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PD関連遺伝子の全ゲノム地図作成








 

 


    2005年9月29日付けMedical Tribune紙より

        PD関連遺伝子の全ゲノム地図作成


2005年9月29日付けMedical Tribune紙によると、アメリカ、メイヨー・クリニックのDemetrius Maraganore博士らは、Perlegen Science社の研究者と共同で、パーキンソン病に関連する遺伝的変異の大規模全ゲノム地図を始めて作成した。
博士は一部の人々でパーキンソン病発症リスクを高めると見られる12の遺伝子変異に注目している。

今回の技術は画期的で約2億の遺伝子型に関する検査を終えているので、これまででもっとも包括的なPD遺伝子研究といえる。
Perlegen Science社のDavid Cox s氏は「この一年間で、今回の研究が生んだ成果はこれからのPD研究に大きな影響を与えると見られる。これらの研究結果のひとつでも追認されて、PDの原因究明、患者の早期発見に繋がればそれは大きな進歩である」と述べた。

今回の研究における注目すべき点としては、既にゲノム領域として知られていたPARK10とPARK11の変異がPDに対する高い感受性と関連していることが分かった。
また、この他10個の感受性遺伝子が発見されたことだ。
感受性遺伝子は多かれ少なかれ疾患を生じやすくする遺伝子だが、必ずしも直接その疾患を引き起こすわけではない。
今回の研究によると、いずれの感受性遺伝子も単独では効果は少なく、PD発症には遺伝子変異の組み合わせや環境因子との相互作用が必要と見られる。

今回の研究を支援したマイケル・J・フォックスパーキンソン病研究基金のKenneth Olden科学チーフアドバイザーは、
「この研究はPDの感受性と発症に対する遺伝子の寄与度を評価するための初の大規模な試みだ。
今回の知見が確認されれば、12の感受性遺伝子に関する知見は重要だ。
しかし、同時に、PDを遺伝的に決定する単独の遺伝子が見つからなかったことも同様に重要だ」
と結論付けた。

(この記事で触れられている感受性遺伝子とパーキン遺伝子の異常によって起きる常染色体劣性遺伝性若年性パーキンソンニズム(AR-JP)との関係は不明である。)


(記事作成:ハトポッポ)
                                           2005.11.22作成

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