戻る

06/5
-1






パーキンソン病によって骨粗鬆症の危険が増加する

 

 


          米神経学会第58回総会(2006年4月)の研究報告より

          
パーキンソン病によって骨粗鬆症の危険が増加する


2006年4月に開かれたアメリカ神経学会第58回総会で標記の内容の研究報告がありました。
パーキンソン病患者は転倒しやすいのですから骨粗鬆症には十分の注意を払う必要があります。

1.166人のパーキンソン病患者を調べたところ女性患者の51%に骨粗鬆症がみられた。
パーキンソン病患者でない同年代の女性では約25%の発症率である。
男性患者では29%が発症しており、パーキンソン病患者以外では約7%だ。

2.パーキンソン病患者の多数に骨量の減少が生じており、これが骨粗鬆症へと進行する。
骨量の減少は女性患者で45%、男性患者で48%に見られる。

3.パーキンソン病では歩行障害が起きる。
歩行障害を経験するようになると、骨粗鬆症を発症しやすい。

4.パーキンソン病患者が歩行障害を起こすようになったら、骨密度の検査をして必要な治療を受けるべきである。
これは患者が日常生活で体を動かさなくなるためと見られる。
運動が骨粗鬆症の防止に良い効果をもたらすだろう。

5.さらにパーキンソン病患者は転びやすくなるので、結果的に、骨折の危険性が高くなるだろう。

6.この研究に際しては、病歴が浅い患者と長い患者ともに、4年以上にわたり骨密度検査をおこなった。
骨量の異常をきたすと知られている原因を持つ患者は除外した。
 

パーキンソン病患者は転びやすいので、骨粗鬆症による骨折に十分気をつける必要がありそうです。近いうちにまとめてAPPLEの医学情報のページに掲載したいと思います。)

 

(記事作成:ハトポッポ)
 
                                          2006.6.7作成

 戻る