MY DVD ラベル コレクション


スローダンス

SLOW DANCE


またまた、ふかっちゃんの自作DVDラベルを作ってしまった。この作品は現時点でDVDリリースされているふかっちゃんのドラマ最新作ではあるのだが、ウェブでけっこう酷評されていたので、結局ライブラリー化に際して一番後回しになってしまった。もう2年近く前の作品とは言え、さすがに駅前のレンタル店に行ったら各巻4、5本ずつある在庫が全部揃っていたのには不安を感じたので、ストーリー的には余り期待せずに観たが、けっこう観れる作品ではないですか(しかしウェブで色々と指摘されている問題点にも一部頷けるところもあり、私の中のふかっちゃん代表作としての三部作に比べれば力不足の感ありか)。少なくともふかっちゃんファンには充分楽しめる作品だと思うし、これまでのドラマのそれに比べて、ふかっちゃんのちょっと背伸びをした大人びたキャラを堪能できる希少な作品でしょう。ただ、お調子者・猪突猛進型の様なこれまでのキャラの基本的な部分はしっかり踏襲している感はあるものの、劇中でのふかっちゃんはかなりのハイヒール(7、8センチはあろうか)を履いていて実際に背伸びしているシーンが多く、小さなふかっちゃんキャラのイメージが強かった私としては、ドラマの冒頭からなんとない違和感があったのも確か。

ラベル構成に関しては、最初に観賞した時からその余りにあっさりとした構成から、オープニングのキャプチャー画像は使えないと思った。まあ、これは「スローダンス」というだけあって作品の内容も主題化もゆったりまったりといった感じなので、オープニングの構成もそれに合わせてある訳で、「恋チカ」のような力強いリズミカルな主題化に乗って多数のカットが目まぐるしく展開するという構成でないので、使えるカットが殆どないというのも致し方ない。また、ウェブでも幾つか転がっているDVDパッケージに使用されているカットも、主要キャラ4人の引いたカットなので個人的には頂けなかった。

そのためこれも結局、作品内のカットから選別したキャプチャーを使用するしかなかったのだが、この際に目を付けたのが最終話の回想シーンです。ここで使用するカットを決定できなくとも、少なくともめぼしいカットがありそうなシーンを俯瞰でき、ある程度のあたりを付けられるので、内容を最初から最後まで早送りする手間が省けるというものです。このドラマ終盤の回想シーンというヤツ、「ドラマの最終回にありがちな、ストーリーの大半が回想シーンで…」というこれまたありがちな批判を良く目にするが、言われる程の回想シーンの乱用があるとは思わない。またこんな事でも役に立つし、それに良く考えてみると、この手のドラマで回想シーンが無かったら何と味気ないものか、「まるでクリープの無いコーヒーのよう」と思うのですが。

またラベル用のタイトルは、DVDのメニュー画像をちょっと修正して使用。タイトル下の「Slow life, Slow foods, Slow love」のキャプションが気に入ってます。全体的な構成は、この画像をメインに、各話から1枚ずつセレクトしたカットを下半分の左右に配置するという、白を基調としたまたまたシンプルなものになってしまったが、作品のイメージからしてこれが妥当であろう。

ところでこの作品はふかっちゃんとツマブキ、ヒロスエと藤木直人の2組のカップルが織り成す、不器用でゆったりとした恋愛物語というストーリーで、オープニングに登場するこの4人が主要キャラというキャステイングとなっているが、自作のDVDラベルなので、個人的な趣味を思いっきり反映させて、ヒロスエや藤木の画像は一切入れず、当然、メインはふかっちゃん、ツマブキよりも『ふかっちゃん』です。内容からして実質的にはこの二人の共演という作品なので、一応、二人のツーショット中心のカットを配したつもりだが、それでもクレジットがトップに出てくる商業的にはふかっちゃんより上位にキャステイングされている(う〜ん、ゆるせん)と言える共演者のツマブキの画像も、6枚目を除いてアップ・カットは無しというヒイキぶりです。なんか他の3人のファンからしたらとても納得できそうもない偏ったラベル構成だが、良いんです、『ふかっちゃん』が写っていれば!!

以下はDVD各巻毎の自作ラベルの作成コメント。というか使用したカットへのコメントというべきか。


1巻(第1・2話)

左は第1話冒頭の衣咲と理一の出会いのシーンからのカット。観た人は判るとおもうが、このシーンはとても重要で、これを覚えてないと、後述するラストの衣咲のセリフがピンときません。

右は第2話の冒頭、1話のラストで婚約者に振られた事を知って号泣した衣咲に同情して、理一が居酒屋に誘ったものの、たらふく飲み食いして、もうお腹一杯っていうシーンからのカット。この後、不覚にももよおしてしまった衣咲が無理やり理一の部屋に上がりこみトイレを拝借というシーンが続くが、トイレから出てきたふかっちゃんが、「ふ〜っセーフ!」とアンパイヤのジェスチャー付きでセリフを吐くシーンはとても微笑ましい。


2巻(第3・4話)

左は、「どうせ私は自分が駄目だから人の世話ばかりやいているオバサンです!」と自虐的になって缶ビールをあおる衣咲が、「ハイハイ、もうお水にしましょうね」と理一に酔っ払い扱いされながらも頭ナデナデされて、ドキッとするシーンからのカット。

右はけっこう絵になる川べりの土手でのツー・ショット。「(兄貴じゃなく)俺とだったら接点が一杯あるのにね」という理一に対して、「それって〜、私のこと口説いて・・・」「ないです!」というやりとりのシーンからのカット。この3、4回あたりは、お互いに相手が、ちょっと生意気でムカつく時もあるけど、何故か気になる存在へとなりかけている段階。展開の早い今のドラマに慣らされていると、このモタモタ感にイライラさせられる人も多いと思うが、考えてみると昔のドラマはもっと話数も多いしこれ以上にグズグスしていた。また慣れてくると関係が大きく進展する前のこのちょっとしたエピソードの数々にささいな心地よさを感じる事も。


3巻(第5・6話)

左は「・・・やっぱり君、こっちの(映画を撮っている)方が似合っているよ。-中略- いつもより3割増しカッコイイよ」「なんか微妙だな」とやりとりする駐車上の縁石に並んで座った二人のツーショットのカットと、「衣咲さん!お尻ジャマ! ジャマ! 放送事故!! 放送事故!!」と言われ、衣咲がお尻に手を当ててふくれる、理一が編集の際に思わずハッとするあのカットのどちらにするか悩んだ。放送事故のカットは背景が凡庸で、置いてみても意外とシーンの雰囲気が出ているようには思えず、一旦、駐車場のカットに変更したのだが、思い直してカットをセピア調に修正して編集画面風にしたら以外といけたのでこちらにした。

右は理一の勤務先の教習所での「何でそんなにむきになってんの」「・・・好きだから!!」のシーン直後の衣咲のプロフィール・カットから。二人の関係がようやく一歩前進する重要なシーンですが、勢いで年下の男に思わずコクってしまってからあせりまくるというこのシユチュエーションが何とも言えず、キス・シーンとかよりも全然ぐっときますね。


4巻(第7・8話)

左は、第7話のラストにようやく出た主役のキス・シーンから。衣咲の言葉のおかげで、再度、人生の方向転換を決意できた理一が、衣咲に「じゃ、何かお礼してよ」と冗談まじりに言われて思わずキスをしてしまい、その後、再び立ちあがってのキスというシーンだが、ここにも何話か前に以外と複線がしっかりと貼られていたりする。理一と衣咲、その他何人かで例の居酒屋で飲んでいた時の衣咲のセリフ「ふつうキスは2度はするもんでしょ、・・・1度目は相手に受け入れてもらえるか、探りを入れるキス。それで脈があったら2度目はちゃんとしたキス・・・」が、果然ここで意味深いものになってくるのである。

右は第8話ラストの問題のシーン。この回の中盤で、お互いに前回のキスは気の迷いだったとばかりに無理やり納得しようと話している際、「っていうか、酔った勢いでやっちゃうってのもありえないし」とか言い合っていたのに、ラストになって衣咲と理一がグデングデンになるまで居酒屋で飲み、もう1軒行こうと2人で道端ではしゃいでいた直後の、目が覚めて2人揃って「やってしまった」という顔つきで固まっている状態のシーン。

この作品は(「ハケンの品格」もそうだったが)ドラマと同時進行のエンド・クレジットが流れ終わっても、ラストまで1分程まだドラマが進行する構成をとっている回が多かったが、エンド・クレジットが流れ始めれば、誰でも「ああ、この回はこの流れで最後締めて終わるんだな」と気を緩めるものだから、この回のこの構成にはやられました。実際、酔っ払った2人が夜道で騒いでるシーンから、いきなり無音声のこのカットが現れた時は、マジでビビリました。
おまけに、ふっ・・・ふかっちゃんの口から、(下着が理一の足下の床に投げ捨ててあるので)「・・・とりあえず・・・パンツを取ってくれませんか・・・」なんて言うセリフが飛び出した次の瞬間、床に乱雑に投げ出されている下着のカットが飛びこみ、小道具の衣裳と判ってはいても、思わず「どの下着だ!!」とばかりに身を乗りだして画面を凝視してしまったのは私だけではないはずだ。


5巻(第9・10話)

右のカットは、第9話にて理一と衣咲が居酒屋でケンカしてしまうシーンから。アパレル企業に勤める衣咲は、新規立ち上げのブランドとは言え、結婚もしていない自分があつかう分野としては不本意であったキッズ・ブランドの店長という新しい移動先にもようやく愛着がわきはじめ、やっとこの仕事で頑張ってみようと思った矢先、海外事業部の契約の不手際から、取引先ブランドの本国から送られた来た人間に店長の座を奪われてしまう。更にブランド本社の方針に不服を述べた為、プロジェクトから外され、当面は管理部にて倉庫での在庫整理という冷や飯を食わされる羽目になる。そんな時に、自分が背中を押したとは言え、夢に向かって充実した生活を始めた理一の語る言葉に苛立ちを覚えた衣咲は、判ってはいても、つい憎まれ口を吐いてしまう。更に脚本製作の為に入った別荘での合宿に、理一の元カノ・歩美もいた事を知っていた衣咲は、些細な言葉の行き違いから来る諍いを、歩美への嫉妬心を吐露する愚痴へと発展させてしまい、ついにはアレはどうせ一夜の過ちだったんでしょと問いかけてしまう。
「頼むから俺の話しもちゃんと聞いてくれよ!」
「そっちだって聞いてくれなかったじゃない・・・聞こうとしても、何も言わずに(あの朝)出て行っちゃったじゃない・・・アレは何も無かった事にしてくれって事でしょう?・・・」
その言葉を口にした直後、「そうじゃない」と言って欲しいとの期待と不安を滲ませながら、涙目で探るように横にいる理一の方を伺うという一瞬のカットがこれです。

左のカットは第10話、理一の兄・英介のバーでのシーンから。管理部に回されて落胆していた衣咲は、理一に対するやせ我慢から、もう仕事は辞めたと嘘をつく。理一は「俺には諦めるなと言っておきながら・・・」とまた諍いが始まり、2人の関係の溝が更に深まってしまう。けど2人とも離れた席に移った相手の事が気になり、(ドラマでは定番のシュチュエーションですが)互い違いに横目で相手を伺っているというシーンからのカット。最初はこのカットではなく、この回終盤に理一にハグされる衣咲のクローズ・カットを置いてみたが、何となくこの巻のカットは2つとも寂しげなふかっちゃんのカットで統一しようと思いこちらにしてみた。両方とも薄暗い店内のカットで白のバックに置くと暗さが強調されてしまうきらいがあったので、画像処理ソフトにて5%程明度を高くしてみた。


6巻(第11話)

両カットとも第11話ラストのクライマックス・シーンからのカット。ほんとはエンディングにみせる2人のぎこちなさが切ないスローダンスのカットでも入れようかと考えたのだが、所有している動画再生ソフトのキャプチャー機能では、上手くピントが合っていて、かつ2人をうまい角度で映しているフレームを捉えられなかったし、途中からはエンド・クレジットが入って来てしまったので、結局、ベタではあるが、ご覧の様な一番オーソドックスな手法で無難にまとめてみました。
理一が衣咲に「本当はこんな事、先に言っておかなきゃならなかったんだけど・・・順番もめちゃくちゃになっちゃったけど・・・(この後のセリフはこっぱずかしくてとても書けません)」と自分の気持ちを伝えた時のカットと、衣咲が涙ぐみながら返した非常に気の効いた決め台詞・(理一と初めて交わしたものと同じ言葉)「順番・・・、守ってくださる?」のカットに落ち着いた。
この様な、主人公が冒頭とエンディングで同じセリフを異なるシチュエーションにて語るという構成は、だいぶ前のハリウッド映画ではそれこそまたか思う程繁雑に用いられた手法で、さほど目新しいものではない。ただ日本のドラマにおいては、パクッてもベタなだけに感じられたのか、それ程用いられていなかった様に思えるが(私が知らないだけなのかもしれないが)、日本のドラマで久しぶりに観た手法だけに新鮮に感じてしまった。
う〜ん、私もマックで「さっきアップル・ティーを頼んだんだけど、これはローズヒップ&ハイビスカスなんで取り替えてもらえます?」って横入りしてみようかしら(無論、できればふかっちゃん似のカワイイ娘が並んでいる時に)って夢想してしまう今日この頃です。