戻る

06/2
-1






協和発酵が 抗パーキンソン病薬 Istradefylline (KW-6002)の海外での第3相3つの臨床研究の結果を公表











 

 


 米国Liebermanparkinsonclinic.com:Daily Q&A Mar 8 Kyowa Drug for Parkinson より

 協和発酵が 抗パーキンソン病薬 Istradefylline (KW-6002)の海外での
 第3相3つの臨床研究の結果を公表


協和発酵工業株式会社はパーキンソン病治療のため社内で開発した物質 KW-6002
(
国際一般名: Istradefylline)3つの第3相臨床研究を終了した。

パーキンソン病は脳内神経伝達物資であるドーパミンが不足して起き、その結果神経系に
アンバランスを起こす。

この病気は主にLドーパを内服し、それがドーパミンに変わることによって治療する。

Lドーパを長期服用すると服用ごとの薬効時間が短くなる、これがウエアリング・
オフ(
wearing-off)と呼ばれる現象である。

3つの第3相臨床研究が、Lドーパ単独投与あるいは他の抗パ剤と併用してLドーパを投与
されている“ウエアリング・オフ”のある患者に行われた。

2つの研究は北米で、1つはEU及び他の地域の14ヶ国で行われた。

3つの研究すべてにおいて Istradefylline (KW-6002)の効力と安全性が評価された。

Istradefylline (KW-6002)は1216週間投与された。

第一評価項目は、起きている時間のうちオフ状態で過ごす時間の割合が短縮されることで
あり、これはウエアリング・オフの改善の指標となる。

北米の2つの研究のうちのひとつは、起きている時間のうちオフ状態で過ごす時間の割合
が統計上、有意な減少を明らかに示した。

北米のもうひとつの研究及びEUとほかの地域での試験的投与ではプラセボの患者と比較
して、一日のうち起きている時間のうちオフ状態で過ごす時間の割合には有意な減少はなかったが、
二次的評価項目のひとつ、運動機能スコアを
UPDRS(統一パーキンソン病評価スコア)の
サブスコアVを使って評価したら有意な改善あるいは有意な改善傾向を示した。

Istradefylline (KW-6002)は第2相研究で、先に報告されたのと似たような安全性の特徴を
示した。

これらの結果に基づいて、第2相bプログラム(やはり、一日で起きている時間のうちオフ
状態で過ごす時間の割合が有意な減少を示した)も含めて、協和発酵は今年度後半に

FDA
the United States Food and Drug Administration)に新薬申請(NDA)を行う予定で
ある。

Istradefylline (KW-6002)は脳内のアデノシンA(2A)受容体に特異的な拮抗(antagonistic
作用を持つ。

この化合物は新しい種類の抗パーキンソン病薬として多くのパーキンソン病患者の様々な
症状の救済に貢献することが期待されている。

協和発酵工業は東京に本社があるライフサイエンスのリーディング・カンパニーである。

.Kyowa Pharmaceutical, Inc. (KPI) アメリカの ニュージャージー州のプリンストンにある
開発会社で、中枢神経系、腫瘍学、泌尿器関係のユニークな薬の開発に最近重きをおい
ている。

 ◆リーバーマン医師のコメント

協和発酵の薬はジスキネジアを減らすかもしれない。

アデノシン受容体をブロックするという、この薬の作用機序はカフェインの働き方に似ている。カフェインもやはりアデノシン受容体をブロックする。.

カフェインがおそらくPDの進行を遅らせる働きがあるとされるのは、ひとつにはこのため
かもしれない。
新薬の申請と
FDAからの承認には数ヶ月かかる。

(記事作成:Almond)
 
                                          2006.3.16作成

 戻る