サーヴァントの弱点

サーヴァントの弱点

 トーナメントの第二回戦。相手のマスターのダンは、確かに強敵だった。
 しかし、こっちには奥の手があった。
 懐に手を伸ばすと、とっておきのモノを取り出した。
「そのサーヴァントの弱点は、コレだ!
 高々掲げた右手には、食堂でくすねたリンゴが握られていた。
「リンゴを射抜いた伝説を持つ英雄は、リンゴを見るとそっちを攻撃しないとすまなくなる。それが、そのサーヴァントの弱点だ!」
 リンゴを見た三人・・・ダンとそのサーヴァントだけでなく、味方のはずのサーヴァントまで、呆れた顔をしていた。
「マスターよ、その伝説はウィリアム・テルだ。全然、別人だ!」
「ええ! ちがうの!?」
 ダンのサーヴァントは、汚物でも見ているかのような目をして、弓を構えた。
「マスターを攻撃しても、いいよな」
 ダンも腹にすえかねたのか、黙っている事で自分のサーヴァントの提案を肯定していた。
 それどころか、自分のサーヴァントまで、もう知らないという顔をしていた。
 そして、それが自分の最後に見たモノになったのだった。

終わり
[後書き]
今日は、練馬です。
ネタバレをさけながら、どっちの主人公の性別でも成立するSSを書くのは大変です。
これより長くは、書けませんでした。
感想、一応募集しています。

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