「八雲たつ出雲」へ

目的は、初の山陰上陸となる、松江・出雲周辺の観光です。
標題は、須佐之男命(スサノオノミコト)「やくもたつ 出雲八重垣 妻囲みに 八重垣つくる その八重垣を」(古事記)からです。


1.神話の国へ

私が訪れたことのない都道府県は残り3つ。鳥取県・島根県・徳島県の3県です。
今年の夏休みは、このうち、鳥取・島根を廻ってみようと思っていました。

当初の予定では、鳥取砂丘を見てから西に移動し、松江を観光しようと思っていたのですが、松江近辺の地図を見ているうちに、行きたいところがいっぱい出てきてしまいました。そこで、目的地を「松江周辺」に変更しました。

いざ、山陰初上陸です。

米子空港
東京から松江に行く場合、飛行機なら米子空港か出雲空港、鉄道なら新幹線岡山乗換え伯備線というルートになります。寝台特急「出雲」で東海道・山陰本線経由というのもありますけど。

私は飛行機で米子空港というルートを選択しました。初便の出発時刻が早いのは米子の方だったからです。米子空港の所在地は鳥取県ですが、位置的にいうと、「極めて島根に近い鳥取県」。バスに乗れば、出雲空港からの所要時間と対して変わりありません。

米子空港からバスで松江駅へ。朝イチの飛行機に乗ったので、眠くてたまらず、バスの中で熟睡してしまいました・・・・・・zzz・・・・

ちなみに、東京−米子は、ANAで1日5便。東京−出雲はJASで1日5便となっています。

 

 

 

 

松江駅
10:00少し前に、松江駅に到着しました。
松江駅は地方の中心駅の典型のような感じです。

当初の予定では、ここから歩いて松江城に行くつもりだったのですが、何の気無しに入った駅構内で、「10:00 やくも1号 出雲市」という表示を見た瞬間に、

予定変更!!先に出雲大社に参拝!!

となってしまいました。本数が少ない山陰本線において、これだけドンピシャな列車があるのがもったいないような気がして・・・・・・駅前の地図を見た時に、松江城が若干遠めだったというのもあります。

じゃあ最初から出雲空港にすればよかったじゃないか・・・・・・・

 

 

 

やくも1号
ホームに上がると、やがて「やくも1号」が入線してきました。
「やくも」は岡山−出雲市を伯備線経由で結ぶ特急です。伯備線が山間を縫うようにして走るために、曲線に強い振り子型381系を使用しています。速達型の「スーパーやくも」を含め1日15往復の大所帯となっています。列車名は、この稿と同様に、「やくもたつ」という、出雲の枕詞から採用したのでしょう。

この日は、閑散期のためか、短い3両編成での運行でした。
出雲市駅まで、駅にして2駅、時間にして30分なので、自由席へと進みました。

やくもの隣に停車しているのが、普通電車の115系。こちら側の先頭車は、中間車を改造したのか、全く曲線のない、平面な先頭部となっています。

 

 

 

宍道湖
松江を出てしばらくすると、車窓の右側に宍道湖が広がってきます。山陰本線は、宍道湖の南岸を舐めるようにして走っていました。

宍道湖は、日本で7番目に大きい湖で、海と繋がった汽水湖(正確には、汽水湖の中海とつながっている湖)です。しじみの生産で有名な湖ですね。

前日雨だったためか、想像していたよりも水が濁っていました。まぁ、しじみが大量に採れるくらいですから、湖中の砂は多いんでしょうけど。

ちなみに、ワカサギ・ウナギ・シジミ・シラウオ・コイ・スズキ・エビの7つを「宍道湖七珍」と称しています。

 

 

 

 

JR出雲市駅
10:30に、「やくも1号」は終点出雲市に到着しました。
こちらは現在のところ、出雲大社への「JR最寄り駅」です。そのためか、大社造りを模したような駅舎となっていました。

実際には、一畑電鉄の「出雲大社前駅」の方が近いですけど。「現在のところ」と書いたのは、かつて「大社駅」という駅があり、ここが最寄り駅となっていたからです。現在は廃止されてしまっています。

出雲大社行きのバスが駅前から出ているのですが、10:30、11:00と大体30分おきに出発しています。つまり、10:30に出雲市駅に着いても、10:30には乗れず、11:00まで待つことになります。もうちょっと、JRとの接続を考えればいいのに・・・・・・

当初、11:00のバスに乗るつもりでしたが、隣接する一畑電鉄の出雲市駅に行ってみると、11:16に出雲大社直通の列車があったので、16分しか変わらないということもあり、こちらで行くことにしました。

 

 

電鉄出雲市駅
JR出雲市駅に隣接する、一畑電鉄出雲市駅。11:16発の出雲大社行へと乗り込みます。
こちらは、元京王線の5000系。今は一畑電鉄の2100系となっています。

一畑電鉄は、山陰唯一の私鉄で、Yの字を横に寝かせたような形の運行形態となっています。

松江しんじ湖温泉駅と電鉄出雲市駅を結び、支線として、出雲大社前駅行が出ているという形態です。電鉄出雲市駅と、出雲大社前駅との乗り換えが、途中の川跡駅で必要なのですが、時々、この列車のように、出雲大社前直通の列車が運行されています。

11:16に電鉄出雲市駅を出発すると、途中川跡駅で松江しんじ湖温泉方面と接続し、スイッチバックの方式で、出雲大社前駅へと進んでいきました。