花ぞ昔の 香に・・・・

目的は、弘前城の桜見物です。
標題は、百人一首、紀貫之「人はいさ 心も知らず ふるさとは 花ぞ昔の 香ににほひける」から考えました。


1.津軽へ

日本は桜の国です。日本の国花は桜。
その日本の中でも、桜の三大名所と呼ばれるところがあります。それは、高遠城址・弘前城・吉野。
個人的には、これに京都の仁和寺・醍醐寺も加えたいような気がします。

三大名所の内、高遠城址は去年行ったので、今年は弘前城に行こうと思っていました。
弘前城の例年の開花シーズンは、GWの辺りで大混雑するのですが、今年は開花が早かったこともあり、4月の中旬に出かけました。混んではいましたが、GWよりは、かなりましだったかもしれません。

十和田子だっ!!
空路、青森へ。

全日空(ANA)401便に搭乗して、空の上の人に。
私は大体窓側に座るのですが、これは、景色を見るためではなくて、壁にもたれて寝るため。

いつものように、まどろんでいると、突然アナウンスが。

「只今、右手には十和田湖が見えて参りました。」

この日は天気がよかったこともあり、はっきりと十和田湖が見えました。
十和田湖は、2つの半島のせいで、恐竜の足跡のような形をしています。
周辺の山には、まだ雪が残っていました。

 

青森空港到着後、弘前市内行きのバスに乗り込みます。401便到着直後のバスは、満員であったので、30分遅い次のバスで行くことにしました。こちらの方も結構混んでいましたが・・・・・

弘前駅に到着後、駅で青森行の電車の時刻を確認します。
弘前城に行った後、どうするかは決めてなかったので。あと、青森空港行のバスは、青森駅前からの方が多いような気がしたのもあります。

その後、いよいよ弘前城へ。バスも出ていますが、歩けない距離ではありません。私は歩くのが好きなので、徒歩で。

 

弘前城追手門
弘前駅から真っ直ぐ歩いていくと、城の堀にぶつかります。
堀沿いに右に行くと東門、左に行くと追手門になります。

距離で言えば東門の方が近いのですが、追手門=大手門(正門)ということで、気分的に追手門の方に進みました。

こちらが弘前城追手門。しだれ桜が迎えてくれました。

弘前城には、5つの門がそのまま残されています。
日本のその他の地域の城とは違って、漆喰の使われている部分が少なく、それだけに、黒く、武骨な印象があります。

 

 

 

 

弘前城天守閣
城域内の散策は後廻しにすることにして、先ずは天守閣を目指します。

こちらが弘前城天守閣。小ぶりな3層の天守閣ですが、華美な装飾物が一切なく、上品な姿をしています。

この日は、桜祭りで、城域内は無料でした(彦根城と一緒)。但し、資料館になっている、この天守閣だけ有料となっていました。どうせなら、天守閣もただにすればいいのに・・・・・(彦根城は、全域無料でした)

天守閣の目の前には巨大なしだれ桜が。

う〜ん、これほど桜が似合う天守閣というのはないかも。
桜の三大名所というのも、頷けるような気がします。

 

 

 

弘前城天守閣
別角度より、遠景。

天守閣のある本丸跡は、しだれ桜が咲き乱れていました。
桜に埋もれる天守閣。実に美しい。

行きの飛行機から十和田湖が見えただけあって、この日の津軽地方は快晴。東京に比べるとやや肌寒い空気がとても気持ちいい。

天守閣の周りを一通り歩いてから、いよいよ天守閣に登ります。

弘前城の詳しくはこちらをご覧下さい。

 

 

 

弘前城天守閣より
弘前城天守閣より。

西側を望むと、岩木山の雄大な姿が望めます。
城域内の桜の花には、結構ばらつきがあります。

本丸近辺の桜は丁度満開でしたが、本丸から離れるごとに、散り始めていました。

弘前城天守閣の最上階は、テラスのようにはなっておらず、あくまで格子の入った窓から、景観を望むという形式になっています。

 

 

 

 

下乗橋
天守閣から南側を見た光景。

二の丸から本丸へと渡る、下乗橋が見えます。
昔は、ここで馬を下りて本丸に進んだことから、「下乗橋」という名がついているそうです。

この下乗橋、朱塗りの欄干がとても美しい。仙台の福浦島もそうでしたが、私は朱塗りの橋というのが、どうやら好きらしいです。

本丸と二の丸の間の内堀には、散った桜の花びらが大量に浮いていました。堀が桜色に見えるのはそのためです。

 

 

 

弘前城本丸
天守閣を降りて、本丸跡へ。

本丸の西側には、岩木山を望む展望台のようなところがあります。
その手前には、1本の大きなしだれ桜が。

ここが一番カメラマンが多かったです。
私もここで一枚。弘前城での撮影で、一番のお気に入りです。

岩木山は、「津軽富士」という別名を持ちますが、コニーデ(成層火山)という形態を別にしても、本家富士山に勝るとも劣らない、雄大さ・優雅さを感じる山だと思います。