那智勝浦町 Nachi Katsuura
南紀白浜と並んで、南紀勝浦の名は全国に知れ渡り、いまさら説明の必要はないかもしれない。日本三瀑の一つ"那智の滝"は特に有名である。また那智大社は、本宮大社、速玉神社とともに熊野三山の一つとして、いにしえより熊野信仰の拠点でもある。
海岸線も紀の松島を始め景勝地が多く、有名豪華ホテルが建ち並ぶ。白浜と同様、温泉でも有名な町である。一方、産業は観光だけではなく、漁業も盛んで、日本有数のマグロの漁業基地としても活気に満ち溢れている。
那智の滝 Nachi Falls
国道42号線を新宮方面に走らせる。右手にJR紀勢本線が走り、その向こうに熊野灘が見え隠れする。
やがて、JR那智駅にさしかかる。
那智駅にはなんと温泉もあり、「いきなり駅でゆっくりと」なんて変わった体験も可能だ。
夏には、駅の向こうに広がる那智海水浴場で遊ぶことだってできる。
この那智海水浴場を舞台に、1999年南紀熊野体験博(勝浦会場)が開催されたのは記憶に新しい。
さて、この那智駅の手前で、42号線を左に折れると那智山に向かって道が伸びている。
除々に勾配がきつくなっていき、道がつづら折りになると、突然、山の合間に巨大な瀑布が姿を見せる。
有名な那智の滝である。もう、本当に見事で見惚れてしまう!
幅13m、落差133mと日本一の規模を誇る滝である。
かつて、沿岸を行く太平洋上の船の甲板から、山肌に那智の瀑布が見え、とても感動した覚えがある。
ダイナミックとはこの事を言うのだろう!
那智大社 Nachi Shrine
那智大社・那智の滝を観光するならバスがお勧め。観光客用の有料駐車場はあるが狭いし高いし決して便利とは言えない。
バスで最後の停留所まで乗り、那智大社から青岸渡寺まで少しずつ山を下るように見て廻るのが良いだろう。
那智黒などのみやげもの店が軒を連ねる石段の道を登りきると、山の木々の合間に朱塗りの社殿が美しい那智大社が姿を現す。
本当に美しい神社である。振り返ると、熊野灘を一望でき、景色もいい。ゆっくり時間をかけて廻りたいものである。
順路にしたがって歩いて行くと、やがて那智の滝が目の前に雄大な姿を見せる。
旅行パンフレットでもよく目にする滝と朱塗りの三重の塔の構図である。この遠景は記念写真には最適で、
絵葉書のようなフォトを楽しむことが出来る。さらに近づき三重塔に登ってみると、もう滝は目前。
轟音も聞こえてきて迫力万点! 絶対にこれはお勧めだ!
もう一つホットなニュースを。2002年2月、川崎−那智勝浦−宮崎を結ぶ大型定期フェリー「マリンエキスプレス」が就航した。昨年9月末、東京−那智勝浦−高知
を結んでいた「さんふらわあ くろしお」が廃止となり、この長距離フェリーは4ヶ月ぶりの復活となる。東京、九州を結ぶ海の交通路
に地元の期待も大きい。