トンボ日記

★とんぼ幼虫を水槽で飼ってながめていると、なかなか飽きません。
ふだんはみじろぎもせずじっとしていて、いざ獲物が射程距離にはいると目にも止まらない素早さで下唇をのばして捕らえます。
また砂風呂にはいるように頭だけ出して獲物をねらうものもいます。この水槽ではこれまでにオジロサナエ、ミヤマカワトンボ、ギンヤンマ、コオニヤンマが羽化しました。
★唐櫃では川やため池が近くにあって、いろんなトンボを見ることができます。
★トンボの姿をおたのしみに!


2011年09月10日

古池のトンボ

 残暑のきびしい団地から一歩踏み入れると涼しさを感じる
 池の縁の水面をところどころで止まりながらぐるぐる回っているトンボ
 エゾトンボの仲間はこんな暗い雰囲気の感じの池を好むようだ















2011年08月15日
孤独のハグロトンボ





 公園林に入ると、いつも出会う1頭のハグロトンボがいる
 おびただしい数のアオイトトンボに混じり、少し離れて林縁を孤独に徘徊している

 近づくと一定の距離を保って遠ざかり、なかなかアップの写真が撮れない。
 翅を閉じて止まっているが、ときおり、ゆっくり翅を開いたかと思うとすぐ閉じる動作をくりかえす。

別の日にいつものオスとは違うメス1頭に出合った。











2011年08月13日

お気に入りグッズ

 ひさびさにのんびりと古寺山にのぼり、展望石の上でごろりとなる。
 目の前にはいつもザックにくっついて一緒にいるトンボコンパス

 展示会で配られていた扇子も私のお気に入り











2009年09月21日
渓流のヤンマ

 まだ夏のなごりが残る渓流をヤンマが行ったり来たり。人がいることにも目もくれず、悠々と探し物をしているようす。
 ミルンヤンマだろうか?腹部くねくねさせて倒木に産卵している。じっとながめていたらわが腕にしがみついてきて尾端をこすりつけてきた。ヤンマに気に入られてまんざらでもなかったが、とっさのことでピントが合わない写真になってしまった。(六甲山西山谷にて)












2009年08月17日
やっと出会えた!

 唐櫃に住んでから出会いを待ち望んでいたミヤマアカネ。
 六甲山へのハイキング道、小川谷を歩いていると翅にバンドのあるアカネを発見!カメラを近づけて執拗に撮り続けても逃げようとしない。ためしに翅をつまんでみたらつまめた。もう息絶え絶えかと思ったが、頭をぐるぐる回して、もう一度枝にとまらせるとしっかりとまっている。どうしたのだろう?












2008年12月08日
トンボとヘビトンボ

 古寺山の井戸谷で採集したヒメクロサナエとクロスジヘビトンボ。
 トンボという吊前がついているがヘビトンボはトンボ目とはまったく系統がちがう。ヘビトンボ目(広翅目)という独立したなかまで完全変態をする昆虫の中ではもっとも原始的なグループ(「日本産水生昆虫」より)と考えられている。



 どちらも肉食で、ヒメクロサナエは同じシャーレのヤマトカワゲラを捕らえて食べていた。どちらが強いかと興味が湧いたが、けん制しあっているのか、一見無関心を装っている。





2008年11月02日
翅脈のデザイン

 知人の「自然木に描く野鳥展《を鑑賞したギャラリーの片隅に飾ってあったトンボのデザイン。
 架空の地図を細かく描きこんでいって、あるイメージを作り上げる手法。作者はきっとトンボの翅脈に魅入られたのだろう。







2008年10月18日
満足感

 秋の日差しを浴びて、マユタテアカネが休んでいる。

 翅はあちこちがボロボロ擦り切れ、この夏に精一杯活動してきた証がみてとれる。この姿に満足感いっぱいを感じるのは私の勝手。






2008年09月06日
オオアオイトトンボ

 残暑の古寺山の尾根道。メタリックグリーンのオオアオイトトンボに二度出会う。

 ふだんうすぐらい林の中でよく見かけるトンボ。古寺山はどの道も木々うっそうとしていてどこも過ごしやすいのかな。






2008年08月16日
輪廻

 お盆を過ぎて、夏に精一杯とびまわったオオシオカラトンボの命もつきた。

 池にうかぶ体にアメンボが群がって、あらたなエネルギを吸収している。







2008年07月27日
夏の路上

 夕方近くなってすこしは暑さがうすらいだからか、ヤンマのなかまが路上でひなったぼっこ(?)。近づいて逃げられても飛んでいってしまわずに、また近くの路上へ。

 尾の先がふくらんでタイワンウチワヤンマのようだが、唐櫃にいるのかさだかでない。







2008年06月17日
下水処理ビオトープ

 下水処理した水でビオトープが作られている。悠々たるコイが水路を泳いでいる。多くのトンボも見られた。

 エサを捉えたイトトンボや打水産卵するシオカラトンボを仕事のかたわら眺めることができた














2008年06月15日
オオシオカラトンボ羽化殻

 今度は大阪の平野。お寺の境内のハス池。オオシオカラトンボの羽化殻をもらった。

 いつもながら殻とはいえ、これで種をしらべることができるほど細部まで残っている。

 池の周辺では羽化した成虫が翅を休めていた。













2008年06月14日
皿の中のとんぼ

 大阪福島にあるタイ料理店に入った。採り皿が配られた。そこにさりげなく動椊物が描かれている。

 とんぼの絵がある皿を発見した。昆虫が食器に施されているのはあまりみない。料理と虫はマッチングしないようだ。

 この皿は日本のものか、これもタイのものか尋ねるのを忘れていた。



2008年06月01日
砂のなかのトンボ

 久々の陽気となって絶好の川あそび日和。しかし水温はまだ13℃で、しばらく川に入っていると足元から冷えてくる。

 砂底をさらうと、オジロサナエとダビドサナエの幼虫がいた。












2008年04月19日
貫禄

 トンボの王者といえばオニヤンマ。親が飛び回る姿も迫力があるが、幼虫も貫禄十分。指を入れたら食いつかれそうな気がする。この体を保つためには相当な量の獲物を捕っているだろう。
 4月半ばも過ぎているのに、寒さにふるえる芦屋川上流の水生昆虫の観察会で。









2007年12月08日
トンボの下唇

 古寺山の谷筋で、水がたまっているところをすくうとミルンヤンマの幼虫がかならず採れる。
この時期、成熟した幼虫に混じり、まだ若い幼虫もいる。











 この沢の水生昆虫採集ではミルン目当てではないけれど、たまにミルンもアルコール標本にする。下唇(かしん)が伸びきった状態がよくわかる。長い"腕"の先には鎌がついている。瞬間に獲物を獲得するために実によくできたマジックハンドだ。








2007年10月21日
コオニヤンマとコオイムシ

 上郡の安室川(やすむろがわ)でコオニヤンマのヤゴとコオイムシを捕まえた。肉食同士だが同じ容器の中で共存している。







 この川は一見ふつうの川だが、湧き水が豊かで、めずらしいチスジノリが生息する。これをシンボルに自然環境をとりもどす取り組みが住民参加で行われている。
 秋ののどかな日に川に入りるとハグロトンボが川岸をいったりきたり。自然の豊かさを感じた。










2007年10月14日
ビオトープ

 ビール工場にあるビオトープを訪れた。
 ”ビオトープ”のシンボルといえばトンボが似つかわしい。水辺から離れず、しかし自由に飛び回る。

 ショウジョウトンボが水面を低く飛んで、打水産卵をしていた。その休憩中に撮影させてもらった。
 そのあとは試飲のビールでのどを潤した。














2007年10月8日
マユタテの秋

 赤トンボ、ススキ、いわし雲。
 日本の秋。














2007年9月1日
タカネトンボ

 古寺山のふもとの”古池”、6月にはモリアオガエルの卵塊がいくつもみられた池。
 団地の暑さから一歩踏み込むとしんとした涼やかさ。
 池の周辺を右回り、左回りとパトロールしているトンボ。一瞬空中で何度も止まる各駅停車で飛んでまわる。池の中に入っていてもすぐそばを飛んでいく。なわばり争いもはげしい。黒っぽい胴体に胸が銅がね色に輝いて渋い。どこにも止まらないのでカメラで捉えられない。

 網で捕らえて、じっくり観察。エゾトンボのなかまのオス。
 神戸でみられるエゾトンボ3種はそっくりだそうだが、オスは尾部付属器のかたちに特徴があってこての形がタカネトンボ。












2007年8月25日
ねぐら

 夜の鳴く虫を探しに有野川沿いの堤防を歩く。
 道端の茂みにマユタテアカネ(♀)が翅を休めていた。すぐ近くにハグロトンボも何頭かかたまって休んでいる。
 カメラで近づいても眠っているのか、びくともしない。













2007年7月29日
ムギワラトンボ

 体の色からついたあだ吊がムギワラトンボ。
 実は、シオカラトンボのメス。
 カメラで近づいていくと、すぐ飛び立つが、おなじ枝先にしつこく止まる。









2007年7月24日
道ばたで拾ったトンボ

 神戸・中央区旗塚通の路上。りっぱなトンボが翅を広げて死んでいた。
 川で見られるコヤマトンボがこんな街中で飛んでいたのか。といっても神戸は山、川はすぐ身近にある。
 よく似たオオヤマトンボとは顔面の黄色条が二つか一つで見分けられる。











2007年5月26日
トンボの季節

 先週の日曜日(5/20)地元の仲間と逢ヶ山ハイキングで風呂谷を下った。今年はじめてのトンボ成虫ニシカワトンボと出会う。
 今日は天気も良くて、古寺山の小屋谷では活発に獲物を捕りまわっていた。大物(シリアゲムシかなにか?)を捉えてムシャムシャやっている。
 トンボの季節がやってきた。











2007年4月07日
夜のヤゴ

 雨の降った日の夜にホタル幼虫の上陸観察に出かけた。そこで水面から飛び出している石の上にカワトンボの幼虫(ハグロトンボかな?)がのぼっているのを発見した。昼間はヨシの根ぎわなどに隠れている。もうじき羽化するのだろうか?







2007年3月10日
流れてきたヤゴ

 奥山川の下ノ川橋付近から下流が、きれいさっぱりされえられていた。ヨシなど川底に生えていた椊物はもちろん、川床の土砂、砂利が深く掘られて運び出されたという。重機が動いた爪あとが底に残っている。観察ノートに載せたように川底をいくらすくってみても水生昆虫はいない。
 そこへ流されてきたのがオジロサナエ 1頭。




2007.3.10下ノ川橋より下流をみる 2006.5.1 昨年の同じ場所



2007年1月6日
トンボの引っこし

 本のタイトルと表紙をみると、幼い子のむじゃきな話を頭に描いてしまうが、読み始めると、考えさせられたり、感動させられたりと引き込まれていっきに読み終えた。






 ヒヌマイトトンボという絶滅危惧種のトンボが1971年に発見されてから、汽水域のヨシ原というこのトンボの限られた生育場所がどんどん失われて、絶滅に追い込まれていくあいだの経過を発見者の一人が物語風に書いている。しかもトンボ好きの小学5年生の男の子がこのトンボを追いかけていきながら青年に成長していく過程と重なっていてドラマティックな話になっている。
 兵庫県にもいるというこのトンボの生命線が危ない状況はいまも変らない。















2006年11月25日
トンボの肢が再生!

 おととい逢山峡の支流でつかまえたニシカワトンボの幼虫。今日見ると脱皮していた。脱皮前は中肢が1本なかったのに、脱皮後はちゃんと再生していた!色はやや薄いけれどりっぱな肢になっている。びっくりした。










2006年11月04日
若草山の赤トンボ

 唐櫃では赤トンボをみかけなくなったこの季節、奈良若草山の山頂付近では赤トンボがスイスイ飛んでいた。登山道の石段で日向ぼっこをしているところをカメラを近づけていくと、すっと飛び立ち少し離れたところに止まる。晩秋にふさわしくやや渋い色合い。






 

2006年9月23日
ヒメクロサナエかな?

 井戸谷の浅いたまりに堆積した枯れ葉や泥をすくって持ち帰ったら、トンボの幼虫がまぎれこんでいた。






 
 吊前の検索をしてみると、1)後肢の跗節(ふせつ)は3節、2)腹部に背刺がない、3)腹部の側刺は第7~9節にある、4)腹部は偏平でまるみがある。第7節の側刺は小さい。触角の第3節はシャモジ状(以上、日本産トンボ幼虫・成虫検索図説より)なので、ヒメクロサナエと同定した。
 種の検索は悩むことが多いけれど。日本ではヒメクロサナエ属のなかでこの1種だけだそうだ。





2006年9月23日
藪のオオアオイトトンボ

 ぬけ道の茂りに茂った草をかき分けて進むんでいくと緑の金属光沢に輝くイトトンボに出会う。林の中でよく見かけるアオイトトンボ属のなかで大型のオオアオイトトンボ。イノコヅチの穂に翅を広げてぶらさがっていた。












2006年8月20日
迫力の産卵シーン

 古寺山、井戸谷。ふいにオニヤンマが姿を現し、水面近くを行ったり来たりし始めた。水のたまりをのぞきこむようにして、産卵場所を探しているようだ。そして腹端(生殖弁)を水たまりに打ちつけだした。





 その音と振動はは数メートル離れたところにいても、ずんずん響いてくる。水たまりといっても水深が数ミリメートルしかない砂利底に2~30センチの高さから打ちつけるのだから相当な衝撃だ。1秒間に1回の速さで繰り返す。それも1分間、2分間それ以上も続く。すこし場所を変えてまた繰り返す。さすがにトンボの王者の産卵は迫力がある。






2006年8月14日
モネの池

 比叡山山頂にモネのスイレンの絵をイメージした池がある。多くのシオカラトンボが下界の暑さを忘れさせるかのように飛び回っていた。モネは日本庭園に非常な興味を抱いてついにスイレンをモチーフにするようになったが、そのときトンボは飛んでいたのだろうか?















2006年7月29日
トンボ夫婦

 長尾谷のミヤマカワトンボの男女。ときどきどちらからともなく水面をひらひら飛んでは草の上や石の上に止まる。少し距離をおいて同じところに止まる。眺めていると熟年の夫婦のようにみえてくる。











2006年7月29日
オオシオカラトンボの顔

 かんかん照りの日、上唐櫃へのぬけ道のヤブでシオカラトンボとオオシオカラトンボが翅を休めていた。オオシオカラが高みからこちらを見ている。トンボの顔は大きな眼とりっぱな大あごで占められている。









2006年7月23日
コシアキトンボ飼育日記

 仁川で捕まえられたコシアキトンボ。我が家のシャーレ生活にはいって16日目に脱皮。現在は砂にもぐってじっとしている。
























2006年7月8日
ショウジョウトンボ

 ため池の近くに全身真っ赤、顔も眼も真っ赤なトンボが休んでいた。道路の縁にもいた。すこし距離をおいてオオシオカラも同じ縁にいる。ときどきオオシオカラとなわばり争いをしている。










2006年6月17日
羽化の危険

 水槽の縁で羽化途中のオジロサナエを発見した。つかまるところがなく翅が水に つかっている。急いで指で救助したら、指にしっかりつかまった。頭をぐるぐる回 したり肢でなでたりしているのであとの回復に期待したが、翅の伸びるのが途絶え たらもうその翅の輝きは消えている。もう元には戻れない。
 羽化の瞬間は生命の危険ととなりあわせ。





























2006年6月3日
芦生のトンボ

 京都北部の芦生(あしう)の森には天然の森が残っている。かつてのトロッコ道で採集されたトンボ羽化殻をもらった。水が滲みている岩肌にはえるシダの葉に止まっていたそうだ。これはムカシヤンマの幼虫。腹部背面に2列の毛が生えている。








 新緑の芦生の森で生き物の息吹を感じてきた。念願だったウスバシロチョウ(ウスバアゲハ)があちらこちらでヒラヒラ舞い、ミヤマカラスアゲハの群れが川原で汲水しているのがごく自然にみられた。モリアオガエルの卵のうがいくつも大木の高い枝に産み付けられている。生き物の楽園がここにある。そんななかでオオカワトンボやニシカワトンボも一緒に暮らしていた。こんな森はぜひこの姿のままで残ってほしい。















2006年5月27日
今年初見のニシカワトンボ

 人なつこいニシカワトンボの季節がやってきた。逢山峡を歩いていると道ばたの路面や草に止まっている。まだ胸や腹のメタリックグリーンが真新しく輝いている。さっそくカメラで近づくとあいさつを交わすようにのぞきこんでいる。昨年の個体と違うはずなのに顔見知りのように。






2006年5月27日
ギンヤンマの羽化、しかし

 昨年11月に採集して、越冬したギンヤンマ幼虫。水槽に入れておいたら見事に羽化していた。

 しかし、どうしたことか水面にきらきらした体を浮かべていた。よくみると翅の先がすこしウェーブしている。水槽の壁面に翅が接触して伸びきらなかったのだろうか?ほんの少しの条件が整わなくても飛び立つことができない。自然はきびしい。




2006年5月6日
GWのヤゴたち

 連休を利用して六甲山の渓流、中流、そして武庫川の中流へと出かけた。いつもおなじみの長尾谷、その隣り合わせの茶園谷ではトンボ幼虫は採れなかったが、それぞれの場所でいろいろなトンボに出会えた。

 少し下ったわが町唐櫃の奥山川ではカワトンボ(おそらくハグロトンボ?)がヨシの枯れ茎のなかにいた。


 有野川と合流し川幅も大きくなって、二郎(にろ)付近では川底に藻が多く生えてコオニヤンマの若齢幼虫がいた。川の中の石にはトンボの抜け殻(取り搊ねて調べられなかった)。
 武庫川の三田より少し上流になる草野ではミルンヤンマ、オジロサナエが採れた。(5月13日訂正:捕まるとU字形に硬くなってしまうのはコシボソヤンマと教えてもらった。)













2006年3月5日
ごちそう

 一冬を絶食して過ごしたヤゴにごちそうを、と山でミズムシをとってきた。ミズムシは何も知らずオオギンヤンマの目の前を行過ぎていく。それに気がついたヤンマはその姿を追っている。しかし冬の間のながい耐乏生活への慣れか、好みが合わないのかじっとながめるだけ。二匹目を与えても無視しているので、あきらめてかけて冗談半分にサワガニの仔を与えてみた。




 その瞬間に下唇が伸びてカニの肢を捕らえた。カニの抵抗からか一度口から放したが、再び下唇で今度は胴体を捕らえ、みるみる引き込んでいく。












 カニの胴体は大鰓で切断され、清掃パッカー車に放り込まれた金属くずのようにへしゃげて押し込まれていく。搾り出された汁がスローモーションのように流れ落ちる。まさに肉食恐竜を目の前にしているようだ。














2006年2月26日
越冬










 昨年の11月にため池で採ったやご。アイスのカップのような透明の容器に1頭ずつ入れておいた、のを忘れてしまった。北側の部屋に置いておいたのに気がついた。4頭のうち3頭が生存。水も替えず餌も与えずよく冬を越したものだ。ため池に棲む生き物はこのようにして冬を越していくのか。








2006年1月28日
トンボ化石



 化石で地球の環境を読む講義を受けた。標本として展示してある三葉虫やアンモナイトの化石にまじってトンボ幼虫の化石を見つけた。成虫の化石は見た記憶があるけれど、幼虫の化石はおそらく初めてだと思う。大きさの違う2頭がならんでいるところをみると多くの幼虫が集まる場所だったのだろうか。ときは新第3紀中新生とある。1000万年前頃になるのか。イタリアの産で学吊がLibellula doris、ヨツボシトンボのなかまだ。人類の誕生よりはるか遠い昔のトンボの姿を食い入るように見入っていた。(右の写真は同じなかまのベッコウトンボ幼虫~「神戸のトンボ《より)










2005年11月19日
ため池のヤゴ


 三田のため池を池干しするのを手伝った。わずかに残った水溜りにアカネの仲間が寄ってくる。ジュンサイの茎にイトトンボの幼虫がつかまっているのをみる。ミズカマキリやマツモムシなどの水生昆虫も豊かだ。オオギンヤンマやコヤマトンボなどの大型の幼虫も捕まえることができた。(右上の写真はオオヤマトンボの幼虫とご指摘いただきました。2006.7.30)











2005年10月23日
ふしぎにせまる



 図書館で手に取った子供向けの本に引き込まれた。いつも奥山川でみているミヤマカワトンボの知られざる生きざまが書かれている。雄の群飛からなわばり争い、交尾の手順と雄のダイビング、雌は潜水して産卵し、雄は見張ることなどなど。いつも見ているつもりでも知らないことだらけ。観察の奥深さを知る。さらに雄の識別能力を確かめるためのプラスチック翅の実験は思いもよらなかった。知ることへの強い欲求と創意を高めていきたい。


2005年09月23日
興味津々



 古寺山の登り口にはいつも赤とんぼがいる。近づくとスイッとすぐちかくの枝先に飛び移る。よく指でぐるぐる輪をかいてトンボの目を回して捕るなどと言われる。目を回すわけではないがトンボは動いているものに神経を集中させている。わざとカメラに気を惹かせながらどんどん近づいてもう引っ付きそうになるぐらいになっても、このマユタテアカネはレンズを覗き込んでいる。




2005年09月11日
シオカラトンボ



 少し前にはコシアキトンボが幅をきかせていたため池の縁には今は姿はなく、替わってシオカラトンボがなわばりを争っている。ひとつのため池の縁を分け合ってなわばりを作っているようだ。ため池の縁のコンクリートや張り出した草にとまって見張っている。他のシオカラトンボがなわばりに入ってくると追いかけて追い払う。






2005年08月06日
ノシメトンボかな?



 唐櫃公園林にやってきたトンボ。翅の先端が黒いアカトンボはほかにコノシメトンボ、リスアカネがいる。夏のあいだは涼しそうなこのあたりの林にやってくるそうだ。









2005年07月30日
クロイトトンボ



 暑い昼間の田んぼ。水路に落とされたビニル袋が気に入ったのかクロイトトンボが周回するたびにここに止まりに来る。2.5cmほどの可憐なトンボ。







2005年07月24日
コシアキトンボの産卵



 ため池の縁でコシアキトンボが腹の先端で水をはじき飛ばすような動作で産卵している。その上空でオスが警護をしている。ときに他のオスが近づいてくると追い払う。別のオス同士がなわばり争いをやりながら産卵エリアに近づいてきた。3頭のオスのバトルが始まった。こうなるとどのオスが元のオスかわからなくなってしまった。






2005年07月24日
オオシオカラトンボ



 オオシオカラトンボが切られた竹の先で止まっていた。少し前までタケ林だったところが伐採されて開けた空き地になっていた。ときどきぐるっと空き地をひとまわりしては同じ切り株に止まる。深みのある青灰色に魅せられた。








2005年07月23日
ホームから見下ろすヤンマ



 神鉄六甲のホームからはいろいろな生き物が観察できる。電車を待つわずかな時間にも何に出会えるか楽しみ。今はヤンマが2匹岩の上で休んでいる。網で追いかけられる心配もなく、暑い日中は活動休止中。少し距離があるのが残念だが、いろいろなヤンマに会える。













2005年07月18日
滝つぼのトンボ幼虫



 古寺山でもふだんめったに行くことのない小屋谷に2mほどの滝がある。この滝つぼの枯葉が堆積しているところを網ですくったら小さなヤゴが引っかかった。全長7mmの小ささだが、なぜかふけた感じがする(勝手な思い込み)。以前にも茶園谷で出会った気がする。その時もしばらく飼育してスケッチしていたのでなんとなく憶えている。砂にもぐって頭だけ出して獲物を待ち構える妙なやつだった。このヤゴも飼うことにした。




2005年07月02日
公園林のトンボ



 ボランティアの手で整備されつつある唐櫃の公園林。昆虫の棲みかとしても住み心地がよくなってきているのだろう。梅雨の雨が降る日、ムラサキシキブの樹の枝にアオイトトンボが5~6頭、雨をよけてぶら下がっていた。








2005年06月26日
食欲旺盛



 長尾谷の川原ですっかりおなじみになったニシカワトンボ。ずいぶん腹が白っぽく粉がふいたようになってきた。オスは自分のテリトリに入ってきたオスと対峙して追っ払う。飛んでいる虫をさっと飛び回ってはくわえてまた元にもどってくる。アブかハエかかなり大物を食べているのだろう。葉の上で口をもぐもぐさせながら時間をかけて食べている。すぐそばで撮影していてもまったく意に介さないふうだ。食べ終わったとたんに、すぐ横にいるじゃまな人間を嫌って飛んでいった。



2005年05月22日
水槽のミルンヤンマ







 5月2日に採集したミルンヤンマは我が家の水槽で元気に過ごしている。エサは特別に与えていない。乾燥アカムシはピンセットでつまんで生きてるように見せかけても見向きもしない。屋外に置いてある水槽の底をネットですくって入れてやると何やら食べている。口をあけて食べている様子もよく見える。水槽の底でじっとしているときもあるが、たいていは立てかけた棒やエアストーンにつかまっている。下向きの時も上向きの時もある。ときに浮いた棒の下にぶら下がっている。
 5月18日に棒の下部に脱皮殻を見つけた。その上部には脱皮後の幼虫がいた。頭幅は4.5mmから6mmに大きくなっていた。

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2005年05月04日
源流のヤンマ







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 古寺山の細い流れのなかで枯葉が堆積しているところをすくうと10mmほどの小さなヤンマ幼虫がいた。岩肌を水が流れるところにはやや大きな30mmほどのヤンマがエサを待ち受けている。どちらもミルンヤンマの幼虫だ。持って帰って水槽に一緒に入れておいたら小さいほうは頭をかじられていた。








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2005年05月03日
お気に入り







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 テントの横で昼食をとっていると、今年初めて見るニシカワトンボが飛んできた。いつも川岸の樹の枝先によく止まるが、黄色の色にに惹かれたのかテントがお気に入りのように止まっている。若葉の色か反射がよく似ているのかな。ほかの虫もこのテントを張るとよく止まる。この前はカナヘビがふいに顔をのぞかせてびっくりさせられた。







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2004年10月03日
林で見かけるトンボ








 アオイトトンボは上唐櫃のタケ林や古寺山のヒノキ林のうすぐらい感じのするところでよく見かける。翅を八の字に広げて止まるイトトンボだ。あまり活発に飛び回っているところはみない。緑色の金属光沢により成虫で冬越しをするオツネントンボと区別され、胸の緑色が背側の端が伸びて、第2側縫線にとどかないのが他のアオイトトンボ属(コバネアオイトやオオアオイト)との区別点である。

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2004年09月05日
脱皮







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 8月29日に山で捕ってきたヤゴを小さなケースで飼うことにした。羽ありを浮かべるとさっそく狙う(左上)。9月5日に脱皮しているのを発見。顕微鏡で見てみると体表の棘や爪の先まで殻に残っている。殻を調べてみてミルンヤンマだとわかった。








アキアカネ♂ 

2004年07月04日
避暑旅行


 伊賀の山、霊山のふもとには、われわれ人間だけでなく、里で羽化したアキアカネも避暑にやってきていた。ここで秋まで過ごしてまた里へ戻っていくという。近くにはノシメトンボも多く見られた。

オオカワトンボ♀ 

2004年06月27日
母は強し


 箕面の滝から流れ出たすぐのところの苔のはえた川岸。オオカワトンボのメスが産卵を始めた。延々と2時間半にわたり、そのあたりの苔と苔のあいだにていねいに卵を産み付けていく。ときに翅にも水がつかるほどのところで今にもおぼれそうになりながらも続けていた。

モノサシトンボ♂♀ 

2004年06月06日
カップル


 休耕田の水たまりの周辺がきれいに草刈されて、イトトンボ幼虫が羽化する草がなくなってしまった。わずかに残っていた草にはモノサシトンボのカップルが休んでいた。

ダビドサナエ♂ 

2004年05月01日
春一番のサナエトンボ


 今年になって初めて見たトンボ、ダビドサナエ。"早苗"の吊前のとおり春先いちはやく現れる。流れの石の上で休んでいた。写真を撮ってから捕まえたが、じっとして動かない。どうしたのかな。

中村市トンボ自然公園 

2004年02月10日
中村市トンボ自然公園


 あこがれのトンボ王国へ行ってきた。しかし、そこは冬、しかも早朝。トンボ池は氷に閉ざされていた。池の周りに無造作に土が盛られているだけの自然さが気に入った。

赤とんぼ2003 

2003年08月31日
赤とんぼ


 夏らしい夏のないまま8月が終わろうとしている。もっと夏を謳歌したかったなあ。季節に敏感な虫たちはもっとため息をついていることだろう。里にはもう真っ赤になって戻ってきたマユタテアカネが飛び交うようになった。

子孫繁栄2003 

2003年08月31日
子孫繁栄


 ため池でオオイトトンボが連結して水面に浮かんだ椊物の茎に産卵していた。つながったままであっちにいったりこっちに行ったりせわしない。じっと見られて気になるのかも。

羽化殻2003 

2003年06月15日
羽化殻


 自宅の水槽で飼っていたコオニヤンマが羽化していた。カップルで一緒に飛び立っていったのだろうか?いつか羽化の瞬間をみたいものだ。

モノサシトンボ2003 

2003年06月15日
モノサシトンボ


 休耕田に水がたまり池のようになっている。その周りはイトトンボの楽園のようだ。羽化したばかりのイトトンボの姿もみられるし、クモに食べられているトンボもみられる。

ギンヤンマの羽化 2000年7月 

ギンヤンマの羽化 2000年7月


 娘が中学校のプール掃除で捕まえた幼虫を3頭持って帰ってきた。さっそく水槽に入れて飼ってみた。翌日の夜、1頭は魚に食べられたか死んでしまった。1頭はその翌日エアポンプのホースにつかまって羽化したが腹部が1~2節だけだった。最後の1頭は2週間を過ぎて立てかけた木につかまって上を向いたり下を向いたりしている。そして夜中に帰宅してみると羽化していた!みるほどに黄緑色と腹部の水色がきれい。

ミヤマカワトンボの羽化 2000年7月 

ミヤマカワトンボの羽化 2000年7月


 7月12日
   7:45頃 ミヤマカワトンボが羽化していた。胴体は白く透けて翅はうすいピンク色、たいへんきれい。
   8:05頃 翅はやや茶色に色づきだす。
  23:すぎ  翅はすっかり茶色にかわり、ヨシズにぶらさがっていた。
 7月13日   同じ姿勢でずっとぶらさがっていた。
  21:30頃 翅が水面に浮かび胴は見当たらない。
 

トンボのヤゴ達 

トンボのヤゴ達


 奥山川の東山橋下でサナエトンボ、コオニヤンマを捕まえる。(FM2で撮影したネガカラーです。)

フィールドノート1999 

フィールドノートより


 ヤゴはどんなところにいるのか?落ち葉の堆積したところ、砂の中、ヨシなどの根元など、どんなところにこんなトンボがいるということがつかめてくる。捕まえて水槽に飼っていると、どんなものを食べるのか食べないのか、どんなふうに食べるのかなどがわかってくる。だんだんに親しみが深まってくる。

ニシカワトンボの交尾1998年 

ニシカワトンボの交尾  1998年


 逢山峡の5月、ニシカワトンボが迎えてくれる。道を歩いていると人のまわりをまとわりつく。座っていると肩にとまったりする。初めて見たトンボの交尾。

トンボは力持ち 1996年六甲山 

トンボは力持ち 1996年六甲山


 子供は生きている虫に興味を抱く。触れて試してどんどん仲良くなっていってほしい。生き物どうしの共感、それが自然を守る原点だと思う。

唐櫃の自然 自然の学校