉の踊る画期的な製品を見たら、まず眉にツバつけて良いと思います。





 皆様、詐欺にはくれぐれもご注意下さいね。



こういう「とんでもない学説」とかは、と学会の本によく掲載されて笑い物にされています。(^^;
面白いですから、是非読んでみて下さい。


追加研究日誌 (幸三郎)  2003.01.03 (金)
 2002年5月17日の日誌で、「発掘!あるある大辞典」というテレビ番組のことを話題にしていますが、その後完全に開き直ってしまい、『マイナスイオン』の所のリンクも復活し、最近ではさらに過激に変な理論を振り回すようになってしまい・・・


 なんだか深夜に変な外人がやっている通販番組に近くなって来ました。(^^;


 そのことをまた解説しようかと思ったのですが・・・


 最近、『発掘?あるあるトンデモ大実験』なるサイトを見つけまして、こちらを読んでもらう方が良いかと思い直しました。


 このサイトでもトップページで言われていますが、特に若い方々・・・


 情報をただ受け取るのではなく、『あくまでもご自身で判断』することを心がけましょう。




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