関門海峡の謎

目的は、小倉・門司・下関の観光です。
標題は、フレンチ警部で有名な、F.W.クロフツの代表作「英仏海峡の謎」の流用です。ちなみに、特に謎はありません(笑)。


1.小倉へ

私の今の部署には、北九州市出身の方がいらっしゃいます。そして、仕事仲間(というには年配の方ですが)には、下関出身の方がいらっしゃいます。このお2人、故郷が近いということもあってか、実に仲良し。ことあるごとに、故郷自慢を聞かせてくれます。

下関・門司は、「関門」と称され、日本で初めての海底トンネルが建設された場所でもあります。この関門トンネルは、鉄道の海底トンネルも有名ですが、なんと自動車道路どころか、歩行者用道路まであるという、驚きの海底トンネルなのです(青函トンネルは鉄道だけ)。

まぁ、お2人の故郷自慢を確かめに行くのと、この関門海底トンネルを歩きたいという願望から、今回は門司・下関を旅することにしました。

ソニック
今回の出発地は博多駅。9:05発大分行の「ソニック9号」に乗り込みました。

特急「ソニック」は博多−大分間の特急で、早朝・深夜を除き、博多駅毎時05分・25分、大分駅を毎時15分・43分発車と、正に時刻表いらずの優等生的インターシティの特急です。

今回利用したのは、JR九州の「2枚きっぷ」。特急でも自由席利用なら、博多−小倉・門司港を往復しても、何と¥2600という驚きの価格です。指定席で普通に博多−小倉を買うと、¥2250ですから、約半額と言ってもいいくらいのお得な切符です。まぁ、JR九州としても、高速バスとの対抗上、やむなしの措置なんでしょうけど。

最初の目的地を目指すものの、最初の停車駅、折尾(9:32着)で下車。もちろん、折尾の有名駅弁「かしわめし」を購入するためです。次の特急は9:54発の「ソニック11号」でしたが、小倉到着は、次の快速(9:41発)の方が早かったために、こちらに乗って小倉へと向かいました。

 

小倉城
10:00に小倉駅に到着。駅前の地図を見て目的地である小倉城へと向かいます。

本来の目的地が門司・下関であったのに、小倉に立ち寄ったのは、門司港行の直行特急がないため(あることはあるものの、朝・夜のみ)、小倉で乗りかえる必要があった、ということもありますが、この小倉城を見たかったというのもあります。

小倉城は幕末小笠原家の居城として歴史に登場し、長州藩高杉晋作の攻撃を受けたことでも知られています。
元々、小倉城には破風(△型の飾り)がなく、「南蛮造り」と称されていたのですが、再建時に破風が付けられてしまったようです。しかし、それでも、実に美しい城であると思います。

内部には、様々な展示があり、小倉の歴史を知る上で興味深かったです。
小倉と何のゆかりもない「新撰組展」には、ちょっと「?」でしたが・・・・

 

松本清張記念館
この小倉城の敷地は、「勝山公園」称されているのですが(小倉城の別名は「勝山城」)、その敷地内には、松本清張記念館がありました。

「点と線」「ゼロの焦点」など、高名な推理小説を書き、最近では「砂の器」で再度注目された作家が、小倉の出身とは知りませんでした。尤も、私は松本清張作品を1冊も読んだことはないんですけどね(タイトルくらいしか知らない)。

この記念館の凄いところは、東京にあった清張の自宅を館内にそのまま移築してあることです。おそらく、左側のドーム状のところがその場所でしょう。
もの凄い書物が並んだ書庫や、清張の書斎が、外からだけですが見ることができます。

清張は、ヘビースモーカーであったようで、書斎には煙草の焦げ跡が相当数ありました。私も時々やってしまうので、何だか変な親近感が芽生えてしまいました(読んだことないくせに・・・)。ちなみに、私は清張の孫と交際があります。まぁ、本人に確認したわけではないので、ホントかどうかわかりませんが(周りから聞いた)。

 

小倉城庭園
同じく、勝山公園の敷地内には、「小倉城庭園」というものがあり、こちらには、大名屋敷が再建されていました。まだ、再建されて間もないようで(平成10年開館らしい)、まだ木の香りが漂ってくるかのようでした。

こちらは、大名屋敷というよりも、どこかの寺院の書院のような感じを受けました。
池に直接張り出している辺りは、
仙台城の「懸造り」に似ているような気もします(仙台城は現存していないので、CGで見ただけですが)。

こちらは、現在の消防法の関係で、火災感知器が付いている以外は、ほぼ当時のままに再建されたのだそうです。

 

 

 

 

リバーサイドウォーク
一方、こちらは勝山公園に隣接する、ショッピングモールの「リバーウォーク北九州」です。レトロな小倉城と、モダンなリバーウォークが隣接しているところが、小倉の凄いところですかねぇ・・・・・

内部には吹きぬけもあるし、水をうまく配置していて、何だか福岡の「キャナルシティ」にも似ています。と思ったら、それもそのはずで、「キャナルシティ」をデザインした、ジャン=ジャーディー氏が、こちらもデザインしたのだそうです。

まぁ、別に買い物をしに来たわけではないので、取り合えず一通り見てから退散しましたが、この噴水は、見ていて飽きなかったなぁ・・・・・・

 

 

 

 

小倉「常盤橋」
「リバーウォーク北九州」を出て、小倉駅へと戻ります。

こちらは、市内を流れる紫川に架かっている「常盤橋」です。一見、何の変哲もない只の橋に見えますが、実はこちらは結構凄い橋です。

というのも、かつて、この橋が長崎街道・中津街道・秋月街道・唐津街道・門司往還の5つの街道の起点となっていたのです。これらの5つの街道は、「小倉五街道」と言われていたと言われています。言うなれば、「九州の日本橋」ですね。

そういうことも意識しているのか、ちょっとレトロな感じの造りとなっていました。
小倉駅は、この橋の向こうにあります。常盤橋を渡って、小倉駅へと向かいました。

 

ただ・・・・渡りきったところが、風俗街というのはどうか!?と思いますが・・・・・・