FERRARI641/2徹底解剖


 

フロントウィング

 

フロントウィングです。

サイドポンツーン内部に空気を入れること(ラジエーター冷却用)と、
サイドポンツーン外側に、流速の高い空気を流すために(ディフューザの効率化)、
フロントウィングのフラップは、両サイドのわずかな部分にしかありません。
翼端板は、同時代のマシンと比べても、比較的小さいほうです。

尚、翌1991年のテクニカルレギュレーション(車両製作用の規則)から、
フロントウィング幅が100mmずつ少なくすることが、義務付けられたので、
大型フロントウィングの最後の年でもありました。

フェラーリは2台のドライバーを視覚的に判断できるように、一方のドライバーに、
黄色のマークを、フロント・リアのウィングにつけていました。
この黄色マークは、伝統的にエースドライバーがつけていて、
1987〜89年は、G.ベルガーが、1990〜91年は、このプロストが、
1992年〜95年は、J.アレジがつけていました。

1989年サンマリノGPで、路面とフロントウィング翼端板の接触が原因で、
G.ベルガーのフロントウィングが脱落するということがありました。
ベルガーは、フロントのダウンフォースを失って、タンブレロコーナーでコースアウト、
その時の衝撃で漏れたガソリンに引火して炎上するという事故がありました。
この事故を踏まえて、641/2では、翼端板下部に木材を取りつけて、
路面との接触があっても、衝撃を吸収するようにしていましたが、
さすがにそこまではモデル化されておらず、色だけ木材っぽい色になっています。