陸奥国へいく人2

目的は、角館の武家屋敷訪問です。
標題は、枕草子「はるかなるもの」の書き出し「陸奥国(みちのく)へ行く人、逢坂越ゆるほど」から考えました。


1.秋田内陸縦貫鉄道

2003年、武家屋敷に咲く桜が美しい、角館の街を訪問したものの、桜が既に散っていたという失態をしでかしました。

2004年こそは、と思いリベンジを考えていたのですが、どうやら開花の時期に休みが取れそうな気配!!
よし、いざ角館訪問リベンジじゃぁ!!

昨年度の訪問は、秋田から秋田新幹線「こまち」で訪問しましたが、今回はアクセス手段を変えてみることにしました。

 

大館能代空港
まずは、ANA787便で、大館能代空港へと向かいます。
ANA787便は、「ANA」の便名が付いてはいるものの、実際は子会社である、エアーニッポン(ANK)の運航となっています。

かつてはANAのマイレージカードを使う上では何の問題もありませんでしたが、ANAと提携を結んでいる、外航(UAなど)のマイレージカードでは積算ができないという問題点がありました。
ANK運航便も、便名を「ANA」で統一することにより、外航の積算も可能になったのは、利便性の向上と言うべきでしょうか!?

こちら大館能代空港は、地元では「あきた北空港」と称しているようです。空港ターミナルの看板も「大館能代」の文字より、「あきた北」の方が大きくなっています。

しかし、「あきた北」というのは、県外の人間からすると違和感があります。空港スリーレターも「ONJ」ですし(Odate−Noshiro−Japanの3字ですかねぇ!?)、場所的にも大館市と能代市の丁度中間くらいなので、「大館能代」のままでいいと思うのですが。

 

 

鷹ノ巣駅
大館能代空港は、「大館」「能代」という、秋田北部の都市の名が冠せられてはいるものの、最寄りの街は、その中間にある、鷹巣になります。

空港から出るバスは、大館行と能代行がありますが、大館行の方は、途中、鷹ノ巣駅にも寄ってくれます。私はここで下車することに。ここから、秋田内陸縦貫鉄道で角館に行くつもりでいたからです。

こちらは、JRの鷹ノ巣駅。鷹ノ巣駅は思っていたよりも大きな駅でした。しかし、駅前の商店街は閑散とした感じでした。

私は駅からちょっと離れたコンビニ(バスから見えた)に行って、弁当と飲み物を調達しました。

げっ・・・雨が降ってきたよ・・・・・・

 

 

鷹巣駅
コンビニから戻り、今度は隣接する、秋田内陸縦貫鉄道の「鷹巣駅」へと向かいます。

上下の写真を見比べて頂ければわかるかと思いますが、JRの方は「鷹ノ巣駅」、秋田内陸縦貫鉄道の方は「鷹巣駅」となっています。

自治体の名前は「鷹巣町」なので、秋田内陸縦貫鉄道の方が正確な表記となっていることになります。まぁ、秋田内陸縦貫鉄道は、地元主体の第3セクターですから、正確にせざるをえないんでしょうけど。
JR側に「ノ」の字が含まれている理由は謎です。

こちらは、JRの駅を間借りしているような格好となっていました。駅舎は独立していますが、ホームは内部で繋がっている状態となっています。秋田内陸縦貫鉄道が、かつて国鉄鷹角線として建設された路線であることが、こうした構造からも伺い知ることができます。

 

 

角館武家屋敷とさくら号
こちらは、秋田内陸縦貫鉄道の臨時列車、「角館武家屋敷とさくら号」です。
急行「もりよし」用の車両を使用しています。

こちらは、春の期間、JR弘前駅まで乗り入れる臨時列車です。まぁ、春のこの時期は稼ぎ時でしょうからねぇ。

ちなみに、「弘前→角館」が「角館武家屋敷とさくら号」で、「角館→弘前」は「弘前お城とさくら号」となります。上下で列車名が変わる、変な臨時列車です。

弘前も角館も、双方桜で有名なところですね。

 

 

 

 


こちらは、「もりよし号」用8900系の内部です。

第3セクターの車両とは思えないほど凝った作りとなっています。全面は1枚ガラスの展望窓となっており、中ほどはロビーのような構造です。窓べりの間接照明もこじゃれた感じで、好感の持てる内装となっています。

天井には桜の造花を飾るほどの凝り様なのには驚きました。

ちなみに、こちらの写真は、角館駅到着後の写真で、鷹巣駅から乗り込んだ時は、弘前方面から直通してくる人達が満載で、座る席の確保も一苦労でした。

 

 

 

 

角館武家屋敷とさくら号
私が座ることができたのは、前方3列目の展望座席(?)でした。

後方のロビー座席(?)は、女子高生と思われる団体に占拠され、鷹巣出発後しばらくは、写真撮影などでおおはしゃぎだったのですが、次第にダウンしていき、後半は全員熟睡状態となっていました・・・・・(あのテンションを終点まで続けられたら、こっちが疲れる・・・・・)

列車は、秋田の山間を抜けるように走っていきます。雨模様なのが残念だったのですが、大型窓のワイパーが視界を保ってくれていました。

田園風景の中を抜けたり、杉木立の中を抜けたりと、風景はいいのですが、周辺に人家がまばらなのが気になりました。余計なお世話かもしれませんが、かつては国鉄赤字路線として廃止されているだけに、経営の方が心配になってしまいました。

でも、この日はほぼ満席での運行でしたしね。今後も活躍してほしい路線ではあります。

 


                        
(2003年角館初訪問へ)