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091218 |
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1 「村に灯がともって 2 年」 |
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2007 年 11月、ネパールの首都カトマンズから遠く離れた人口 800人あまりの僻地寒村 Chachalung (チャチャルーン)村に水力発電所が完成し、電気の灯りがともってから早いもので丸 2 年が過ぎました。 |
| 電気に関しての知識はもちろん 「物を創り出す事」 にさえ、何の知識も無かったチャチャルーン村で、日本とネパールの「素人集団」 が手探りで創った、たった 4.7 kW のちっぽけな「灯り」 は、今も村人の生活をともし続けています。
今回は、その小さな 「灯り」 を 2 年間守り続けた、村の電力会社 |
サンチャ ・ラム ・ライ ちょっと、とぼけた |
首都カトマンズ。ここから飛行機で 40 分、 |
首都カトマンズ とはあまりに違う世界、 |
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チャチャルーン村の 「チャチャルーン ・コミュニティー ・ハイドロパワー」 は、前回の報告 「村に灯をともす(「草の根 開発 ・援助」ものがたり)」でも紹介しましたが発電所の稼働と同時に発足した、発電所の運営を目的にする電力会社です。 |
| 2007 年 11月に発電所が稼働を始めてから、その 「小さな灯り」 が順調に村をともしたのは、ほんの半年間でした。つまり、発足半年目にして早速、チャチャルーン ・コミュニティー・ハイドロパワーは、その真価が問われる事件 (トラブル) に遭遇したのでした。 そのトラブルは、川から発電所に水を運ぶ導水路 (取水口からヘッドタンクまで 350 m) の決壊でした。当然、発電所は停止しました。 |
崖面を削り、溝を掘って石で補強しただけの粗末な導水路 |
決壊した導水路の水が畑を押流した |
チャチャルーン村の水力発電所の導水路は、日本の発電所ではあたり前である、コンクリートや鋼鉄で出来たような、立派な物ではありません。「崖面を削っただけ」 「溝を掘り石で補強しただけ」 水道橋にいたっては 「石を組み積み上げただけ」といった、お粗末な代物です。 もちろん、川にある取水口に水量調整ゲートなどはありません。これが、川から発電所のヘッドタンクに至るまで、谷間を縫うように走っています。 |
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発電に使われる水は、発電所のヘッドタンクで一定の水量に調整され、導水管に導かれる構造になっていますが、導水路については、そのような機能はありません。雨期に増水した川の水は時折導水路の許容範囲を超えて流れ込んでしまうことがあります。 その許容範囲を超えて流れ込む水が、石積みの粗末な導水路に、少しずつ負担をかけていったのでしょう。 ついには導水路を決壊させてしまったのです。さらに導水路から溢れだした水は、近くにある畑を襲い、数頭の牛、米の獲れないチャチャルーン村の主食である 「稗(ひえ)」 や 「ジャガイモ」 を畑ごと押し流してしまいました。 |