エフピー錠 我が国では1998年12月より、新しいパーキンソン病治療薬として使用が認可されました。
ヨーロッパではすでに30年以上の歴史があります。
選択的MAO-B阻害薬(B型モノアミン酸化酵素阻害薬)で、はじめは抗うつ剤として合成され、デプレニールとよばれていました。しかしその抗うつ効果は期待されたほどではなく、パーキンソン病治療薬として使われるようになりました。
セレギリンは、レボドーパとの併用により、ドーパミンの作用の増強・延長効果を発揮し、レボドーパの使用量を平均20%減量し、そのon timeを平均30分間延長することができるとチいわれます。
このことよりセレギリンはレボドーパのエコノマイザー(用量削減剤)といえそうです。
また、症状の日内変動の発現を遅らせ、改善する効果もあるといわれています。
一方、併用により、ジスキネジアの増悪、幻覚妄想などの副作用があらわれることもあり、その場合にはレボドーパの減量が必要です。(ただし、レボドーパの減量・中止により悪性症候群を生じることがあるので、自己判断で中止することは危険です。必ず医師の指示のもとに行ってください)。
最近、セレギリンの神経保護作用についても注目されています。
パーキンソン病の末期( ヤール分類5度)では効果は期待できないようです。 |
エフピー錠の投与方法
● 1錠2.5mg朝1回投与から開始します。
● 2週間ごとに1錠ずつ増やし、維持量を決めます。(維持量=平均3錠)
● 2錠内服する場合は、朝1,昼1.
3錠内服の場合は、朝2,昼1とします。
これは夜に飲むと不眠を生じる可能性があるためです。
● 1日10mgを越えてはいけないといわれています。 |
レボドーパ併用時の副作用
● 精神系 ; 幻覚、妄想、錯乱、興奮
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● 神経系 ; ジスキネジア、頭痛・頭重感、めまい、ふらつき ・
● 循環器系 ; 起立性低血圧、たちくらみ、高血圧 ・
● 消化器系 ; 悪心・嘔吐、食欲不振、口渇、胃痛・腹痛 ・狭心症のある患者では
増悪の可能性があるので注意すること
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患者の体験から |
FP錠内服の経験から(私の個人的印象)● FP錠の内服を開始してから効果が現れてきたように感じるまでに、3週間〜1ヶ月近くかかるようです。
● レボドーパの量をそのままでFP錠を追加すると、内服開始1ヶ月ころから、レボドパ過剰によると思われる不随意運動が現れてくるので、様子をみながら少しずつレボドパを減量する必要があると思います。
● 精神的にハイとまではいかなくても、多少陽気になるような感じがあるように感じます(軽い抗鬱作用のためか?)。
人によっては興奮状態になることもあると聞いています。
● 副作用については個人差が非常にはげしいような印象です。 |