FERRARI641/2徹底解剖


 

 

コックピット拡大です。タイトルはモノコックにしています。

プロストが鎮座している部分が、「サバイバルセル」と呼ばれ、ここだけ、大きな衝撃を受けても
変形などのダメージがないように、頑丈に作られています。言うまでもなくドライバー保護のためですね。
F1マシンはちょっと接触しただけで、簡単に壊れるように見えますが、市販車と一緒で、
わざと壊れやすくしています。つまり、外側のパーツが変形することで衝撃を吸収するようにしているわけです。

上から見た図では、セミオートマティックトランスミッションのパドルが確認できます。
ステアリングの裏に付いているパドルがそれに当たります。
右側を引くとシフトアップ、左側を引くとシフトダウンというシステムで、
ステアリングから手を離すことなく、ギア操作ができるというものでした。

登場当初は、ギアトラブルが多発しましたが(1989年の640)、1990年シーズンでは、
ギアボックストラブルはほとんどなく、熟成が進んでいました。
セミオートマティックトランスミッションは、現代F1の標準装備です。
フェラーリ・J=バーナードの思想が、一歩先に出ていたことがわかります。

また、このモデルでは、モノコックがカーボン模様になっています。
黒の点々模様に見えるもが、カーボンコンポジットの模様です。
また、フロントサスペンションが、ベルクランクを通じてダンパーに繋がっている様子がよくわかります。