Paint it marines 30 2003年9月7日
東尾マリーンズを語る
前回「ボビーマリーンズを語る」と言いつつも正式決定のその日まで雷庵博人は東尾マリーンズを提唱します。
http://www.h2.dion.ne.jp/~raian/baseball/baseball16.htm
前フリ
「近藤マリーンズ」は相当面白かったわけです。いまや「18連敗」すらネタです。小坂・福浦・大塚・立川と若手を積極的に起用。ジョニー黒木の喜怒哀楽やマウンドの様子を見て「ジョニーを応援したい」と誰もが思ったことでしょう。俺はこのメンバーで優勝するマリーンズを応援したい。そう思わずにはいられなかった。「今度監督をやる時はもっと強いチームでやりたい」は名言でした。その後誕生した「山本マリーンズ」マリーンズファンの皆さん、楽しかったですか?当初は割と楽しかったんですけどね。
マリーンズの監督候補
普段からその人物の言動を細かくチェックするとおのずと見えてきます。どんなに弱くても監督を引き受けてくれる人物。私なりに考えると3人います。1人は権藤博さん。強いチームを負かしたいという反骨精神はいまなお健在です。2人目は倉持明さん。マリーンズへの無償の愛とファンへの感謝を忘れない好漢。最後の1人は東尾修さんです。「黒い霧事件」で誰もいなくなった西鉄でエースを張り、勝つためには努力を惜しまず、納得できない事には戦い続けた漢。さて、この中で長年解説者を努めている倉持氏は、保険代理店を経営している為現実的に難しいでしょう。残るのは2人、権藤氏と東尾氏では僕は東尾氏を上位に取りたい。理由として、権藤氏は「近藤・大矢の遺産」の残るベイスターズを率い、東尾氏は「秋山・清原・デストラーデ・石毛・泰源・のいないライオンズ」を率いた。この差が「山本遺産が何もないマリーンズ」を率いるのはどちらが適任か。私は東尾氏だと判断しました。(もちろん異論反論がある方はメールをください。
Hit Foot Get はライオンズの歴史の中から「なかったこと」になりつつある。
2002年、ライオンズの快進撃に唯一人苦虫を噛み潰したであろう男。それが東尾氏だ。伊原さん(監督と呼んではいけない)は「東尾野球」を否定し「今までのライオンズ」野球を始めた。井原さんはライオンズの歴史のなかで「広岡→森ライオンズ」が正当で「東尾ライオンズ」は邪道という位置付けをしている。それが2002年快進撃の原因だ。当然東尾氏は面白くない。HIGASHIO.COMを読む限り「もう一度ユニフォームを着る事」にこだわっている様子。
稼頭央や松坂を育てた実績もある。
「白いオバケ」を味方につけて「伊原ライオンズ」に戦いを挑む東尾監督(妄想)。面白いと思わない?
育てた選手は凄い
「東尾投手王国の1番弟子」(c斎藤一美 文化放送アナウンサー)こと西口文也投手は94年立正大学からドラフト3位でライオンズに入団しました。立正大からプロ入りした選手は当時皆無でした。その西口がライオンズのエースです。スカウトも凄いが育てた東尾も凄い。10年間大洋で鳴かず飛はずだったデニー友利を中継ぎエースとして起用した。先発投手としては技巧派だった豊田をクローザーとして起用、豊田はすっかり速球派になった。豊田はパ・リーグ最強のクローザーだ。これも「東尾積み込み」(マジックよりも積み込みの方が東尾らしい)
松坂大輔を200勝の記念のボール(今考えると『理子』でも良かったんじゃないかと)で口説き落として見事入団させた。あの口説き方はまさに漢。松坂を入団以来つきっきりで育てたのは東尾さんだ。エースの心構え、エースの練習法、エースの投球術、エースのマスコミ対策。すべてを叩きこんだ。
松井・大友・大成の123番は速さ、出塁率、ホームイン率、どれをとっても全盛期のスーパーカートリオと遜色ない。よね?垣内はみかんの大器だし、鈴木健の優勝を決めたサヨナラホームランは本当に見事だった。(それだけという説もある)
松井稼頭央に関しても興味深い話があります。HIGASHIO.COMにこんなくだりがある。95年ロッテの監督だったバレンタインが東尾監督に「おたくのカズオ・マツイをウチにくれないか?君の希望する選手、だれでも出すよ。」とトレードを持ち掛けたそうだ。当時の松井はまだ海の物とも山の物ともつかない選手だった。もしもこれ東尾監督が「うぅ〜、それなら伊良部がいい。」と言っていれば世紀のトレードが実現したかもしれない。松井の能力を見抜いたバレンタイン監督も凄いが、即座に拒否した東尾監督も大した眼力の持主だ。
「野球狂の詩 平成版」には東京メッツ(現札幌メッツ)のエースだった火浦健が大阪ガメッツの監督に就任し、ミスターメッツ岩田鉄五郎の孫武司をバッターに転向させメッツの前に立ちはだかる、というシナリオがあります。東尾氏がロッテの監督に就任すると似たようなシナリオができ上がります。
かつてエースとして、監督として一時代を築いた男が、己の野球(Hit Foot Get)を否定され、かつチームの成績が自分の監督時代よりも良い。手塩にかけて育てた選手もどことなく冷たい。(特に松坂、あの200勝の記念ボールをないがしろにしているなんてストーリーがあると最高)そしてリベンジの為にライバルチームの監督に就任する。かつて育てたエースをつぶす為に、また新たな選手を育てる。というシナリオはいかがですか? 「松坂世代」=「ドカベン世代」です。
ホークス 和田・新垣・杉内・小椋・大野・吉本・瑞季・稲嶺
ライオンズ 松坂・福井・長田・小野寺・上本・水田・後藤武敏・赤田
バファローズ 藤崎・松本・山崎・大西
ファーターズ 富樫・実松・森本・小谷野・紺田
マリーンズ 寺本
ブルーウエーブ 加藤・中島
東尾さんは「ロッテファンファン」かもしれないですよ。
「あの白いお化け(ロッテの応援団の衣装のこと)は何とかならんかな」
今年、ロッテに苦手意識を持っている西武・東尾監督はこうつぶやいた。
http://www.number.ne.jp/columns_part2/2001.06.21/baseball.html