FERRARI641/2徹底解剖


 

 

ノーズ下面です。こんなことができるのもモデルカーならでは。

ハイノーズと聞いて「???」と思われる方もいらっしゃるかもしれません。
一般的には、1990年サンマリノGPでデビューした、ティレル019が最初と言われています。

しかし、正確に言うと、ティレル019で「本格的に」初めて採用されたのであり、
前年度のレイトンハウスCG891、フェラーリ640、そしてティレル018でも、
消極的にではありますが、すでに採用されていました。
641/2でも640から引き継いだ、そのままのハイノーズが踏襲されています。

ハイノーズの起源は、ハイノーズの定義をどう考えるかによって変わってきますが、
少なくとも、現在と同じ思想で導入されたのは、上記3台と言っていいでしょう。

ハイノーズの思想は、フラットボトム規制の範囲外である、ノーズを持ち上げて、
車の下面により多くの空気を流して、
ディフューザーを効率化しようという考えです。

1991年以降は、部分的にスラントノーズ(それまでの低いノーズ)が復活することもありましたが、
正面クラッシュテストの基準が引き上げられたこともあって、現在では全車ハイノーズです。
ハイノーズは、衝撃を吸収する能力にも優れているという、思わぬ副産物がありました。

ちなみに、ハイノーズ導入に最後まで抵抗したのが、1991年のチャンピオンマシン、マクラーレンMP4/6です。

 

車の下部がビス止めになっているのも、モデルならではのご愛嬌ですね。