商品の説明       水とせっけん
生活センターの出発点は「石けん」でした。以来20余年、合成洗剤から「安全な石けん」への運動を続けて来ました。

《硬水と軟水》
 石鹸の泡立ちの悪いのは、水に含まれる成分が石鹸の中の脂肪酸と結び付いて、水に溶けない石鹸カス(金属石鹸)となるからです。これが皮腐の細胞の穴を塞ぎ肌荒れを起こします。
 その原因となる成分はカルシュウムとマグネシュウムでこれを多く含んでいる天然水を硬水といいます。一般に硬度250ppm以上の水を硬水100ppm以下を軟水とよんでいます。
 アメリカやヨーロッパの水は硬度100から数100ppmにも及びますので、そのままでは肌に刺激が有り、つかる時は沐浴剤を入れます。石鹸の泡立ちも悪く、従って湯に長くつかる習慣もありません。
 我が国の自然水は世界にもまれにみる軟水で、肌にも、洗浄用水としても極めて恵まれています。
《硬度と洗浄力》
 水の硬度が高くなると合成洗剤にしろ石鹸にしろ洗浄力は下がって行きます。水中の金属成分が界面活性剤の性能低下を招くからです。その対策としてリン酸塩等の金属封鎖剤が必要になって来ます。硬水地域ではリン酸塩はかかせないのです。また、洗浄力を補う為に様々な助剤も必要です。
 洗濯の上で日本のように「軟水である」ということはどれほどありがたい事か知れません。
《水温と洗浄力》
 水温が上がるにつれ、石鹸の洗浄力はグングン伸びて行きますが、合成洗剤はほぼ横ばい。つまり、お湯を使うと洗浄力に大きな差が出ることがわかります。
 欧米では水が硬水であるために残念ながら石鹸は適しません。しかし、我々には石鹸を使う事ができるありがたい水があるのです。その上、風呂の残り湯を使うなどして水温を上げれば、優れた石鹸のパワーを存分に活用することができるのです。
 毎日たっぷりの湯に浸かって体を癒し、次の日はそれを洗濯に回す。こんな昔ながらの日本のライフスタイルは自然に優しく、化学的にも正しかった事になります。

石けんと合成洗剤 
 石鹸も合成洗剤も汚れを落とす仕組みは同じですが皮膚に直接触れた時、この二つの作用は大きく違います。
《粉石けん》
 粉や顆粒状のものはすべて《粉石けん》と思っていらっしゃる方はいませんか?「石けん」と呼ばれていますが、これは合成洗剤がなかった頃の一般的呼称が残っているだけで合成洗剤も「石けん」と混同している揚合もあるようです。外見は似ていても「石けん」と「合成洗剤」では成分も性質も全く違います。表示を確認して下さい。
《石けん》
 2〜3千年前、焼いていた羊の肉からポタポタ落ちた油が地面の木灰と反応してできたのが石けんの始まりとか・・・・・
 すなわち、動、植物の油脂とカセイソダーかカセイカリを反応させて作ったのが「石けん」です。
《合成洗剤》
 「石けん」以外の洗剤です。
 第一次大戦時にドイツで開発され、二次大戦後から普及しました。
 石油からエチレン、プロピレン、べンゼン等を分離、合成して化学反応の結果作られたのが「合成洗剤」です。動植物からつくる高アルコール系合成洗剤もあります。植物と銘うったり、ホームパーティ式で販売される洗剤も殆どは合成洗剤であることが消費者連盟の調査で判明しています。「複合石けん」にも合成洗が含まれています。
 日本では昭和31年、合成洗剤ライポンFが食品衛生上有益として推賞品となり、合成洗剤は洗濯機の普及もあって日本中に広がりました。昭和37年、医学会で合成洗剤の有害性が発表され、マスコミも取り上げ、国会でも論議され、その有害性が私達消費者にも知れわたるようになりました。それにもかかわらず今だに種々多様の合成洗剤が店の陳列棚に溢れ、テレビでは大きな資本力を背景に多数の宣伝が流されています。生命をニの次にする行政の企業よりの体質は少しも変っていないようです。国が禁止しないのだから「安全」と信じている方もいらっしゃるのではないでしょうか。

人体への影響

合成洗剤は有害
 合成洗剤は低濃度になっても分解せず、その界面活性作用によって種々の害を私達生物に植物に害を及ぼしています。
 富栄養化という環境の害から「無リン洗剤」が主流のようになりましたが、合成界面活性剤そのものの危険性がまず問題なので、むしろ洗浄力が劣る「無リン」は危険な合成界面活性剤の量が増える分、不安が増したことになります。
【皮膚障害】おむつかぶれ、手荒
【肝臓障害】皮膚からの浸透性が強く、台所洗剤1%希釈液を塗っただけでラツトの肝細胞は死滅。
【溶血性・酵素阻害】蛋白質と結合する性質があり、細胞膜が破れてしまう。血球でも同様。貧血の原因という人あります。
その他コレステロールの増加、催奇性、発ガン促進、化学物質の吸収増等々。
 受胎率、出生児の体重など胎児の影響も懸念されます。洗剤の添加物と反応してその発ガン性も指摘されています。
 さらに合成洗剤の怖いのは、皮膚、顕皮、歯ぐきなどからも吸収されることです。口から入ったものは排泄されますが、判断能力をもたない皮膚から吸収されると、直接血液に入って肝臓まで運ばれます。その点、むしろ排出作用のある嚥下より危険とも言えます。
 コマーシヤルでよく見る、食器用洗剤、歯磨き、シヤンプーなどは殆どは合成洗剤です。
環境ホルモン
加えて、環境ホルモンも問題となって来ました。
 ダイオキシン、PCB、農薬、塩ビ、そして合成洗剤など化学物質の多くは生物の内分泌を撹乱させる作用をもっていることが明らかになりました。
 人間が作り出した化学物質が女性ホルモンのような役割をすることがはっきりしてきたのです。
「人間の精子もこの20年で数が半減し、その質も低下している。」
「 フロリダではワニの75%の卵が死んでいるか無精卵で、25%のワニが性転換を起こしている。」
「イギリスでは下水処理場付近の魚のオスがメス化している。」等々の報告が寄せられています。
 そうした原因の一つとされるビスフェノールAやスチレンはポリカーボネート樹脂やカップめん容器から出て来ることが動物実験で確かめられているそうです。
 イギリスでの例は合成洗剤の原料であるノニルフェノールが原因と言われています。羊の毛を刈って洗うのに使った合成洗剤が排水で分解されノニルフェノールとなり、オスの魚をメスに換えたのです。
実験では50ppbで魚が性転換することが確認されています。ホルモンとして作用するにはppb(10億分率)というごく微量で十分という実験結果は驚くべきことです。
 ノニルフェノールは避妊用殺精子剤としても使われ、他に酸化防止剤としてプラスチックにも添加されています。ノニルフェノールが女性ホルモンとしての働きを持つことに最初に気付いたのは、プラスチックの試験管を使っての乳癌細胞の増殖実験だったそうです。
環境への影響
合成洗剤はもともと分解しにく<、更に、分解してくれる微生物も殺してしまうので排水はそのまま河川、湖沼、海へ流出し、重金属など有害な物質を水の中に溶かしだします。
《表示のない合成洗剤》
 市販のシヤンプー、リンス、ボディシャンブー、浴用石けん等は実態は合成洗剤でも「化粧品」」に分類される為「合成洗剤」の表示はありません。ご注意下さい。
 また、「植物性」と宣伝しているものも、植物原料は2〜30%、あとは石油が原料というものが大半です。
《シロさって?》
 合成洗剤で洗うと真っ白になると信じている方はいませんか?
 洗浄力は「前号の太陽」でも示したように、石けんの方が優れています。合成洗剤で洗うと白く見えるのは汚れが落ちたからでは無く、蛍光増白剤で青白く染め付けたからです。この蛍光増白剤は第一に安全性に疑間が有ります。
動物実験で有書性が指摘され、発ガン性も懸念されています。 
 紙コツプ、布巾、ナプキン、紙おむつ、トイレットぺーパー、ガーゼ等への使用が禁止されている事からもうなづけます。
 以上のように「石けん」と「合成洗剤」とは全く異なる洗剤です。自分の健康と環境の為にも是非「石けん」を使用したいものです。
 ニオイも質のよい石けんを適度の量使い、すすぎを充分して、すぐ干すことを心掛ければ気にならないかと思います。
 粉石けんは「洗い張り」に「防水加工」にも威力を発揮します。
気になる「石けんカス」も
●予洗いをする。(汗等の汚れは水で落ちる)
●適量を守る。
●常温からぬるま湯程度で石けんを良く溶かして洗う。等、ちょっとした気配りで気にならなくなります。 
やっぱり石けんを・・・
 動植物の油脂から作る「石けん」は塗布、経口実験においても、魚を放してみても、菜をまいてみても何の害も出ません。人間が5千年も使ってきて何ともない物質です。
 まして洗浄力は合成洗剤よりも優れています。
 洗濯石けんはもちろん、台所、歯磨き、シャンプーなど洗剤が必要ならやっぱり「石けん」を使いましょう。宣伝や効能、香に惑わされず、私達の確かな選択の目が必要な時です。
 センターには洗濯用粉石けん、液体石けん、台所用石けん、石けんシヤンプー、リンス、ボディシャンプー、ハンドソ-プ。お風呂用石けん、石けん歯磨き等すべて揃っていますのでご相談の上、安心してご利用下さい。
このところ、若い人の間にせっけんシャンプーへの関心が高まっているようです。そこで上手な洗い方を次ぺージに。
石けんシャンプーの上手な洗い方
合成洗剤シャンプーからせっけんシャンプーにきりかえると、フケやカユミが出る場合があります。なじむまで、しばらく辛抱が肝心のようです。
白髪染めの「ヘナ」もまず、石けんシャンプー使用が大前提です。
    
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