代理研究日誌自分、実はフェイス・マウント・ディスプレイなんて物を持ってます。 要するに眼鏡型のテレビですね。 そして幸三郎さんは、ハンディタイプのビデオカメラを持っておられます。 お子さんの卒業式とか写してるそうです。 っつーワケ(?)で突然ですが、ある大実験を敢行しました。 題して・・・
要するに、眼鏡型テレビとハンディカメラを接続し、そのカメラ映像だけを頼りに日常生活をおくってみよう! という実験です。
まぁ細かいことは気にせずに、とにかくやってみましょう! ビデオカメラの出力端子とメガネテレビの入力端子を接続! メガネ装着、スイッチオン!! おお、見えた見えた・・・ なんとも変な気分・・・ 手振れ防止機能のおかげか、さほど画面は揺れないなぁ・・・ うおぅ・・、何かと思ったら机の上に置いてたゲームソフトのパッケージじゃん。 うわぁ近付けたら、すごく巨大に見えるな。 見慣れた自分の机の上が、異世界に見えるよ。 つーか、部屋そのものが別な世界だよ・・・。 なんだかすごく広くなったような感じがするなぁ。 ぐ・・、当たり前だが、これってカメラを自分に向ければ自分自身が見えるんだ。 まるでアイマスクやって寝ているような、自分が見えるって変な気分だなぁ。 さぁて、まずは二足歩行ですな。 That's one small step for man, one giant leap for mankind. これは人間にとっては小さな一歩だが人類にとっては偉大な一歩だ。 って、うおおおおおおおお、歩きにくい!! 普通に歩こうとして視点が手の位置だと、頭が何かに当たりそうですごく不安! ビデオカメラを持った手を振りながら歩くなんて、論外だな。 て、いてえ!何か踏んだぞ・・・ ううむ・・・、やっぱりカメラを顔の位置に持っていって、足元見ながら歩くのが一番歩きやすいな。 でもこれ、すごく手が疲れそう・・・ 楽なのは、お腹の前で持ってるのがいいかなぁ・・って、変! 身長が1mくらいに縮んだ気分!! おお・・・、逆に手をめいっぱい上げたら、すごく背が高くなった気分だな。 日頃見れないタンスの上や、冷蔵庫の上なんかがよく見えるわぃ・・・ ・・・・・ ホコリだらけだな・・・ あ・・・・・、電灯のカサの上も、きったねぇ・・・ お・・、おおおおおおお、なんと! 自分で自分の後頭部が見える! へーー・・、普通絶対自分では見れないアングルだなぁ・・・ なんだか、髪・・、薄くないか? 自分・・・・・
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代理研究日誌オバカ大実験継続中。
まぁ普通に歩くのは、思ったより簡単に出来るもんですな。 慣れればスタスタ歩けるし。 ただなんつーか、視界の左右の端が見えないって言うか、全体的に周りが見れないって感じで、少し圧迫感があるかなぁ。 では次に少し高度なワザ(?)に挑戦。 せっかく視点が自由に動くんだし、普通では出来ない後ろ歩きなんぞ。 カメラを肩の位置で後ろに向けてセットし、後ろの映像を見ながら後ろに歩いてみますた。 うううう〜〜む、変な感じ・・・ 特に曲がるとき、思った方向と逆の方へ行ってしまうなぁ。 あ〜〜〜・・でも慣れればイケルな。 個人差はありそうだけど、3Dゲームとかをよくやって三半規管を鍛えてるような人なら、すぐに空間把握できそう・・・。 つーか、けっこう楽しいぞ、これ。 まぁこの姿をあまり他人に見られたくはないけど。(笑) さぁて、歩き回って腹減ったなぁ・・・ メシにすっか。 えっと、ラーメンでいいな。 う・・、ビデオカメラを手に持ってる関係で、どうしても片手がふさがっちゃってるんだよなぁ・・・ 両手使う料理とかは、やりにくいなぁ。 そーか! どっか手元が見える位置に、カメラを置いときゃいいんだよな。 ええっとネギと包丁とまな板を流し台にセットして、カメラをここに置いて・・・ ダメだ・・・、手元が見えない・・・ う〜ん、ここは下が不安定だし、うまくいかないなぁ・・・ あーー、もうダメだ・・・、カメラ用の三脚持ってきてセットするしかないな。 おっし、完璧だぜ。 これなら手を切ったりヤケドしたりはしないだろ。 自分、天才! ・・・・・ カメラを手で持っているときと違い、第三者の視点で見る自分自身の炊事姿(しかも変なメガネ付き)って、なんだかあまり見たくない光景だなぁ・・・。 さて、いただきま〜〜す。 せっかく三脚まで出したんだし、食うときも自分視点じゃなく、正面からの第三者視点で行きますか。 ううむ・・・、これも後ろ歩きと同じで、左右が逆になるから変な感じだな。 つーか今世界中探しても、食事する自分自身をリアルタイムで第三者視点で見てるヤツなんて、自分以外いないだろうなぁ。(笑) あ〜〜・・・満腹。 さてお茶を一杯・・・・・って、わあああぁあ!! うっかりカメラとメガネがコードで繋がってるの忘れてた! もうちょっとで、カメラが三脚ごとひっくり返るところだったよ。 あー、でも今カメラがフラ〜〜っとなった時、こっちもめまいがしそうだった・・・ 心の準備がない分、そこらの遊園地の乗り物よりキクなぁ。 もう三脚やめやめ。 さて次は最後の大実験。 まずビデオカメラを逆さまに持ってみますた。 足元を見ようとカメラを下に向けたら、目の前の光景は上に上がって床が見えるというややこしい状態。(←状況分かります?) もう、これでまともに歩くのは至難の業。 これに慣れたら、さらに最初にやった後ろ歩きと併用。 もはや何やってんのか、自分でもよく分からない状態。(笑) でも、人間の適応能力ってすごいね。 最初はふらふらしていても、2〜30分もやってたらそのうち慣れるからねぇ。 結局、ほぼまる一日この状態で過ごしたけど、最後はマンガ読んだりメールしたり、普段とあまり変わらない生活してますた。 で、実験終了! 自分もつかれ〜〜〜〜!! お〜〜〜〜〜・・、なんだか懐かしい裸眼で見る景色・・・ あ〜〜〜、いつもの部屋が新鮮に見えるなぁ。 う・・ ううぅぅおぁああぁあ? なんだかメガネ取ったらまともに歩けない・・・(笑)
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代理研究日誌今回のオバカ大実験を振り返って、最後に少し真面目な検証(?)なんぞ。 実はこれ、昼休みにやってた幸三郎さんたちとのバカ話から突然はじめることになったオバカ企画実験なんですが、実際やってみて、ひょっとしたらこれって本当に「人類にとっての偉大な一歩」になりえるんじゃないかとか大げさなことをマジで思ってます。 まず単純な感想として、これ、そこらの3Dゲームより遥かに面白いです。 見えているものがCGとは違う存在感がありながら(まぁ本物だしね)、それでいて少し夢の世界にいるような幻想的に見える部分もあり、まるで異世界に迷い込んだような気分になりますた。 変なクソゲー買って泣きを見るより、遊びとしてこれは絶対面白いですよ。 オススメします。 ただ人によっては、いわゆる3D酔いをするかもしれませんから、それだけは注意した方がいいでしょうね。 今回の実験の翌日、いつものように出社しようとしたら、自転車の鍵が見当たりませんでした。 いつも置いている場所になく、どこに置いたか思い出せなくて、しかたなくその日は歩いて行きました。 自転車に乗ってるときは、歩行者ってジャマだなぁ・・とか思ってましたが、歩行者の立場になってみると、自転車って恐いっすねぇ! 特に後ろから猛スピードで体ギリギリのところを追い越されたりすると、ビビリます。 実際、軽くですが後ろから突進してきた自転車にぶつけられました。 思ったのが、昨日の実験のようにカメラを背中に付けて、自動車のバックミラーのように後ろが見れる機能が欲しいですね。 常にフェイス・マウント・ディスプレイを付けて生活し、カメラを頭の前後に付けて全方向を把握しながら、まるでガンダムのコックピットをいつも覗いているような生活も悪くないと思いませんか?(笑) それに目に有害な紫外線って、夏冬ほとんど関係ないそうで、直射日光は出来る限り見ない方がいいらしいですから。 仕事が終わり、帰宅して部屋中大騒ぎして探したのですが、結局自転車の鍵は見つかりませんでした。 困ったなぁ・・と思ったとき目に入ったのが・・・ 実験で使ったハンディタイプのビデオカメラは、最初に解説したように幸三郎さんのだったのですが、これには未使用のテープが入ってました。 で、「これ自由に撮っていいよ」ということだったので、面白そうな場面を撮ってたんですよ。 巻き戻して確認したら・・・ 写ってました。 後ろ歩きするときジャマだったんで、他の小物といっしょにレンジの上に置いてたんですね。 完全に忘れてました。 ひょっとすると人類は、完璧な記憶を手に入れる一歩手前にきてるんじゃないでしょうか? 記憶って、結局自分が見たり聞いたりしたことを覚えて、それを検索して思い出すってことでしょう? と言うことは、常にビデオカメラを携帯する生活をして、その映像を自分のパソコンに送信し記録とかやったら、自分の人生の完璧な記憶ライブラリーが作れるんじゃないですかね? 出会った人の顔と声と言ったことをすべて記録していけば、詐欺にあう確率も絶対減るだろうし・・・ 数年ぶりに合った人に、誰だっけと悩まなくてすむし・・・ 犯罪の容疑をかけられても、鉄壁のアリバイを主張できるし・・・ 今、世間を騒がせている女子高生殺人事件だって、近所で目撃された黒服の男とかが容疑者となっていますが、もし被害者とか不審人物を目撃した人がこんな記憶ライブラリーを作っていれば、もう事件は解決しているはずです。 どうですか? みなさんも、こんな生活やってみませんか? いつもの見慣れた世界が、すごく新鮮に見えることだけは保障しますよ。 まぁ酔って気分が悪くなっても、自分は一切責任持ちませんが。(笑) |
研究日誌オークさんの「視点を自由に動かす」という日誌を読んで、私も考えました。 これをもう少し発展させれば、まったく新しいタイプの介護が出来るのではないでしょうか。 私はボランティアの関係で、事故や病気で寝たきり状態になってしまった方と話をする機会があります。 そういう方の中には、生きる希望を見失ってしまい、二度と起き上がることなく亡くなってしまう方も多くいます。 人間は人生の目的や意欲を失うと、実に脆い面があるのです。 それに寝たきりというのは、本当に苦しいものです。 私も数年前に血管の病気にかかり、数メートル悪い血管を削除するという手術を受けて入院しました。 全身を固定してチューブを入れられ、ベッドで身動きひとつ出来ずに寝ているのは、本当に苦しい体験でした。 私は幸いすぐに回復していきましたが、もしあれがいつまで続くか分からない状態だったら・・・と、考えるとぞっとします。 以前、私の父が足を痛めてしばらく自宅のベッドから動けなくなったとき、裏庭の盆栽たちがどうなっているか知りたいと言ったことがあります。 そこで私は倉庫にあったものすごく長い電源コードを改造し、ベッドの横のテレビとビデオカメラを接続しました。 そして父に電話の親機を渡し、私は子機を持ってビデオを抱えて裏庭に出て、父の指示通りに盆栽の状態をテレビに写して見せました。 あの時、父はすごく嬉しそうでしたね。 寝たきりで、天井だけをぼんやり見ている生活は心を挫けさせます。 もし仮に今回の実験のように、寝たきりの人の視点を動かせたら・・・ フェイス・マウント・ディスプレイは、けっこう臨場感があります。 カメラを写している人が目の高さにセットして歩いたら、見ている人はまるで自分が歩いているかのような錯覚を起こします。 寝たきりの人にフェイス・マウント・ディスプレイをかけてもらい・・・ カメラを持った人が、電話でその指示通りに動いたら・・・ 体は寝たきりで動かなくても、自分がそこに行ったかのような体験が出来るのではないでしょうか。 寝たきりの人が行きたい憧れの場所・・・ 懐かしい故郷の町並み・・・ 昔恋人と歩いた田舎道・・・ まるでそこに行ったかのような体験が可能です。 ひょっとしたら、偶然懐かしい知り合いと出会うことがあるかもしれませんね。 そんな光景を見て刺激を受けることは、寝たきりの人にとって大きな「生きる希望」となるのではないでしょうか。 どなたか、新しい介護サービスとして、こんな事業をはじめませんか?(^^; もし本当にやるなら、私もぜひ協力したいと思うのですが・・・ |