イラク攻撃


 

ついに、イラク開戦。

 

今回の戦争はどこかおかしい。
前回の湾岸戦争は、イラクの「クウェート侵攻」という理由があった。
アフガニスタン侵攻も、同時多発テロの報復という側面があった。

でも、今回は尋常ではない。

「やられる前にやっちまえっ!!」

的な理論のような気がしてならない。

 

まぁ、正当化される理由もなく、国連における外交孤立でも開戦に踏み切るあたり、
ある意味、アメリカの本気を感じる。

 

それに対して、日本は弱気だ。
経済も政治も、軍事力までもアメリカ頼りなのは、よくわかる。
ここでアメリカの機嫌を損ねると大変だ、というのが政府、外務省の本音だろう。

しかし、第2次世界大戦の敗戦国・アメリカの同盟国・国連安全保障理事会常任理事国入りを果たせない、という
日本とほぼ同じ立場のドイツは、明確に反戦を表明している。
ドイツには、「EU」というアメリカ以外の頼るべき存在というか、仲間があるからだ。
日本は、太平洋戦争の責任問題を先延ばしにし続けたことが、本来、仲間とすべきアジア諸国との鼎立を邪魔している。

 

なぜ、日本は戦争に賛成なのか!?
戦争が起こることによって、日本にどういう国益があるのか!?
政府はそのことについての説明は一切していない。
明確な理由もなく、アメリカの言いなりの関係を続けていては、日本は独立国とさえ言えない。

「外交」とは、国益を守るための駆け引きである。
アメリカとの関係を気にするあまり、石油輸入国のアラブ諸国の感情を逆撫でするのは、あまり得策ではないだろう。

 

そりゃ、アメリカには利益があるだろう。
1発2億円という巡航ミサイル、「トマホーク」を3000発使うというのだから。

アメリカンやユナイテッド、ノースウェストにコンチネンタルという航空会社の損を考えても、アメリカ軍需産業が、
アメリカ経済界を引っ張っていってくれるであろう。
大体、あの国はその気になれば、経済が自己完結する国なのだ。
ドル価が上がろうが下がろうが、ぶっちゃけ関係ないとも言える。円の為替相場で右往左往する国とは根本的に違う。

 

今回のイラク問題は、戦争の是非はともかくとして、
アメリカの経済力・外交力の強さ、日本の独立国としての貧弱な体制が、改めてよくわかったような気がする。

 

今回は、憤りのあまり、「コラム」らしいコラムを書いてみました。