駅弁ランキング〜西日本・山陽山陰編〜


私がこれまでの旅行の中で味わってきた、「これは、うまい!!」という駅弁を紹介します。
評価の中には、私個人の思い出というものも入っているので、必ずしも公平な評価ではありません。

 

第1位 宮島口駅(山陽本線・広島県)「あなごめし」  うえの

宮島口駅「あなごめし」
広島の名物と言えば、牡蛎・穴子・もみじ饅頭。世界遺産でもある、宮島を廻るのに、この弁当は欠かせません。フェリーに乗りこむ前に買い込み、デッキで潮風を感じながら食べるのがGOOD!!
肉厚で香ばしく焼き上げられた穴子に、うるち米が混ざっていると思われる炊き込み御飯が、本当にマッチしています。広島には3回行きましたが、3回ともこれを食べています。

写真の包装紙は、大正11年10月の復刻版。「銭十七金箱一」と記載されています。昔は右から左へと読んでいたので、「一箱金七十銭」ということですね。
その他にも、「鉄道旅行薬」として、様々な薬が記載されているのが、面白いです。

 

 

第2位 広島駅(山陽本線・広島県)「おまかせ寿司」  ひろしま駅弁

広島駅 「おまかせ寿司」
JTB「旅」誌と、駅弁評論家小林しのぶ氏の協力によって生まれた駅弁。
広島の山海の名産品が凝縮されています。ネタは左上から時計回りに、穴子・ちりめんじゃこ・牛肉・アジ・穴子入り玉子・牡蛎・小イワシ・あさりとなっています。牡蛎は冬ヴァージョンで、春は鰆(さわら)、夏は小鯛、秋は松茸と、季節によって旬のネタに変わるそうです。
やはり、穴子が絶品です。玉子焼きにも穴子を入れているのが嬉しいところです。その他のネタも1つ1つが個性を発揮していて、食べるのが惜しいくらいでした。
付け合わせの柿ようかんもなかなか。私は、柿があまり好きではないのですが、風味だけ楽しみつつ、違和感なく食べることができました。

 

 

3位 松江駅(山陰本線・島根県)「大和しじみのもぐり寿し」  一文字屋
松江駅 「大和しじみのもぐり寿し」
松江・宍道湖といえば、しじみの生産で有名な地です。この駅弁は、高名なしじみの他に、シラウオ・エビ・ウナギといった、宍道湖七珍(詳しくはこちらに記載)のうち、4品をふんだんに使っています。七珍の他にもシシトウの天ぷらや、蒲鉾、錦糸玉子に昆布の佃煮と豪華な内容。
全体的に、濃い味と薄味とが交互に楽しめる、絶妙なバランスをもった駅弁です。特にしじみとシラウオを交互に味わうのがこの駅弁の醍醐味だと思っています。

ちなみに、「もぐり寿し」とは、しじみが砂に見たてた酢飯に潜っているところから名付けられたそうです。

 

 

 

第4位 米子駅(山陰本線・鳥取県)「かにちらし寿し」  米吾

米子駅 かにちらし寿し
錦糸玉子とかにを織り交ぜたちらし寿しです。パッケージは、かにが温泉に浸かっています。皆生温泉をイメージしているのでしょうか?

内容としては、ごく普通のかにのちらし寿しです。酢飯とやや薄味の錦糸玉子のバランスがもう絶妙!!
ただ、もうちょっと量があってもいいかも。漬物が添えられているのは普通ですが、珍しいのは、パイナップルとさくらんぼが添えられていること。意外と、ちらし寿しを食べた後の口直しとしてマッチしています。

 

 

 

第5位 岡山駅(山陽本線・岡山県)「塗箱祭ずし」  三好野

岡山駅「塗箱祭ずし」
岡山の郷土料理「祭ずし」です。
そもそも、江戸時代に岡山藩の財政は苦しく、「祭宴の膳は一汁ニ菜」という倹約令を出していました。しかし、「せっかくの祭りだから」と、寿司の上に具をたくさん載せて「一菜」にしたのがその起源です。元々は錦糸玉子の下に具を隠していたのだとか。作る人によっていろいろな違いがあるらしです。
この駅弁では、ままかり、鰆、さより、雀鯛、しゃこ、海老、穴子、藻貝煮、椎茸、竹の子、蓮根がふんだんに盛り込まれています。
瀬戸内の山海の魅力を一度で味わえるこの駅弁。岡山に行った時は絶対「買い」です。
ちなみに「祭ずし」にはいくつかグレードがあって、これは豪華版。桃の形の容器のお買い得版もあります。

 

 

第6位 下関駅(山陽本線・山口県)「ふく寿司」  下関駅弁当

下関駅 「ふく寿司」
「ふく」とは、「ふぐ」のこと。本場、下関ではこのように呼びます。
愛嬌のあるパッケージに入ったちらし寿司は、「ふく」の他にも、海老・椎茸・魚卵・わかめ・ウニといった豪華な内容が散りばめられています。
「ふく」は、もちろん高名・高価なトラフグではなく、白サバフグという品種ですが、「ふく」であることには変わりありません。独特の味と歯ごたえを堪能することができます。
只、惜しむらくは、酢の味が強いこと。まぁ、弁当ということで、日保ちを考えると仕方がないことなのかもしれません。
こちらには、期間限定の「ふくめし」もあります。こちらもいつかチャレンジしてみたい駅弁の1つです。