街道をゆく〜北国街道〜

目的は、GWのリフレッシュです。心の故郷、長野県の名所を巡ります。
標題は、司馬遼太郎の紀行文「街道をゆく」(朝日文芸文庫)のそのままパクリです。


1.小布施へ

GWにどこに出かけよう?と思っていたのですが、直前に買った「たびてつ友の会12巻」(白泉社)の会報94「モラトリアムの過ごし方」で、小布施・山田温泉が紹介されていました。自分が知っているところが、こういう形で紹介されるのは嬉しい反面、自分だけの秘密を失っていくような淋しい気持ちも否定できませんでした。

しかし、長野はそれだけじゃぁないっ!!今までも、「たびてつ」に触発されてはいますが、オリジナルのアレンジを加えています。
よしっ!!決めたっ!!長野の隠れた名所を歩いて、GWリフレッシュ計画です。

まずは車で出発。長野は新幹線で行くと、1時間半くらいで行けますが、新幹線開通前に車で何度も通っていることもあって、長距離であっても苦になりません。夜中に東京を出発し、長野に着いたのは、未明と言える時間。とりあえずは仮眠です。

 

小布施堂
翌朝、真っ先に向かったのが、小布施。

GWということもあって、混雑しているかなぁとも思ったのですが、予想していたよりも混雑していない。只、以前は年配の方が多かったのですが、最近では、同年代の観光客も増えて来たように感じます。

小布施到着後、先ず真っ先に竹風堂に向かい、栗強飯を賞味。
そして、その後は
北斎館で、葛飾北斎の絵を鑑賞。
グルメと文化鑑賞。これこそが、私の感じる旅の醍醐味。

北斎館を鑑賞し終わった後は、目の前の小布施堂の栗アイスを賞味。
こちらの小布施堂は、「傘風楼」という名前で傘をモチーフにしたテラスを展開しています。

こちらの栗アイスは粒ごと入っていて食べ応えがあります。
「たびてつ12巻」でも紹介されています。

あ、それから、この通りで、St.Cousairという感じのいい店を発見しました。いずれ、「ぐるめくらぶ」でご報告します。

 

 

小布施市街
さて、北斎と言えば、岩松院の天井画の「鳳凰図」が有名です。
小布施の中心街からちょっと離れているので、今まで行った事はありませんでしたが、今回は「たびてつ」でも取り上げられていたこともあり、行ってみることにしました。

しかし、遠い・・・・「たびてつ」のいずみちゃんは、この距離を歩いていったと言うのか!?
距離にすると結構あるのですが、小布施市街は道路沿いに街路樹が感じ良く植えられていて、歩いていて気持ちがいいです。

今まではあまり気付くことがありませんでしたが、小布施市街も電線が地中に埋められているのか、電線が無く、空が広く感じます。

電線がない街の風景は、私の好きな光景の1つです。

 

 

 

岩松院
さて、こちらが岩松院。
このお堂の天井に、広さにして21畳の天井画が描かれているのです。

北斎晩年の作品で、鳳凰をモチーフにした鳳凰画は、見ているだけで迫力があります。

「たびてつ」には、「この絵は寝て見る!!」と書いてありますが、

「本堂内で寝転がらないで下さい」と注意書きがありました。

北斎は、隠れキリシタンであったという説もあります。それはこの鳳凰図に隠されているというのですが、ご自身でご確認に行かれることをおススメします(文章で書いてもわからないだろうし)。

以前にも書きましたが、北斎の書く動植物は、躍動感が半端ではありません。

 

 

 

カエル合戦の池
こちらは岩松院の奥にある、「蛙合戦の池」。

小林一茶が、「痩せ蛙 負けるな一茶 是にあり」という有名な句を詠んだ池だそうです。

一茶も長野に縁の深い文人です。新潟県にほど近い、黒姫には、一茶の旧宅と資料館があります。6年くらい前に1度訪問したことがあります。

一茶も、動物に対しての、ほほえましいまでの観察力が優れた文人だと私は思っています。北斎もそうですが、長野にゆかりを持つと、この豊かな自然から、自動的に吸収してしまうものなのでしょうか?

 

 

 

 

さて、小布施の散策を終えた後は、高山温泉郷に向かいます。小布施から、南志賀の山田牧場に至るまでの間に、秘湯とも言える温泉群があります。今回は、それらをはしご湯する予定です。

 

 

雷滝
その前に立ち寄ったのが、こちら。

雷滝です。文字通り、雷のような轟音を轟かせて、とんでもない量の水が落ちていきます。
この写真を見てもわかるかとは思いますが、この滝、何と、滝の裏側を歩けるのです。
しかも、もの凄い至近距離で。

こちらに訪れるのは、実は2度目。最初に訪れたのは、6年前になります。
私は学生から社会人へとなり、世の中ではバブルが崩壊したりしていますが、この滝だけは、当時から何も変わっていませんでした。

これだけの水が落ち続けるというところに、自然の力の雄大さを感じます。

 

 

 

 

 

雷滝
こちらが、雷滝を裏から見たところ。

もぅ、この世の中の音は、この水が落ちる音しかないっ!!というくらいの轟音。
この日は、数組の訪問者がいましたが、お互いに何を話しているのか聞き取れないくらい(まぁ別に聞きたいわけではないが)。

上の写真を見ていただければわかるかと思いますが、本当に至近距離です。2mもないない。手を伸ばせば届きそうな距離です(危険ですのでやめましょう)。頭上の岩盤が落下してこないことを祈るのみ・・・・・・

迫力がおわかり頂けますでしょうか?音を伝えられないのが、かなり残念です。

 

 

 

 

雷滝展望台
滝の裏を通っていくと、反対側に廻ることができます。一番奥が、丁度展望台のようになっています。

この写真だと全体像がわかりますね。左の方からやってきて、滝の裏を通り、岩盤沿いに反対側に歩いてこの地点まで来たというわけです。

 

轟剛豪轟剛豪轟剛豪

 

ちょっとだけでも気分を味わってみてください。

「雷滝」とはよくぞ名付けたり。本当に雷が轟いているような音がします。

 

 

 

雷滝
別角度から。
ちなみにこの滝、落差は28.5mあります。

何とも言えない躍動感があって、今回の旅の一番のお気に入り写真です。

この松川という川が、高山温泉郷を貫き、下流(と言っても須坂市街から見れば全然上流)では、松川渓谷という、紅葉の名所を造り出しています。

私は、夏と冬にしか来たことがないので、残念ながら、松川渓谷の紅葉は、まだ見たことがありません。いつか、ここに紅葉を見に訪れたいものです。