白浜町 Shirahama
和歌山県第2の街・田辺から太平洋に大きく突き出した半島が白浜で、美しい白砂の海岸と全国有数の温泉街を持ち、
マリンスポーツから名湯めぐりまで、何でも楽しめる南紀最大のリゾート地である。
半島の中央には、ジャンボ機も就航する南紀白浜空港があり、首都圏からも乗り継ぎなしで乗り入れることができる
便利な場所である。また空港では遊覧飛行のセスナも用意されており、空から紀州の景勝を堪能するのも良い。
また、白浜温泉もこの付近に集中している。奈良時代から、「牟婁湯」「紀温湯」などと呼ばれた白浜温泉は、
日本書紀にも登場する日本三大温泉の一つに数えられている。昼間はマリンスポーツやいろいろなレジャーランドを楽しみ、
夜は名湯を楽しむという贅沢な旅行も良いものである。
また、白浜町最南端の入江には、鷲が傷を癒していたのを僧が発見したことで有名な椿温泉もある。
三段壁 the Sandanbeki Cliff
平均50m〜70mの高さの赤茶けた直立断崖が、約2kmにわたって群青の海に屹立している。
もちろん、岩壁の直下は怒涛逆巻く太平洋である。岩壁の上には手すりのない場所もありスリル満点だが、
気をつけないと非常に危険である。(福井の東尋坊と同じで、自殺の名所でもあるのだ)
三段壁を見晴らす展望台の近くには、三段壁洞窟へのエレベーターがあり、崖下の海ぎわまで降りることができる。
洞窟内からは三段壁に押し寄せる波が、白い飛沫を上げて渦巻く荒々しい光景を目にする事ができる。

かつて猟師たちが魚群を見つける場所だったために「見壇(みだん)」と呼んでいたこの場所が、やがて「三段壁」
となったのだという。
それだけに、磯釣りの絶好の場所でもある。
千畳敷 the Senjohjiki Rock Table Land
千畳敷は、太平洋に突き出たスロープ状の砂岩で、新生代第三紀層の砂岩が長い年月をかけて波に浸食されてできた
ものである。
千畳敷いたほど広いというところからこのように名付けられたのであるが、千畳どころか万畳ほども広さがある。
駐車場からは海岸まで、滑らかな岩肌を楽に(小さな子供でも安全に)歩いていくことができる。
そして夕刻には岩が茜色に染まり、大きく膨らんだ夕陽がゆっくりと沈んでいくダイナミックで美しい光景を眺める事ができるのだ。

千畳敷から海岸に沿って白良浜の方に行くと、人気の「白浜海中展望塔」がある。
ちょうど串本海中公園を思わせる作りであるが、これはホテルの付帯施設である。宿泊客でなくても入れるので(有料)、
訪れてみるのも良い。
螺旋階段が8m下の海底まで続いており、丸い展望窓からは、透明度の良い南紀の海を気持ち良さそうに泳ぐ魚たちの群れを
見ることができる。
白良浜 Shirarahama beach は、鉛山湾に面した600mにわたる白砂の海岸で、ビーチ名前も
この砂の色から付けられている。特に夏には京阪神方面からの海水浴客で大変な賑わいを見せる白浜の中心地である。
砂浜にはプール感覚で入れる無料の露天風呂「しらすな」が年中設けられているので、美しい海岸を見ながら名湯を
楽しむのも良いだろう。
また、ここを基地にローカルFMベーチステーションも開局されている。
白浜エネルギーランド Shirahama Energy Land は、白良浜に面した広々とした場所にある。
入口では全長10.5mもある肉食恐竜アロサウルスの全身骨格レプリカが入園者を出迎えてくれる。館内には
太陽エネルギーを使った未来都市「太陽の街」や、体感シミュレーターで恐竜時代を探検する「ジュラシックツアー」、
最新テクノロジーで遊ぶ「Eモール」、立体アートを体験する「トリックアートハウス」など、
多くの体験型企画が用意されていて興味は尽きない。
平成15年に開園22周年を迎えるエネルギーランドは、今や間違いなく新しい白浜の名所となっている。
円月島 Engetsu Island
白浜のシンボルといえば、この円月島である。
それは臨海浦の海上に浮かぶ東西10m、南北65mの島で、正式名は「高島」というのであるが、
島の真ん中に丸く海食洞が空いていて、その姿から、「円月島」と呼ばれており、白良浜、三段壁、千畳敷と並んで、
白浜4大スポットの一つに数えられる。
海辺に沿って走る道路から眺めるだけでも良いものであるが、海岸からグラスボートも出ているので海中風景を楽しんで
みるのも良い。

アドベンチャーワールド Adventure World
100万平方メートルという広大な敷地に世界中から集められた陸や海の100種類以上の動物たちが自然に近い形で
飼育されており、園内は「サファリーワールド」「マリンワールド」「エンジョイワールド」に3分され、さらに
「プレイゾーン」「パンダゾーン」もある。
「マリンワールド」では、イルカやオルカの迫力満点のショーや、アシカやカワウソのコミカルな演技
が楽しめる。
また、海獣館ではラッコやホッキョクグマなども見ることができる。

残念な事ですが、2005年1月21日、1頭だけいたこのオルカ(雄シャチ/Killer Whale)が水底で息絶えているのが発見されました。
死因は不明です。パンダと並ぶ大人気だっただけに残念に思います。(国内最長齢7020日)
あと、国内でシャチショーが見られるのは、和歌山県太地くじら浜公園と、千葉県鴨川シーワールドだけとなってしまいました。
アドベンチャーワールドを代表する場所と言えば、間違いなく「サファリーワールド」で、その広大な敷地は、
アフリカの大草原そのものである。
ここは一般に、ワールドサファリーの名で親しまれている。
ライオン、トラなどの肉食動物から、キリンやゾウといった草食動物まで、のんびりと生活しており、そんな中を
トレイン形の「ケニア号」で巡っていく。
そしてそこには、珍しいホワイトタイガーやキングチーターもいて、冒険気分満点である。
さらに、冒険を楽しみたければ、「サイクリングサファリ」、「ジープサファリ」、「カートサファリ」なども用意されている。
平成18年3月1日 「新・白浜町」誕生
白浜町は、南に隣接する日置川町と合併し、新しい白浜町として生まれ変わった。