街道をゆく〜日光街道〜

目的は、栃木県日光市界隈の自然・史跡散策です。
標題は、司馬遼太郎の紀行文「街道をゆく」(朝日文芸文庫)のそのままパクリです。


1.日光へ

最近、愛車での旅を全くというほどしていませんでした。
それは、2003年になってから、「街道をゆく」シリーズを2編しか作成していないことからも明らかです。
久々にドライブも兼ねてどこかに行きたいな、と思っていました。そんな折り、12月初頭に平日休みがありました。
これを機に、いつか再訪したいと思っていた、日光に行くことにしました。

今はどうか知りませんが、我が板橋区は、小学校6年生は「移動教室」と称して日光に行くことになっていました。いわば、「小学生版修学旅行」ですね。ちなみに小学校5年生は群馬県榛名山というのも決まっていました。しかし、記憶の中の日光は少しずつぼやけていっています。

そんな中、「日光にもう一度行きたいなぁ」と思っていたわけです。いざ、念願の旅に向けて出発です。

 

東北道都賀西方PA
我が板橋区から、新大宮バイパス(R17)を北上し、外環に乗って東北道へ。
東北道を運転するのは何年ぶりだろう!?少なくとも、社会人になってからは一度もないので、最低でも6年は経過しています。

小学校6年生の時はどういうルートだったかは覚えていませんが、確か東北道は使ったはず。
その時の休憩地点が、「都賀西方」という地名だったのは覚えています。
(こういう、変に細かいところだけ、よく覚えています)

今もその名前のPAがあり、今回もそこで休憩をとることにしました。ちなみに、小学校5年生の時の榛名山では、関越道上里SAで休憩しました。以後「すりこみ」の様に、関越道利用の際は、上里を利用することが多くなっています。まぁ、上里の場合は、距離的にも丁度いいんですけどね。

都賀西方PAは、記憶の中とは違い、とても小さいPAでした。
雲一つない快晴。背後に紅葉が迫ってきていました。

 

東京から日光に行く場合は、東北道宇都宮ICから、日光宇都宮道路(有料道路)清滝ICというのが一般的なルートです。
この「日光宇都宮道路」は、並行するR119・120の渋滞の方が利用者が多く、最近話題の「不必要有料道路」にも時々顔を出す道です。
まぁ、今回はその日光宇都宮道路を使うことにしました。
地図はこちら

ところが、この日光宇都宮道路の料金所は、何と無人。料金を料金箱に投げ入れる形式となっています。
私の車は左ハンドル。所定の位置に停めて、ギアをニュートラルに入れ、サイドブレーキを引き上げて、シートベルトを外し、身を乗り出して料金を払うことに。しかも2回(料金所が2ヶ所あります)。
合理化するのはいいんですけど、左ハンドル用の料金箱の作ってほしいものです。
高速道路のチケット受け取りは、ほとんどのICで左ハンドル用が普及してきたのは嬉しい限りです。

 

清滝ICからR120に合流し、いよいよ名うての難所、いろは坂へ。関東以外の人にはなじみがないかもしれませんが、上り専用下り専用に道が別ルートとなっていて、合計で53カーブがあり、個々に「い〜ん」の平仮名がいろは順にふられています。だから「いろは坂」。

 

上り線は、全線2車線の一方通行。我が愛車はヒルクライムに挑みます。コーナー手前で一気に減速するブレンボ製ブレーキ、コーナーでしっかりグリップするグッドイヤー製タイヤ、直線で加速していく20Vの直5ターボエンジン、どれをとってもお気に入り。さぁ唸れ、愛車よ!!

※↑完全に自己満足の文章

 

失礼しました。ちゃんと法定速度でしたよ(というか、法定速度も結構なペースだと思われるのですが・・・)
さてさて、いろは坂を登りきれば、そこは明智平。ここからロープウェイも出ていますが、そこは割愛。一気に一番奥まで走り抜けよう。
私が旅でよく使うパターン、「遠いところから行き、寄り道しながら戻る」という手法のためです。

竜頭の滝
今回「一番遠いところ」と認定したのが、この「竜頭の滝」。中禅寺湖の湖畔を走り抜けます。
ここより奥に、「戦場ヶ原」という湿地帯(箱根でいう「仙石原」)があるのですが、そんなとこを一人で歩いても淋しくなるだけなので、今回は寄らないことに。

確か小学生の時には、戦場ヶ原の遊歩道を歩いた記憶があります。

さて、竜頭の滝で車を停めて降りたわけですが・・・・・・・寒っ!!何だ!?この寒気は!?
まぁ、標高が高いので、当然といえば当然ですけど。

「竜頭の滝」というのは、軽井沢にもありました。滝ってやっぱり竜が登っている様を想像させるんですかねぇ!?私が知っているのは軽井沢だけですが、「白糸の滝」と同様、日本全国にたくさんありそうな滝の名前です。

 

 

 

 

華厳の滝
さて、竜頭の滝から中禅寺湖沿いをひき返し、今度は「華厳の滝」へ。関東在住なら知らない者はいないと言われるくらいの有名な滝です。
こちらの展望台には、エレベーターで降りて行きます。エレベーターを降りて、長い通路を抜けると・・・・・

うわぁ、すげぇ!!


さすがは「華厳の滝」。展望台が結構離れているだけに、迫力が伝わりにくいかとは思いますが。
滝壷で渦巻いている風のためか、少し右曲がりの滝になっています。
ちなみに私が小学校6年生の時に訪問した際は、記録的な水不足の年で、この「華厳の滝」も迫力なく、チョロチョロと流れている程度でした。

華厳の滝は、日本三名爆の1つでもあります(ちなみに残り2つは、那智の滝【和歌山県】・袋田の滝【茨城県】)。

さらに言うと、「華厳」とは仏教用語であります。信心の薄い私から見ると、奈良時代に形成された「華厳宗」は、宗教というよりも哲学といった感じなのですが。

 

 

 

男体山
華厳の滝見学用展望台から、再びエレベーターで地上(?)へ。
目の前には男体山がそびえています。男体山は標高2484mの、言わば日光の象徴とも言うべき山です。その昔、この山はニ荒山(ふたらさん)と呼ばれ、山岳信仰の対象となっていました。
今でも、頂上には、ニ荒山神社の奥宮があるそうです。

ニ荒山という名前は、仏教界の浄土、「補陀洛山(ふだらくさん)」と何か関係があるんでしょうか?

この日の男体山は、雲1つない蒼穹に映えていましたが、山肌が人工的に削られていて、なんだか痛々しい姿でした。

 

 

 

 

 

中禅寺湖
ややひき返して、今度は中禅寺湖へ。華厳の滝の水源でもあります。
こちらも日光のシンボル。日光といえば、「華厳の滝・男体山・中禅寺湖」それに東照宮でしょう。

中禅寺湖は、男体山の噴火によってできた、堰止湖(せきとめこ)といわれています。
ということは、元々金精峠から流れていた川が、男体山の噴火によって堰き止められたのが中禅寺湖で、そこから溢れ出した水が、華厳の滝ということになります。

この日は平日ということもあってか、湖畔に観光客もおらず、正に「静かな湖畔」でした。
陽光が湖面に反射していて、えも言えぬ風景となっていました。