FERRARI641/2徹底解剖


 

コックピット内部

 

エンジンカウルを外した状態です。
暗かったのでフラッシュを使用。ヘルメットに反射しています・・・・・

プロストが、取り外し可能な革製シートに鎮座しているのがわかります。
フェラーリは、代々スケドーニ社(伊)のシートを使用しています。
おそらく、F1界でも、革シートを使っているのは、フェラーリだけでしょうね。
シートは、ドライバーにフィットするように、完全オーダーメイドになっています。

プロストの右側にあるのがラジエーターです。こちらでエンジン冷却水の放熱を行います。
ラジエーターから後方に伸びている管でエンジンに繋がっていて、冷却水を通しています。
ここでの排熱気は、一部は車体側面に、一部はサイドポンツーン内を通る様子がわかります。

プロストの後方にある金色のリグが給油口です。
1990年のスポーティングレギュレーション(レースルール)では、
レース中の給油が禁止されていたために、給油口は、カウル内部に埋没しています。
その下にあるのがガソリンタンク。つまりドライバーの真後ろにタンクがあることになります。
これは、ガソリン消費によって、車の前後重量バランスが変わらないように、
重量変化の影響が少ない、車体の中心に配置するという思想によるものです。

コックピットの様子も見えます。右側のへりに少し見えているのがスタビライザー。
ハンドリングを調整するためのものです。

フェラーリは、ステアリングもMOMO社(伊)製の特注を使用しています。
ステアリングの中心には、フェラーリのエンブレム「カバリーノ=ランパンテ(跳ね馬)が描かれています。
エンブレム右側のスイッチが、セミオートマティックトランスミッション用のニュートラルスイッチです。
左側は、ピットとの通信用に使われるラジオボタンです。
現代の「スイッチ類はステアリングに付ける」という流行の、先駆的なステアリングでした。

コックピット正面には、液晶画面によるタコメーターが配置されています。
フェラーリは比較的早く、液晶メーターを導入したチームでした。