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Cere-120
とGDNF








 

 


        インターネットの検索結果より

           Cere-120とGDNF


先日Ceregeneという聞きなれない言葉を耳にしました。
英語のチャットで外国人のPD患者の方がその治験に参加していると、Appleの同僚スタッフのAlmondさんに言ったのでした。
インターネットで検索してみると、次のような事が分かりました。

・ Ceregeneというのは中枢神経系の遺伝子治療に特化した企業の社名で、この企業はアメリカのカリフォルニア州サンディエゴにあります。

このCeregene社が開発中の神経栄養因子 Neurturin(NTN)の治験を欧米で実施中です。

神経栄養因子は成長因子としても知られており、アデノ随伴ウィルスをヴェクター(運び屋)として神経栄養因子を脳内の適切な部位に届けることによって病気を治療することを目指しています。

Neurturinは数年前に治験が始まったGDNF(グリア由来神経栄養因子)に近いたんぱく質で、薬理学的にも同じような作用を示すそうです。

パーキンソン病においては、GDNF遺伝子を黒質線条体系に運ぶことによって黒質ニューロンの変性を妨げ、ドーパミンの損失を防ぎ、病気の症状を改善し、進行を遅らせることができるのではないかと期待されています。

Ceregene社では、この治療法によって主にパーキンソン病とアルツハイマー病の症状の改善を目指していますが、可能性としてはハンチントン病やALS(筋萎縮性側策硬化症)にも効果が得られるかもしれないとしています。

パーキンソン病については2004年9月にフェーズ1の治験(CERE-120)を開始し、11月にはマイケル・J・ フォックス財団がこの遺伝子治療の治験に対して資金援助すると発表しました。

フェーズ1では治療の安全性と有効性について調べることが目的で、その後フェーズ2でさらに詳細なデータを集める大規模な治験を計画しています。

・ ところでCeregeneよりも先に治験を始めたAmgen社のGDNFですが、一昨年、脳内にGDNFに対する抗体が出来る場合があり危険であるとして治験が中止されました。

治験を受けていた患者の中にはGDNFの効果を確信できていた人もおり、治験を続行するように求める動きも見られました。

昨年夏のニュースでは、GDNFを4年間にわたり片側の脳に注入していたPD患者が心臓発作で死亡、解剖の結果GDNF治療を受けていた側の脳の神経線維にはドーパミンが含まれていることが分かったそうです。

Amgen社はこれを受けてGDNFの治験の再開を決めたそうです。

(記事作成:ハトポッポ)
 
                                          2006.1.29作成

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